大正時代の服装の特徴は?男性・女性別にファッションを紹介します!

大正ロマン、ハイカラという言葉を聞いたことはありませんか?大正時代の服装や風習はおしゃれと今でもされていますよね。そんな大正時代の服装はどんな特徴があったのでしょうか。和装と洋服が入り混じりはじめた時代です。男女別にご紹介していきます。

大正時代の服装の特徴は?男性・女性別にファッションを紹介します!のイメージ

目次

  1. 大正時代とはいつの時代?
  2. 大正時代の男性の服装は動きやすい服装へ
  3. 大正時代の女性の服装の移り変わり
  4. 大正時代の服装でモダンボーイ、モダンガール
  5. 大正時代の流行の服装とヘアスタイル
  6. 大正時代の女学生の服装は?
  7. 大正時代の男子学生の服装は?
  8. 大正時代の男性の和装の服装
  9. 大正時代のマントは服装としてかなり種類があった?
  10. 大正時代の女性のヘアスタイル
  11. 大正時代の女性の着物の服装
  12. 大正時代の服装と装飾品
  13. 大正時代の女学生の服装の変化
  14. 大正時代のモガと呼ばれる女性の服装の特徴
  15. 大正時代の服装はどこの影響?
  16. 大正時代の服装に合わせたメイク
  17. 大正時代の服装に合わせたイヤリングが登場
  18. 大正時代の女性の着物の服装の変化
  19. モダンボーイの服装の特徴
  20. 大正時代のファッションは今でも通用する

大正時代とはいつの時代?

大正時代は明治と昭和に挟まれていて、1912年から1926年まで続いてわずか14年しかなく、日本の中でも一番短い年号の時代です。日本史や教科書などで学校で習う事も少なく、あまり記憶がないかもしれませんが、大正時代は服装を始め、食事もがらりと代わり、色んな風習が激動した時代だったと言われています。

この時代の特徴はというととにかく西洋文化が日常生活に入り混じり始める時代でした。カタカナ、飲み物、食べ物など明治時代とはガラリと変わり、車などの乗り物も公共の場で見る機会が多くなりました。自転車が作り出されて人々が乗るようになったのもこの大正時代からです。食べ物もビーフシチュー、カレーライス、オムライス、パスタなど今までの日本では考えられないような文化がたくさん増えました。

大正時代の男性の服装は動きやすい服装へ

明治時代では和装である着物が主流でした。大正時代になると動きやすいようにと警察官、貴族、学生を始めとした男性の服装が和装の着物から洋服へと変わっていきます。学生の学ランも大正時代から変わりました。動きやすく、床を擦らなくて走りやすいという事で警察官の服装から変わったと言われています。

和装の着物から洋服へと切り替えてスーツに吊りバンド、ネクタイという服装が流行り、この服装をしている人は大正時代をテーマにした映画やドラマなどでもよく見かけますよね。髪型も七三に分けて、ポマード、椿油などで固める髪型が流行りました。今見てもとても清潔感がありますよね。

スーツにハット、蝶ネクタイに丸メガネという服装が大正時代の男性の中ではとても流行しました。大正時代の中期になるとこの服装は一般的になり、ほとんどの人がこういう服装をしていました。ベストをきちんと着ることで清潔感、きちんとした正装という感じを出していました。男性はまだ洋服という洋服の種類はありませんでした。

大正時代の女性の服装の移り変わり

大正時代の服装の変化は男性よりも女性の方ががらりと変わりました。女性は大正時代中期になると和装である着物を着崩して自分なりにアレンジしたり、派手な柄の着物を着たり、流行り始めた洋服を着たりなどファッションや化粧を楽しんでいました。洋服も黒などは少なく、色がついた洋服が流行していたそうです。

男性は外出するときは和装である着物、仕事のときは洋服など切り替えている人が多かったですが、女性は仕事の時も外出時も気分によって和装と洋服を着ていたそうです。貴族の使用人の服装であるメイド服は大正時代から取り入れられたものです。

大正時代の服装でモダンボーイ、モダンガール

大正時代、ハイカラ、大正ロマン、モダンボーイ、モダンガールという言葉がありました。モダンボーイ、モダンガールというのは服装を洋装にしている若い世代の男女の事を指します。大正時代の特徴はとにかくカタカナや西洋文化が取り入れられる時代でした。モダンボーイは服装だけではなく、スーツに吊りバンド、革靴など洋服を取り入れ、髪の毛もきっちりと纏めた髪型をしておしゃれに気を使っている男性のことを指します。

モダンガールとは髪の毛を短くショートカットにして、カチューシャや帽子、ワンピースなどの洋服を着て、おしゃれを楽しんでいる女性の事を指します。明治時代までは髪の毛が長い事が女性の証とされている事に対して、大正時代になるとおしゃれとして長かった髪をばっさりとショートカットにするという事が流行ります。

大正時代の流行の服装とヘアスタイル

大正時代のファッションと共に流行したのが女性のヘアスタイルの変化です。今でいうショートボブにしたり、和装のときは耳隠しと言われる耳を出さないまとめ髪にしてポマードなどで下の部分を重く固めたり、コテなどでウェーブをつけて髪の毛を纏めたりするヘアスタイルが流行しました。特に耳隠しは画期的な髪型として特徴を残しています。今はショートボブは当たり前ですが、耳隠しを和装の機会などでやっても可愛いですね。

ハットや髪飾りなどもとても流行っていて、洋服のときはコテでつけたウエーブにハットを被ったりカチューシャなどをしたりなど、今でも流行っているヘアスタイルを大正時代の女性はやっていました。そして、洋服だけでなくまだ和装で着物を着る機会があった女性は耳隠しやふくら髪などしてプラスチックなどの可愛いかんざしをしておしゃれを楽しんでいました。この時代のファッションの特徴は今でいうモダン、レトロというのは大正時代から来ているぐらいです。

大正時代の女学生の服装は?

大正時代の女学生の服装といえば、今も卒業式シーズンになるとよく目にする着物と袴の服装です。そして、黒か茶色の編み上げブーツに髪の毛は下ろして半ポニーにしたり、ポンパドールなどのヘアスタイルにして、きんちゃくを持って登校するというファッションが流行りました。卒業式シーズンになるとこのファッションはよく見ますよね。それぐらい長く続いているファッションは大正時代からあったものなんですね。

今も色鮮やかで可愛い柄のある大正時代からある女学生のファッションですが、色とりどりで鮮やかで可愛い着物は今だからこそというわけではありません。大正時代からそういう可愛くておしゃれで色鮮やかな柄の着物はたくさんありました。大正時代の女学生はこの姿で体育をすることもあったんですよ。動きにくいと思いますが、それでもこのファッションが制服という事だったんですね。

大正時代の男子学生の服装は?

大正時代の男子学生の服装というと学ランがこの時期からできました。そして、男子学生は夏でも冬でも学ランに下駄か編み上げブーツ、冬だとハットにマントというファッションをしていました。大正時代の男性の中でマントがとても流行り、今でいうコートやポンチョの代わりだと言われています。風除けになったり、マフラーとしても使えたりと防寒対策になったそうです。

夏でも冬でも下駄というのは少し今では考えられませんよね。ただ、その名残として、昭和の男子高校生は学ランに下駄を履いて登校するというファッションの特徴が残っていたそうです。今でも校則で学ランに下駄で登校を禁止すると校則に書かれている学校もあるみたいです。それぐらい大正時代のファッションの特徴というのは色濃く残っているという事ですね。

大正時代の男性の和装の服装

大正時代の男性の和装時の服装の特徴と言えば中に来ている白シャツにマントです。これが最先端のおしゃれとされていて、今も大正時代を取り扱った漫画やドラマ、映画などでこのような着物の中に白シャツ、マントを羽織って丸メガネというファッションをしている事が多いです。これにハットを被ったり、ベレー帽を被ったりして男性もファッションと髪型のおしゃれを楽しんでいました。

また、マントや下駄だけではなく、着物にマフラーなどの装飾品をつけることもあったそうです。着物に袴ということもファッションとして着ることもあったそうなので、男性は男性なりに和装の着物を着崩してファッションを楽しんでいたんですね。明治時代は男性も服装の自由があまりなかったので色々なものが画期的とされている特徴があります。

男性は洋服でこそあまりマントを羽織ることはありませんでしたが、和装となると防寒のためにということと、おしゃれを楽しむということで着物の上にマント、男子学生だと学ランの上からマントという形で着崩しの中にきっちりとした感じを出すというおしゃれをしていたんですね。マントを羽織ったり、マフラーをしたり、革手袋をしたりと男性ならではのおしゃれが垣間見えます。

大正時代のマントは服装としてかなり種類があった?

大正時代の男性の服装の特徴ともいえるマントですが、一口にマントといってもたくさんの種類がありました。主に一般的なマントとされているのがとんびコートと言われるマントでした。物語に出て来そうなフード付きのマントもありました。学ランだとバンカラマントというのが一般的でみんな学ランにバンカラマント、学生帽に下駄という感じでコーディネートを楽しんでいました。

一般的な職業の男性のコーディネートは立て襟コートというマントが主流でかっこよくコーディネートをしていました。今の男性のコートはマントが起源なんですね。そのぐらい大正時代の男性のコーディネートというのは今の時代のファッションに通じるものがあるアイテムがたくさんあります。今の時代で大正時代のファッションをしていてもかっこいいですよね。

大正時代の女性のヘアスタイル

大正時代の和装である着物の時に流行った耳隠しというまとめ髪をご紹介します。耳隠しは耳を隠すまとめ髪のヘアアレンジで、大正時代の20代から40代ごろまでの女性に流行ったヘアスタイルとされています。今の時代でも和装の時にやっている若い人は多く、このヘアスタイルにカチューシャやかんざしなどをつけて遊び心を出していたと言われています。

明治時代から大正時代の女学生に流行ったと言われているマガレイトというヘアスタイルです。これに女学生の着物、袴、編み上げブーツで登校している女学生が多く、今見てもとても清楚で可憐なヘアスタイルですよね。モダンガールが流行っていたなか、髪を切る勇気がなかった女性などが長い髪をアレンジして楽しんでいた時代です。

ショートボブの他にもモダンガールや女学生を卒業した若い女性の間で流行ったのがフィンガーウェーブです。今と違い、コテで巻いてボリュームを出すという事ではなく、コテでボリュームを作るといったところです。このヘアスタイルに大正時代は基本黒髪ですので、目隠しネットがついた帽子などを被ったりしてモダンガールとしておしゃれを楽しんでいました。コーディネートに合わせてヘアスタイルも変えていたんですね。

大正時代の女性の着物の服装

大正時代は明治時代と違い、女性がだいぶ明るく、表にも出るようになりました。今までは女性は大人しく控えめで着物の色も鮮やかなものが少なく、きっちりと着物を着崩さずに着ておしゃれと言われている時代だったので、大正時代になり、女性も着物を着崩したり、着物だけでなく小物を使ったりなどしてアレンジをしておしゃれを楽しんでいました。

今まではヘアスタイルも着物もきっちりと着こなしていて、あまり遊び心をファッションに表せなかった女性たちが大正時代になると小物や色とりどりで鮮やかな着物を着て、街中を歩くようになります。そして、大正時代と言えば女学生が有名ですよね。ハイカラと呼ばれる言葉は大正時代の女学生からきた言葉です。西洋文化が取り入れられ始めた時代なので装飾品などもたくさんあり、女性のコーディネートの幅を広げていました。

大正時代の服装と装飾品

大正時代は装飾品もとてもいろんなものが出てきました。西洋文化が取り入れられて、様々な宝石やかんざし、イヤリングなど今まで一般の女性が見た事のないようなアクセサリーが一般にも出回るようになりました。今の時代と違うのは小さい宝石ではなく、大ぶりな宝石をふんだんに使うことでアクセサリーとされていたみたいです。

今見てもとても綺麗なアクセサリーですよね。この大ぶりな宝石のついた指輪はネックレスなどは和装である着物や洋服の時でも関係なくつけていたらしいです。それでも大正時代の女性はアクセサリーや髪飾り、小物をたくさん揃えて、その時の着物の色やヘアスタイル、洋服の時などファッションのコーディネートに合わせておしゃれをしていたんですね。

■参考記事:かんざしの普段使いがおしゃれ♪

かんざしを普段使いしよう!洋服に合うヘアアレンジ紹介!

大正時代の女学生の服装の変化

大正時代の女学生は袴姿が一般的でした。大正時代中期からセーラー服が流行します。袴からセーラー服に制服が変わっていく学校が増え、それに伴い、靴や小物、制服の着崩し、髪型なども変わってきます。袴姿の時とは髪型は違い、三つ編みなどもこの時代から流行り始めます。制服の変化と共に髪型もコーディネートに合わせて変化するのは大正時代の特徴ですね。

大正時代後期になるとセーラー服が流行ったのと同時に体操服まで変化がありました。ブルマと言われている体操服を聞いたことありますか?ちょうちん型の短パンと思われていますが、これはブルマの進化型ということになります。ブルマの起源は大正時代の後期から出始めた足首まである長さのちょうちん型のブルマが最初と言われています。

上はセーラー服のままで、ちょうちんズボン型のブルマを履いて体操をしていたと言われています。今考えるととても不思議な格好ですが、当時は女性は運動というものをあまりすることがありませんでした。それが女学生は体育ということで軽めの運動が必要だということで、そのちょうちん型ブルマという服装で平均台などの軽めの運動をしていたとされています。

大正時代のモガと呼ばれる女性の服装の特徴

モダンガールと言われている女性の事をモガと呼ばれていました。略語は大正時代からあったんですね。モガと言われているモダンガールの服装の特徴はどんなものがあったのでしょうか。明治時代には女学生のようなきっちりと清楚という印象が強かった女性の服装ですが、大正時代になり、洋装といえばドレスコードというのが変わってきて、一般的にも洋服を着るようになります。

モダンガールの服装で一般的なのは少し丈が長めのスカートやワンピースがモダンガールたちの間ではおしゃれとされていました。それにクロッシェと言われている帽子を合わせるのが大正時代のモダンガールたちの間ではとても流行っていました。

髪型はフィンガーウェーブやショートボブで、フィンガーウェーブは和装の耳隠しの時の応用ともされていて、女性たちの間では画期的でとても流行りました。それにパールのロングネックレスやレースの手袋を合わせたコーディネートをすることで若者たちはモダンガール、通称モガとしておしゃれを楽しんでいたんですね。

大正時代の服装はどこの影響?

モダンガールのファッションやコーディネートのセンスはどこから取り入れられたものかと言われるとアメリカで1920年代に流行ったフラッパーガールやジャズエイジといったファッションのコーディネートからきているものと言われています。フラッパーガール、ジャズエイジという服装の特徴は高級感があり、とても上品でラグジュアリーな特徴をもったコーディネートファッションの事です。フィンガーウェーブなどもアメリカの1920年代のフラッパーガールからきています。

アメリカでもフラッパーガールのファッションコーディネートというのは新しい女性の文化としてとても流行っていました。日本ではそれの影響を受けつつ、日本人の女性らしい奥ゆかしさのモダンを取り入れて、モダンガールのファッションコーディネートが完成して、それが日本で流行ったということになります。モダンガールというのは大正時代の日本発祥のファッションコーディネートなんですね。

大正時代の服装に合わせたメイク

今ではメイクの一般的ともされているアイシャドウですが、アイシャドウは大正時代が始めとされています。モダンガールには青や紫など今ではブラウンが一般的なアイシャドウですが、大正時代にはブラウンのアイシャドウは流行しないで、青や紫、赤などはっきりとした色のアイシャドウをグラデーションではなく単色のみで瞼に色をつけるというのが流行しました。

アイシャドウだけでなく濃いめのチークや口紅などもとても流行しました。今のメイクと違い、色が多かったわけではない時代なので、口紅、チークはほぼ赤のみの色で構成されていました。ただ、髪の毛の色が黒で、モダンガールのファッションと赤い口紅やアイシャドウ、チークなどのメイクはとても映えました。

大正時代の服装に合わせたイヤリングが登場

大正時代になると今までは考えられなかったイヤリングというものが流行します。それまでは耳たぶに何かアクセサリーをつけるというものがなかった時代なので、大正時代の服装はファッションやコーディネートだけでなく、色々な装飾品でも影響を受けて変わっていきました。

今の時代と違い、ピアスはもちろんありません。耳たぶに穴を開けるということがなかったので、耳たぶに挟むという形でイヤリングというものが誕生しました。そのイヤリングも指輪やネックレスなどとは違い、あまりやっている人は多くはありませんでした。そして、イヤリングは大粒の宝石のイヤリングが多かったです。

■参考記事:耳が痛くならないイヤリングの付け方は?

イヤリングの正しい付け方は?位置やネジ式のやり方も!【痛くない】

大正時代の女性の着物の服装の変化

女性の着物で一番変わったという特徴は今まで明治時代などでは考えられなかった派手な柄の着物が流行ったことです。それに加えてつけ襟やスパンコール、ビーズ、刺繍などの遊び心が施された着物がとても流行りました。帯も結び方が明治時代などから変わり、色々な帯の締め方がありました。

今でもモダンな着物やレトロな着物などが流行っているのは、やはり大正時代の女性のファッションコーディネートのセンスが今の時代ともあっていて、それがいつの時代にも通用するようなコーディネートをしていたということですね。今と違うアイテムや柄、メイク方法などがあるのにいつの時代にも通用するファッションというのはすごいですね。

モダンボーイの服装の特徴

モダンボーイの服装の特徴はというと和装だと着物に白シャツ、マント、丸メガネの書生スタイルがとても流行っていました。モダンガールと同じでモダンボーイも略されモボと呼ばれていました。丸メガネは伊達眼鏡であることが多く、今の時代でも度が入っていない伊達眼鏡をかける人は多いですよね。今の時代とも同じで取り入れられるというのはすごいですね。

■参考記事:丸メガネが似合う顔の特徴は?

丸メガネが似合う顔の特徴って?【男女別解説】

大正時代のファッションは今でも通用する

いかがでしたでしょうか。モダンガール、モダンボーイ、ハイカラ、大正ロマンなど聞き覚えのある単語がいっぱいあったと思います。そして、大正時代はファッションの変化がとても大きかった時代とされています。今の時代も通用するようなファッションのコーディネートをしていた大正時代のコーディネートを参考にして、今も大正時代ファッションを楽しみましょう。

時代別ファッションについてもっと情報を知りたいアナタに!

50年代ファッションは可愛くて素敵♡是非参考にしたい!
花魁の髪型の結い方や種類は?ショートでも簡単にできる?
平安美人の顔立ちとは?平安時代の美人はあまり美人じゃなかった?

関連するまとめ

人気の記事
人気のあるまとめランキング
新着一覧
最近公開されたまとめ