「すみません、、坊主ヘアスタイルにしたんですけど、今日は五厘で刈っちゃってください」
と、こんなふうに床屋さんに頼むと、関東では最大にイキなのかもしれません。何しろ「厘」は「分」よりも短いので、江戸っ子の気質にピッタリじゃないですか。
この「厘」は「分」の小さい単位の種類だそうです。ちなみに「厘」は1/100という意味があるんだそうです。何の1/100かという事ではなく、ただの1/100の一何だとか。
なるほど、そういう考え方なんですね。
ちなみに、一厘刈りは0.3㎜です。二厘刈りで0.5㎜、三厘刈りで1㎜、五厘刈りで1.5~2㎜に調節されるのだそうです。
やっぱり意味が分かりませんね・・・・・・。
バリカンで刈る髪の長さ① 一厘(0.3㎜)
長さの単位の種類が分かったところで、いよいよ実際の髪の長さ調節による見え方の比較をしてみたいと思います。
まずは、一番短い一厘、0.3㎜で調節されたバリカンで刈られた坊主ヘアスタイルから見ていきましょう。
この長さは、やはり清潔感が魅力です。潔い感じがして好感が持てます。でも手触りがサメ肌の様にぞりぞりしてしまいます。それを面白いと感じるか、嫌だと感じるかで魅力にも嫌なとこりにも感じられます。
髪を洗う時も、肌を洗っているのか、顔を洗っているのか、頭皮を洗っているのか良く分からなくなるでしょう。
勢いで、ボディーソープでそのまま頭まで洗えてしまえるのが最大のポイントでおすすめです。
バリカンで刈る髪の長さ比較② 三厘(1㎜)
次は三厘に調節された坊主ヘアスタイルの長さを比較してみましょう。三厘は1㎜で調節されています。
これも短いです。最初に一厘で刈っても三日もすれば髪の毛が伸びて、三厘と見分けが付かなくなるでしょう。
「だったら、一厘でいいや。面倒くさいし」と、思うかもしれませんが、最初に三厘に刈るメリットは、1㎜の段階で長さが揃っているという事です。
この後さらに髪が伸びて、長さが3㎜位になった時、最初に一厘で刈った頭と、三厘で刈った頭とでは清潔感に差が出るでしょう。
つまり最初にどの長さで刈ったかによって、次にいつ頃頭を刈ればいいのかという事になるのです。
坊主ヘアスタイルの魅力である清潔感を維持するためには、最初に刈った頭が短ければ短いほど頻繁に頭を刈らなければならないという事になります。
バリカンで刈る髪の長さ比較③ 五厘(1.5㎜)
五厘に調節されたバリカンは、長さは1.5mmです。
三厘と比較してもあまり変わり映えしないような気もしますが、見た目よりも触り心地がこのあたりから変わってくるのが最大のポイントです。
それまで、ただやすりの様な感じだった毛が、このあたりから少しずつ毛として感じられるようになってきます。
坊主ヘアスタイルらしさもほどほどに残っていて、清潔感もあり手触りも良しという事で、このあたりは短めの坊主ヘアスタイルの中でも初心者にも最大におすすめできます。
床屋さんや美容室でも「今日は五厘に刈っておくれ!」って言うと、何だか通っぽいようなカッコイイ響きがするので最大におすすめです。
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