続いてクリームの中でも、保湿クリームの役目についてです。
乾燥肌対策に重要な保湿クリームですが、保湿成分はいろいろあります。
「セラミド」「プロテオグリカン」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「アミノ酸」「グリセリン」といったものたちで、中には耳馴染みのある成分も含まれているのではないでしょうか。
特に「プロテオグリカン」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」は、水分を抱え込んで保湿力を発揮してくれるという優れもの!
これらの成分を強調したクリームはよく目にするのではないでしょうか。
保湿クリームは、ズバリ、肌の水分の蒸発を防ぐためのものです。
冬の乾燥した季節には、保湿クリームで乾燥肌を防がなくてはいけません。
暖房と外気の気温差で、冬の肌は相当に痛めつけられています。
最近の保湿クリームには、エイジング効果を謳う商品も多々ありますよね。
皮脂量が足りているのは30代半ばまでといわれています。
乾燥肌年齢に突入したら、保湿クリームなどで肌の水分量を満たしておかないと乾燥肌への一途を辿ることになるのです。
乾燥肌対策に美容液を使っている方で、今までよりも美容液効果が薄れたと感じたら、そこが保湿クリームへの切り替え時期です。
乾燥肌対策のためにも、自分の肌の調子には気にかけるようにしたいですね。
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乾燥肌対策③スキンケアのための睡眠
寝不足がお肌に悪いことはわかっていても、ついつい夜更かししてしまったり、仕事上睡眠時間が思うように取れない方もいることでしょう。
「毎日たっぷりの睡眠時間をとってます!」という人のほうが少ないでしょうね。
しかし睡眠は肌の効率的に回復と乾燥肌を撃退してくれるのです。
肌回復に必要なのは「成長ホルモン」で、この成長ホルモンが活発に活躍してくれるのは22時~2時とされています。
つまり、乾燥肌対策の睡眠でベストなのは22時には寝ることなのですが、これもまた出来そうで出来ない課題ですね。
22時には寝られないという方、最も重要とされている就寝からの3時間の睡眠のとり方のおすすめポイントをご紹介します。
<寝る前の注意点>
・寝る頃には血糖値が下がっているようにすること
・寝る1時間前に入浴
・寝る1時間前は脳に刺激を与えないこと
寝る頃に血糖値が下がっていることを逆算すれば、寝る2時間前には食べ物を口にしない方がいいですね。
あとは、体温が下がるときに眠気が来るので、寝る1時間前に入浴するとスムーズな睡眠がとれるでしょう。
そして、脳が覚醒した状態では寝つきが悪くなるので、生活習慣を見直してみたいですね。
乾燥肌対策④日常生活での乾燥予防
自宅にいる時と違い、乾燥肌だからと職場の環境は自分の力では変えられないですよね。
暖房の温度であったり、送風の向きなど、自分好みに設定できないだけに我慢しなくてはいけないことも多いでしょう。
職場に潜む乾燥肌の原因もきっとあるはずです。
でも、その乾燥肌対策をできるのは、結局は自宅でしっかりとスキンケアをしておくことなのです。
乾燥肌が気になるからと、携帯用の肌ミストを持ち歩く人が居ますよね。
しかし、肌ミストに頼るのは乾燥肌には危険を伴うのをご存じでしょうか。
乾燥肌に悩み肌の水分が蒸発するからミストで補給しているのでしょうが、乾燥→ミスト→乾燥→ミストの無限ループが繰り広げられるだけなのです。
乾燥肌に求められるのは「保湿」であって、肌ミストは乾燥肌の保湿にはならないのです。
乾燥肌の方、スキンケアの落とし穴にはまらないようにご注意を!
乾燥肌対策⑤入浴によるスキンケア
みなさんは、お好みの湯加減は何度くらいですか?
お湯の温度も乾燥肌と深い関わりがあります。
乾燥肌の人の適温は38度~40度とされています。ちょっとぬるめのお湯にじっくり浸かることが乾燥肌にはベストです。
42度にもなると、必要な皮脂が落ちて肌の水分量がガクンと減ることになり、乾燥肌の原因となってしまいます。
乾燥肌を防ぐためには、皮脂を守り、肌の水分量が失われないぬるめのお湯に浸かることを心がけましょう。
また、ボディソープやナイロンタオルも乾燥肌の人には見直すべき点です。
泡立ちが良く香りのいいボディソープをお使いの人が多いのですが、ボディーソプに含まれている界面活性剤が曲者。
汚れも落とすが乾燥肌に大事な潤いも落とすという副作用があるのです。
乾燥肌なのにナイロンタオルで肌バリアを破壊しながら潤いまで落としている方、要注意です!
乾燥肌には、界面活性剤の含有率が低く、無添加の固形石鹸が望ましいですね。