70年代のファッションの特徴やブランドは？日本・アメリカ別に解説！

アメリカの70年代のメンズ・レディースファッションに見られる特徴は、ざっくりいうとファッションに積極性が出てきたという特徴があります。
70年代のメンズ・レディースファッションには、その当時の若者たちの熱い想いが反映されているのです。

アメリカでは60年代後半に、ベトナム戦争が勃発しています。
そんな中で、若者たちの間では「LOVE & PEACE」の思想が芽生えています。
そんな流れから、70年代には、「LOVE & PEACE」の思想を活かした花柄やボヘミアン、東洋の民族衣装のようなスタイルが目立っています。
あえて大きいサイズのめがねをつけたり、大き目の服を着るという「ビッグルック」というファッションスタイルも70年代のファッションの特徴です。

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アメリカで流行した70年代ファッションは、日本のファッションにも大きく影響を及ぼすことになります。
レディースだけでなくメンズファッションも、アメリカと同様にバリエーションが豊富になっていきます。
この時代のアメリカのファッショントレンドの影響を受けた日本のデザイナーも多くいるようです。

パリコレクションにも参加しているイッセイ・ミヤケや（三宅 一生さん）、ケンゾー（高田賢三さん）などのデザイナーも、この時期に世界へ羽ばたいたデザイナーたちです。
独自の感性のファッションを生み出し、トレンドへと進化させていったのです。

70年代に入って、注目されたファッションアイテムの1つにジーンズがあります。
それまではジーンズは作業着として着られていたので、アメリカではブルーカラーの貧しい人が履くものだという印象の強いアイテムでした。
しかしジーンズがファッションアイテムの1つとして認知され、定着したことで、ジーンズのデザインは進化していくことになります。

ジーンズは、メンズのファッションアイテムだけではなく、レディースのファッションアイテムの1つにもなりました。
高級なファッションブランドのデザイナーたちも、ジーンズ素材を取り入れて、ぞくぞくと新しいデザインを発表していったのです。
現在にいたるまで、ジーンズの人気はメンズ・レディースともに衰えることがありません。
そんなジーンズのファッションの基礎をつくったのも、70年代ファッションなのです。

70年代ファッションというのは、ファッショントレンドの中でも多様化を迎える時でした。
アメリカの時代背景が複雑であったこともあり、若者たちから生まれたファッションというのはとても大きかったのです。
そんなファッションの波が、日本のファッショントレンドにも影響を与えるのですが、70年代ファッションより前のファッションについても、忘れてはいけません。
特に60年代のファッションは、70年代のファッションへの流れを見る上でも大切でしょう。

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