同じように壁面に家具を並べない場合でも、お部屋の中心に空間を作ることで、その空間に広い印象を与えることができます。基本的に床の面積をたくさん見せることでその空間を広く感じさせることができるので、そのテクニックを用いたレイアウト術になります。
この場合テーブルはダイニングのみで、リビングにはテーブルは置かない、または収納可能なテーブルを選ぶなど、家具の選び方から考える必要があります。計算されたレイアウトで広々空間を手に入れましょう。
④壁掛けテレビでスペース確保
ソファやベッド、テーブルなどでどうしてもスペースが埋まってしまい、お部屋が狭く感じてしまうという方にオススメなスペース確保のテクニックとして、テレビを壁掛けにしてしまうという方法があります。
テレビレイアウトするにはどうしてもテレビ台がスペースを取ってしまいます。しかし壁掛けにしてしまえば、テレビの厚みだけで済むだけでなく、床に関してはスペースを取る必要がありません。
何よりテレビを壁掛けにすることで、空間に対してスマートでおしゃれな雰囲気を演出することができます。壁にテレビを取り付けれる環境にあれば、ぜひ取り入れたいレイアウト術の1つです。
12畳LDK(L字)のレイアウト例
続いてちょっと特殊型な間取りであるL字型の間取りにおけるレイアウトのヒントを探っていきましょう。
そもそもL字型の間取り自体が少ない間取りではありますが、そんな間取りだからこそ工夫のしがいがあります。特殊な間取りを好んで探している人もいるほど、クセになる間取りなのかもしれません。
それではそんな特殊な間取りであるL字型の間取りに対するレイアウト術の実例を解説していきましょう。
①キッチン横にダイニング
L字の間取りはその部分部分で空間を使い分けることがベターではないでしょうか、この実例の場合は奥にダイニング空間、手前をリビング空間として使い分けています。さらに、ダイニングはキッチンとつながりを持たせています。
わかりやすく空間を仕切ることができるということもL字型の間取りにおけるならではのポイントではないでしょうか。
②3つに区分け
先ほどの実例では、L字の空間を正方形型と長方形型の2つの空間に仕切って使用していました。今回はL字型の空間を正方形3つの空間に仕切ったレイアウト術です。同じ空間でありながらも、しっかりとそれぞれの空間の空気感を分けることに成功している実例です。
空間を3つに分けることでそれぞれの空間面積は少なくなってしまいますが、同じ空間内ではあるので、視線としてはしっかりとつながっています。なので、それぞれの空間を作りながらも、1つの部屋の広さの感覚は失われておらず、それぞれの特徴を活かしたレイアウトになっています。
③ダイニングとキッチンを贅沢に
ダイニングとキッチンなど、すべての空間に視線のつながりを持たせることで、開放感のある空間に仕上がっています。さらにバルコニーを巻き込むようにしてL字に曲がっているため、さらに空間を広々と感じさせることができている空間の実例になります。
このように一見不利に感じるL字型の間取りでも、使い方や工夫次第では、他の間取りにはできない開放感や広さを感じることができます。
スペースを有効活用して快適な暮らしを♪
いかがだったでしょうか。12畳という広くはない空間においても様々な工夫のしがいはあり、その工夫次第ではいくらでも広さを感じることができます。
現在の部屋に狭さを感じている方や、これから引越しを控えている方などは、これを機にレイアウトには工夫を凝らし、快適な生活空間を手に入れてください。
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