腸内環境を整えてくれる食材として知られるヨーグルト。実はパックに使うと肌の調子を良くしてくれることでも話題になっています。この記事では、ヨーグルトを使ったパックの効果や基本的なやり方、パックをする時の注意点などを詳しく紹介します。また、ヨーグルト以外の食材を使ったパックも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
美肌効果で話題のヨーグルトパックとは?
腸の働きを良くしてくれるヨーグルトは、パックに使うとざらつきやくすみなどの肌トラブルを解消してくれると話題に。ここでは、ヨーグルトパックについて、その魅力を紹介します。
ヨーグルトパックとは
ヨーグルトパックとは、無糖のヨーグルトを使って行うパックのことです。市販の無糖ヨーグルト、はちみつや小麦粉など、低価格で手に入りやすい材料を使ってできるセルフケアとして人気です。肌の乾燥を抑えたり、くすみをはらったりなど、肌に良い効果があることで話題となっています。
ヨーグルトパックの魅力
ヨーグルトには、ピーリング作用があるアルファヒドロキシ酸(AHA)という乳酸が含まれています。また、ヨーグルトから出るホエーにはアミノ酸が豊富に含まれていて、シミの原因となるメラニンの生成に関係するチロシナーゼの活性化を防ぐ働きがあります。
そのためヨーグルトパックは、AHAとホエーの相乗効果で、肌に負担をかけずに古くなった角質を取り除き、くすみのない、透明感のある健康な肌へと導いてくれるでしょう。
また、ヨーグルトには乳酸菌も含まれているため、雑菌の繁殖を防いだり、肌荒れやニキビを予防したりといった効果も期待できます。
ヨーグルトパックの注意点
美肌に導いてくれるヨーグルトパックですが、その効果を発揮するためには注意しなければならない点があります。ここでは、ヨーグルトパックをする時の注意点を紹介します。
無糖のヨーグルトを使う
ヨーグルトにはさまざまな種類がありますが、パックに使う際は必ず無糖タイプを選びましょう。加糖タイプは添加物が刺激となって、肌荒れを起こす可能性があります。
アレルギー反応に気をつける
ヨーグルトパックには、特定原材料7品目である「乳」「小麦」が含まれているため、アレルギーのある人は特に注意してください。
肌が弱い人はヨーグルトが刺激となる可能性もあるため、パッチテストを行うようにしましょう。腕の内側など、肌のやわらかい部分にパックを少量塗り、10分ほど放置して問題がないか確認します。赤みやかゆみが出た場合は、すぐに使用を中止してくださいね。
賞味期限切れのヨーグルトは使わない
パックだからといって、賞味期限の切れたヨーグルトは使わないようにしましょう。開封したヨーグルトは雑菌が繁殖している可能性があるため、トラブルを引き起こす場合もあります。パックと食用の両方に使うために、大きめサイズを購入するのも良いですが、賞味期限のチェックは欠かさないようにしてください。
1回分ずつ使い切る
ヨーグルトパックは食品を使っているため、1回分ずつの使い切りです。使いまわしや作り置きは傷みやすく、衛生的にも良くありません。少し面倒でも1回分ずつ作るようにしましょう。
脂性肌の人は部分使いをする
脂性肌の人がヨーグルトパックをすると、顔全体がテカった印象になることがあります。そのため、パックをする時は顔全体ではなく、シミやくすみの気になる場所だけに使いましょう。
すぐできるヨーグルトパックの作り方とやり方
保湿効果や美白効果があると言われるヨーグルトパック。ここでは、ヨーグルトパックの作り方・やり方を紹介します。実際に試してみようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ヨーグルトを使ったパックの作り方
①基本のヨーグルトパック<1回分>
無糖ヨーグルト大さじ2と、はちみつ大さじ1を良く混ぜ合わせます。やわらか過ぎると垂れてしまうため、小麦粉を適量入れて固さを調節しましょう。保湿力のあるヨーグルトにはちみつを混ぜることで、さらに保湿力を高め、紫外線や冷房などによる乾燥から肌を守る効果が期待できます。
②ニンジンヨーグルトパック<1回分>
無糖ヨーグルト大さじ2と、小さめのニンジン1/2本をすりおろして混ぜ合わせれば完成です。日焼けした肌に効果的とされています。
➂ホエーパック
ヨーグルトの上ずみ液であるホエーをコットンに染み込ませ、肌にのせてパックします。肌のターンオーバーを促したり、ニキビを予防したい時におすすめです。
ヨーグルトパックのやり方①基本
基本的なヨーグルトパックのやり方を紹介します。
- パックの前に洗顔を済ませ、肌をきれいな状態にする
- 顔全体を包み込むように、ヨーグルトパックをのせる
- 10分ほど放置したら、こすらないようにぬるま湯で優しく洗い流す
- 最後に普段と同じスキンケアで仕上げる
ヨーグルトパックを行うのは、朝でも夜でも好きなタイミングで問題ありません。使用感は穏やかでもピーリング効果があるため、毎日行うと健康な角質まで取り除いてしまうことも。肌に負担をかけないために、ヨーグルトパックは週に1回程度がおすすめです。
ヨーグルトパックのやり方②肌悩み別
肌の悩みは人それぞれです。そこで、肌の悩み別ヨーグルトパックのやり方を紹介します。
<アンチエイジングもしたい人>
アンチエイジングをしたい人は、ヨーグルトにココアを加えましょう。ココアには活性酸素から肌を守り、ターンオーバーを促進する効果が期待できます。また、ココアの香りでリラックス効果が得られ、ストレスの軽減にも役立つはず。
<鼻の黒ずみをとりたい人>
ヨーグルトパックをのせた後、パックが渇いてきたら中指と薬指の腹を使って、鼻の周りをくるくると優しくマッサージをしましょう。パックが毛穴の汚れを吸着し除去してくれます。マッサージをする時は、力を入れて擦らないように注意してくださいね。
顔以外の肌もヨーグルトパックできれいに
ヨーグルトパックは顔以外の部位にも使うことができます。いきなり顔に使うのが怖い人は、まずは手や足から使ってみると良いでしょう。年齢が現れやすく、目につきやすい手の甲に使うと、くすみのない若々しい印象の手元に。また、くすみやシミが気になる腕や足などに使うのもおすすめです。
ヨーグルト以外の食材を使ったパック
ヨーグルト以外にも、フェイスパックとして使える食材があります。美白や保湿、アンチエイジングなど、その効果はさまざまなので、肌の状態に合わせて取り入れてみましょう。ここでは、おすすめの手作りフェイスパックを紹介します。
アボカドパック
栄養価が高く、豊富なビタミンが含まれるアボカドは女性から人気の食材です。アンチエイジング効果や保湿効果が期待できるので、美肌パックとしておすすめ。
フォークなどで潰してペースト状にしたアボカド大さじ1と、はちみつ小さじ1をよく混ぜ合わせて顔全体に塗ります。10分ほど放置してから、ぬるま湯で洗い流しましょう。
バナナパック
比較的安く手に入り、ダイエット食としても人気のバナナは、肌のターンオーバーを促してくれる食材です。さらに、美白効果のあるビタミンC、ニキビ予防をしてくれるビタミンB群も含まれています。
バナナパックをする際は、まずバナナ1本をフォークで潰してからはちみつ大さじ1と純カカオ小さじ1を加えてよく混ぜます。顔全体に薄く伸ばしたら10分ほど放置。その後、ぬるま湯でしっかりと洗い流してください。
米ぬかパック
美肌効果やアンチエイジング効果の高い米ぬかに、ふっくらとした肌に整えてくれる豆乳をプラスしたスペシャルパックです。
米ぬか大さじ2に小麦粉を少量混ぜ、豆乳を少しずつ加えて好みの固さに調整します。米ぬかは粒が粗いため、肌にのせるようにして顔全体に塗り広げましょう。10分放置してから、こすらないように優しくぬるま湯で洗い流します。小麦アレルギーの人は、酒粕で代用してみてください。
手軽にできるヨーグルトパックでしっとり肌を手に入れよう
ヨーグルトパックには、くすみの改善やニキビ予防、毛穴ケア、保湿、ピーリングなど、多くの美容効果が期待できます。また、新鮮なヨーグルトとはちみつ、小麦粉など、簡単に手に入れられる材料でできるのも魅力の一つです。
さらにアレンジ次第では、アンチエイジングや紫外線のダメージケアも行えますよ。手軽にできるヨーグルトパックを日々のスキンケアに加えて、肌の調子を取り戻してみませんか。
【こちらの記事も読まれています】