【フェムテックとは】女性を体の悩みから解き放つテクノロジー

【フェムテックとは】女性を体の悩みから解き放つテクノロジー

フェムテックとは、女性特有の問題や課題をテクノロジーの力で解消する商品やサービスのこと。ここ数年、日本でもフェムテックが注目を集めており、その市場も徐々に拡大してきています。本記事ではフェムテックの概要や、注目されている理由、フェムテック商品やアプリの例を紹介します。

フェムテックとは、女性特有の問題や課題をテクノロジーの力で解消する商品やサービスのこと。ここ数年、日本でもフェムテックが注目を集めており、その市場も徐々に拡大してきています。本記事ではフェムテックの概要や、注目されている理由、フェムテック商品やアプリの例を紹介します。

フェムテックとは

ヨガ中の女性と猫
これまであまり着目されてこなかった女性の健康問題にフィーチャーしたことで、世界中で注目を集めているフェムテック。ここ数年、日本でも市場を拡大しています。まずはフェムテックの概要やその背景について解説します。

女性の体の悩みを解決するもの

フェムテックとは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた言葉です。生理や妊娠・出産など、女性に特化した健康問題や生きづらさを、テクノロジーで解消する商品やサービスのことを指しています。
以前は、女性特有の体の不快感や悩みは我慢すべきもの、タブーなものという風潮がありました。しかし今、時代の変化とともにこれらを我慢せずに発信して良いという風潮になってきています。

フェムテックのカテゴリー

フェムテックは、いくつかのカテゴリーに分けられます。主な分類は以下の7つです。
  1. 月経
  2. 婦人科系疾患
  3. セクシャルウェルネス
  4. 不妊・妊孕性(にんようせい)
  5. 妊娠・産後ケア
  6. 更年期
  7. メンタルヘルス
これらは女性のライフステージに合わせたカテゴライズで、それぞれに特化した商品やサービスが生まれています。

フェムテックが注目される理由

笑顔の女性
実は、生理中の不快感を解消するための商品など、フェムテック製品は以前から開発されつつありましたが、それらが大きく取り上げられることはありませんでした。そして今、時代の変化とともにこれらの悩みを発信しても良いのだという風潮が生まれ、フェムテック市場が盛り上がりを見せています。ここではフェムテックが注目されるようになった具体的な理由について解説します。

理由①女性特有の問題の可視化

女性の性の課題や生理の悩みは、これまでタブー視されてきました。しかし最近になって、#metoo運動にあるように、多くの女性が声をあげられる風潮になりつつあります。そのため、これまで発信することが躊躇されがちだった女性特有の悩みが、少しずつ可視化されるようになってきました。
また、2021年には日本でも不妊治療に関する助成拡充が進むなどの動きが見られます。フェムテックが課題解決を後押しする存在として、注目されているのです。

理由②テクノロジーの進化

近年のテクノロジーの進化も、フェムテックを後押ししています。テクノロジーの力で、女性の健康問題に限らず育児サポートや病気の予防など、さまざまな社会課題が解決されています。これは情報をデータ化することで、根本的な解決策を正確に、そして効率的に導き出せるからです。
今後、フェムテックがさらに浸透し、医療機関と連携してより多くのデータを収集蓄積するようになれば、アプリ上で体の悩みを医師に相談できるようになるかもしれません。

フェムテックで解消できるかもしれない、女性が抱える問題

窓の外を見つめる女性
フェムテックにさまざまなカテゴリーがあることを見ればわかるように、女性の抱えている悩みや課題は多岐に渡ります。ここでは、フェムテックで解決できるかもしれない代表的な女性の悩みや問題を紹介します。

生理痛や生理による不快感

日本では、ナプキンによるムレ・かゆみなどの不快感や、生理痛は仕方ないものと考える女性が多いようです。ピルを服用することで生理痛の軽減やPMSの改善が期待できますが、日本では普及していないのが現状。諸外国ではピルを薬局で購入できるのに対し、日本では処方箋が必要でハードルが高いのも、ピルが普及しない理由の一つと言えるでしょう。
また、ナプキンの代わりとなる生理用品もあるものの、そもそも知識がない女性が多いのが実情です。

更年期障害によるパフォーマンスの低下

女性は40代になると、性ホルモンの分泌量が急激に減少。この影響で、更年期症状が起きるとされています。更年期障害は個人差があるものの、ほてりや発汗、手足の冷え、気分の落ち込み、不眠などの症状が現れるのが一般的です。これらの不快感により生まれる経済的損失は大きく、なかには更年期障害を理由に退職を選択する女性もいると言われています。

妊娠・出産と仕事の両立

女性にとって、いつ子どもを産むのかはとても大きな問題です。出産適齢期と仕事で波に乗る時期が重複しているため、産み時に悩む女性も多く見られます。子どもがなかなか授からなかった場合に不妊治療を行う夫婦もいますが、多くの女性が不妊治療と仕事の両立は難しいと考えています。

フェムテック商品やアプリの事例

3人の笑顔の女性
女性が抱える心と体の問題を解決するフェムテックには、さまざまな商品やサービスがあります。今注目を集めるフェムテック商品やアプリの事例を紹介します。

月経カップ・吸収型サニタリーショーツ

月経カップは、折りたたんだ状態で膣内に挿入して、中でカップを広げて使用する生理用品。カップの中に経血が溜まる仕組みです。カップは使用後に洗浄し、何度も繰り返し使えます。生理中にどれ位自分の体から血が出ているのかわかり、毎月の生理の状態や体調の確認も可能です。
その他、ショーツと生理用ナプキンが一体型になっている、吸収型サニタリーショーツもあります。特殊な加工をした生地が、タンポン2本分くらいの経血を吸収してくれます。ナプキンを使わないので不快感が少なく、かぶれやかゆみの問題も減ると好評です。

骨盤底筋トレーニングデバイス

妊娠や出産、加齢によって、女性の骨盤底筋は衰えやすいと言われています。骨盤底筋の衰えは、尿漏れや頻尿の原因とも。そこで活用したいのが、骨盤底筋を鍛えるトレーニングができるデバイスです。膣内に挿入した小さなキットがアプリと連動して、骨盤底筋を絞めるトレーニングができます。

月経周期管理アプリ

女性が生理日を記録・管理できるアプリは、フェムテックサービスとして良く知られた存在で、多くの女性が利用しています。月経周期を記録することで次の生理日を大まかに予測したり、排卵日を予想したりできます。
さらに、妊娠中の体の記録も可能です。月経周期管理アプリは、女性のリズムに合わせ、自分らしく生きることを応援するサービスと言えます。

卵巣年齢セルフチェックサービス

自分の妊娠する力を、自宅で検査できるキットがあります。卵巣に残っている卵子の数の目安を調べ、卵巣が何歳相当であるかを測定するものです。検査方法は、ほんの少し採血するだけと手軽。子どもを授かりたい女性にとって、自分の妊孕力(にんようりょく)、すなわち妊娠する力を知るきっかけとなります。

フェムテックは女性が生きづらさを解消するための第一歩

海の前で手を広げる女性
日本でも徐々に市場を広げつつあるフェムテック。女性の抱える問題を社会全体で解決する動きは、女性がより一層社会で輝くための第一歩となるでしょう。女性が自分の体と心に向き合って毎日を快適に過ごせる社会は、もう目の前まで来ているのかもしれません。
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