トラガスとは耳の穴の付近にある三角形の出っ張った部分のことです。
トラガスにピアスを付けると髪の毛に隠れにくくなるので、アクセサリーのデザインをよく見せたい人はこの部分に穴を開けることが多いです。
カヌラニードルで耳に穴を開ける前に必要なものは?
カヌラニードルで耳に穴を開ける前に、まずは「ファーストピアス」を用意しましょう。
ファーストピアスとはカヌラニードルで耳に穴を開けてから、ピアスホールが完成するまで、ずっと耳に付けているピアスのことです。
ピアスホールが完成するまで大体4~6週間はかかるので、生活の邪魔にならないシンプルなデザインのピアスを選ぶようにしましょう。
ファーストピアスの選び方が分からないという場合は、ピアス軸の太さで選ぶのがおすすめです。
ピアスの軸の太さはG(ゲージ)という単位で表され、0G~20Gまであり、数字が小さいほど軸の太いピアスになります。
耳たぶに付ける一般的なファッションピアスの平均的な太さは18G~20Gの太さになっていますが、ファーストピアスには16Gの太さがおすすめとされています。
これは、最初に開けるファーストピアスは太めの軸で開けた方が安全性が高いと言われているからです。
G(ゲージ)をmm単位に変換すると以下の太さになります。
14G…1.6mm/16G…1.2mm/18G…1.0mm/20G…0.8mm
ファーストピアスを耳たぶに開けるなら16G、ヘリックスやトラガスなどの軟骨部分に開ける場合は14Gがおすすめです。
カヌラニードルで耳に穴を開ける方法は?
それではカヌラニードルを使って耳に穴を開ける方法をご説明します。
今回は初心者向けに耳たぶにピアスホールを開ける方法をご説明します。
【用意する物】
・消毒液
・綿棒かコットン
・ペン
・消毒用ジェルか軟膏
・コルクか消しゴム
【カヌラニードルの使い方】
①まず消毒液を付けた綿棒やコットンで耳たぶを消毒します。
②ペンでピアスを開けたい位置に印を付けます。
③カヌラニードルを滅菌パックから取り出して、ニードルの先端に消毒用ジェルや軟膏を塗ります。
④②で印を付けた位置にカヌラニードルの先端を当て、反対側にコルクや消しゴムを当てておきます。
⑤ゆっくりと力を加えながらニードルを押し出し、貫通したら終了です。しっかり消毒も忘れずに行いましょう。
トラガスに穴を開けるときにおすすめの道具は?
トラガスに穴を開ける場合はピアッサーよりもニードルで開けることをおすすめします。
ニードルはピアッサーよりも先端が鋭利になっているので皮膚に負担がかからず、トラガスにきれいにピアスホールが開けやすいです。
ただし、トラガスにピアスホールを開けるのは初心者には難しいので、まずは耳たぶにピアスホールを開けて、ニードルの使い方に慣れてからトラガスに挑戦してみることをおすすめします。
ファーストピアスの消毒方法は?
ファーストピアスを通した後は、しっかり清潔に保つようにしましょう。
ファーストピアスの洗浄方法と消毒の仕方についてご説明します。
【用意する物】
・洗顔フォームかボディソープ
・綿棒
・消毒液
【ファーストピアスの洗浄・消毒方法】
①洗顔フォーム、またはボディソープを泡立てます。
②①で作った泡でファーストピアスを包み込みます。
③ピアスをあまり動かさずに、ピアスの周りを優しく指の腹で洗います。
ピアスを動かし過ぎると開けたばかりのピアスホールに泡が入り込んでしまいます。
④水圧の弱いシャワーでしっかりと泡を洗い流します。
⑤タオルで優しく水分を拭き取ります。
⑥綿棒に消毒液を適量に付けて、ピアスをあまり動かさないよう消毒液を塗ります。
ファーストピアスの洗浄と消毒は、清潔を保つためにも必ず1日1回は洗うようにしてください。
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