あばずれ女の意味と特徴・性格9選！阿婆擦れ女の語源や使われ方は？

あばずれという言葉を聞いたことはあるでしょうか？

最近めっきり耳にしなくなりましたが、古い映画や小説では、「このあばずれ！」と叫ぶ場面が出てくることがあります。

現代ではほとんど女性に対して使われ、決して褒め言葉ではないという認識や心理がある反面、どこかセクシーで、男を惑わす魅力的な女のイメージも彷彿とさせます。

「あばずれ女」は「阿婆擦れ女」とも書き、その語源は江戸時代にさかのぼると言われています。そして、その意味は現代のそれとは異なるそうです。

では、あばずれ女にはどんな語源があって、どんな意味があるのでしょうか？あばずれ女の語源や意味、そして現代における特徴や使われ方について調査してみました。

では、早速あばずれ女の語源をさかのぼってみましょう。

「あばずれ女」は、今でこそ「あばずれ」の後ろに女をつけて使うのが一般化していますが、江戸時代には女をつけず、男に対しても使われていました。むしろ江戸時代末期には、女に対して使われることはなく、浮ついた男に対して使われることが多かったようです。

「人擦れして品行が悪い、厚かましい人」という使われ方や、「ずる賢い、態度が軽率な人」という使われ方がされていたようです。

あばずれの語源には2つ有力説があります。

1つ目は、「あば」が漢字の「暴」に当たり、暴れん坊や荒くれ者、乱暴な人の意味を表し、さらに「人擦れ」（常識から外れた人の意味）という言葉が合わさって、「あばずれ」ができたという語源説です。

2つ目は、中国語を語源とし、漢字で「阿婆擦れ」と書く説です。

中国語では、両親より年齢を重ねた婦人のことを「阿波」と言い、彼女たちがさらに年齢を重ねることで、世間から一線を画す（世擦れ）という意味を合わせ、「阿婆擦れ」と呼ぶようになったというものです。

どちらの語源にしても、現代で「あばずれ女」と呼ぶ意味とは異なります。現代は性的意味合いが強くなり、いわゆる俗語として定着しています。

語源の生まれた江戸時代も現代でも、共通しているのは、心理的に決していい意味では使われていないということ。よほど仲のいい友達同士で、冗談として使うのならともかく、相手を選ばず口にするのは適さない言葉と言えます。

あばずれ女の特徴1つ目は、男にすぐに体を許してしまうことです。

あばずれ女と聞くと、「すぐに体の関係を持つことができる！」と考える男は多いと思います。男でなくとも、あばずれ女の一般的なイメージと言えるでしょう。

いわゆる尻軽女、英語で言うとビッチです。性的にも心理的にもアクティブで、開放的な女に対して使われることが多いです。

その日初めて会った男と、すぐにベッドインできるのもあばずれ女の特徴です。

正式にお付き合いをスタートさせて、お互いの気持ちを確認し合うプラトニックな恋愛は眼中になく、ひたすらセックス重視の恋愛を繰り返します。そのため、深層心理で「この男はセックスがつまらない」と感じたら即座に切り捨てます。

そんなことを繰り返すうちに、自然とセックスがうまそうな男を見る目が肥えていくのです。

あばずれ女の特徴2つ目は、男好きであることです。

あばずれ女は、基本的にどんなタイプの男にでも合わせることができます。初めて会った男でも、にっこり笑ってすぐに楽しい会話へと展開させます。

それは言い換えれば、男のタイプに合わせて変幻自在に自分を変えられるということ。ある意味とても要領がよく、器用な性格と言えます。

実際に男とセックスしていなくても、いろいろなタイプの男と楽しそうに接していると、関わった男すべてと性的関係を持っていると見られがちに。短期スパンで付き合う男が変わる女が当てはまります。

特に女同士だと、そうした見られ方は顕著になりますね。同じ女として、「どうしてあんな女がモテるの？」といった心理から来る嫉妬心もあるのでしょう。