死を意味する花の花言葉25種類をご紹介|贈るときには要注意！

贈り物に花束をプレゼントすることは洋の東西、古今を問わず定番です。愛らしく咲き誇る花々とともに花言葉を添えて贈ることでプレゼントの印象はより高まります。

花言葉は「愛情」や「感謝」などのシンプルなものから、「私を思って」「あなたを大切にします」などのロマンチックなセリフのようなものまでさまざまです。

しかし、意外に知られていませんが花には「死」を意味する花言葉もあります。間違ってそんな花を贈ってしまうとたいへんなことになってしまうので、知識として身につけておくことが大事です。

それでは「死」を意味する花言葉を25選にして紹介します。美しい姿の花でも花言葉に「死」という意味が込められていることを知るとショッキングなものです。

花は私たちの生活に欠かせないものですが、花言葉を知ることは花の価値を十にも百にも広げてくれます。花言葉の意味を理解することは花を選び際にとても重要なのです。

それでは「死」を意味する花言葉の花25選を見ていきましょう。誕生花の情報などと照らし合わせながら、花の種類を抑えておきましょう。

白く可愛らしい小粒の涙のような花を咲かせることから「スノードロップ」の名前がつけられました。その名前と姿に反して花言葉には「あなたの死を望みます」という怨念めいたものがあります。

この花言葉の由来は、イギリスのとある農村地方の言い伝えであることがわかっています。ある若い女性が恋人の死を悼み胸に花を手向けると、恋人の肉体が雪のしずくのように溶けて消えたことから、この花は死の象徴とされたということです。

このことから可愛らしい姿のスノードロップでも、家に持ち込むことで不幸を招くと考えられてきました。「あなたの死を望みます」とは伝説由来の花言葉です。

キリスト教ではイエス・キリストが磔にされた十字架はこのイトスギで作られたものであると伝えています。そのことからイトスギには「死」という花言葉が与えられました。

イトスギは「死」の他に「絶望」や「哀悼」という花言葉も持ちます。ギリシャ神話ではイトスギは「悲しみの象徴」として捉えられています。そうした古来からの言い伝えがこのイトスギに暗い印象を与えているようです。

赤紫の小さな花が寄り集まって咲く姿が愛らしいハナズオウは「裏切りのもたらす死」という花言葉を持っています。なにやらドラマチックな印象を与える花言葉です。

この花言葉もやはりキリスト教が関わっています。このハナズオウは別名「ユダの木」とも言われており、ユダとはイエス・キリストを裏切った使徒の一人として登場します。

ユダはイエス・キリストを裏切ったことを後悔し、後に首を吊って自死を遂げますが、その時に縄を吊った木がこのハナズオウの木だったということです。

桑の実で有名なクワの花言葉には「共に死のう」というものがあります。この世で添い遂げられない恋をあの世で叶えようとして道連れを選ぶ心中を思い起こさせる花言葉です。

これはシェイクスピアの戯曲で有名な「ロミオとジュリエット」の題材となったギリシア神話が由来となっています。許されぬ恋に惑う恋人たちに訪れる悲劇にこのクワが登場するのです。

ギリシャ神話に登場するピュラモスとティスベの二人の若者は、許されぬ恋をはかなんで駆け落ちを決意し、二人はクワの木の下で落ち合う約束をしました。

しかし、先に来ていたティスベの前に血まみれのライオンが現れ、ティスベは被っていたベールをその場に残し逃げ隠れていましたが、遅れてやってきたピュラモスはティスベがライオンに食べられたと勘違いし自害してしまいます。

その後戻って来たティスベはピュラモスの死を知って後を追って死んでしまうのです。この話が心中の悲劇を描く名作戯曲「ロミオとジュリエット」の原型ですが、クワが印象的な舞台装置となったことで、この花言葉が与えられました。

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