記事の目次
- 1.男性恐怖症とは
- 2.男性恐怖症の原因
- 3.【男性恐怖症の原因】①幼少期に男の子からいじめられた
- 4.【男性恐怖症の原因】②暴力的な家庭環境
- 5.【男性恐怖症の原因】②性的暴行やいやがらせを受けた
- 6.【男性恐怖症の原因】③セクハラ
- 7.【男性恐怖症の原因】④過去の恋愛経験
- 8.男性恐怖症になりやすい人
- 9.男性恐怖症の主な症状
- 10.男性恐怖症の特徴
- 11.【男性恐怖症の特徴】①男性と目を合わせられない
- 12.【男性恐怖症の特徴】②男性っぽい女性も苦手
- 13.【男性恐怖症の特徴】③男性との空間でいられない
- 14.【男性恐怖症の特徴】④接触するだけで鳥肌が立つ
- 15.【男性恐怖症の特徴】⑤アニメのヒーロー好き
- 16.男性恐怖症かどうかをチェックする方法
- 17.男性恐怖症は克服できる?
- 18.【男性恐怖症の克服法】①認知行動療法
- 19.【男性恐怖症の克服法】②自立訓練法
- 20.【男性恐怖症の克服法】③周りの理解と協力
- 21.まとめ
でも、この症状を克服したいと思っている人がはたくさんいます。
恋愛や結婚の為だけではなく、症状が重い人は仕事も出来ず、ただただ苦しい思いをして過ごしています。
そこで無理して、男性との接し方を変えようとすると、却って心理的ストレスを抱えることになり兼ねませんので、適切な対処が必要です。
そこで、男性恐怖症の克服法や接し方について、いくつかご紹介します。
【男性恐怖症の克服法】①認知行動療法
男性恐怖症の克服法の一つとして、認知行動療法という方法があります。
この方法は、一種の心理療法で、男性恐怖症の克服だけではなく、多くの心に障害を持つ方への克服法として注目されています。
ものの見方や受け取り方の事を「認知」と言います。
この認知を書き換えていく事で、心理的ストレスを軽くしていく方法を、認知行動療法と言います。
男性恐怖症になるのは、過去の辛い経験が原因です。
そして、いくら辛い過去でも、もう過去を変える事は誰にも出来ません。
でも、その過去に起こった事で感じた「思考」は変える事が出来ます。
つまり、過去の思考パターンを知り、間違った思い込みを修正することで克服していくといった、心理的なアプローチをしていく療法です。
ちょっと難しく思ったかもしれませんが、これは、心療内科や精神科などの心理カウンセリングによって行われる手法の一つです。
基本的に、男性への接し方を変えると言う事ではなく、男性に対する考え方を変える、というやり方です。
その人の症状によって、接し方は変わって来ますが、一気に考え方や思考を変えるものではなく、少しずつ心理的に無理がないように進めていきます。
そして、繰り返していくうちにだんだんと自信を取り戻し、克服できるようになります。
ここで注意しておくことは、必ず専門家の診断と指導の下に進めていく事。
自己判断で治療途中で止めてしまったり、無理をしない事です。
これまで長い期間、男性恐怖症に苦しめられてきた分、ゴールまで長いスパンで考えて取り組んでいきましょう。
【男性恐怖症の克服法】②自立訓練法
男性恐怖症の人は、男性といる時、あるいは男性の事を考えただけでも、パニック状態になる人がいます。
そして、そのような症状になる事で、常にストレスを抱えています。
そのような症状を克服するために多く用いられている方法として、「自律訓練法」という方法があります。
自律訓練法は、疲労回復、ストレス緩和、仕事や勉強の能率向上、抑うつや不安の軽減などの効果がある。 また、心身症、神経症などの精神科、心療内科領域の病気にも効果がある。 自律訓練法は自己催眠への誘導法であるので、変性意識状態の体験、多幸感の体験、深いリラックス状態の体験などがある。
このように、自律訓練法は、自力で意図的に緊張した神経を落ち着かせたり、リラックスする方法を身に付ける、という方法です。
男性恐怖症の人は、「男性が怖い」という心理が根底にあるのですが、それによっておこる緊張や動悸、息苦しさが怖い、と言う二重の苦しみを抱えています。
その苦しみを軽減するために、まずは男性を目の前にして起こる症状の緩和をする為に、リラックス法をマスターしていく事が有効とされています。
自律訓練法は色々なやり方があり、慣れてくるとちょっとした合間の時間や、外出先でも簡単に出来るようになります。
この方法をマスターしておけば、男性恐怖症を克服した後にも、ストレスを感じた時やリラックスしたい時にいつでも使えるリラクゼーション法として、役に立つ事でしょう。