プラトニックな関係になるには！セックスしないカップルになれるの？

感覚的な話になりますが、プラトニックな関係と聞いてわかるのは、「セックスをしない」ということです。シングルであれ既婚者であれ、変わりはありません。

プラトニックな関係の定義は実に曖昧で、「キスはしてもいいの？」「手をつなぐのはどう？」果ては「肩や手に軽くボディタッチをするのはどう？」というところまで幅が広がります。

一般的に、男女の友達関係と恋愛関係の境目として捉えられているのは、「肉体的に何らかの接触があるか」ということです。

だからと言って、「肩をポンとたたく」という程度では友達関係の域を出ないようです。

「手をつなぐ」ことが恋愛関係と同じ意味になると考える人が最も多く、キスまで行くと、もはや友達関係とは言えなくなるようです。

「プラトニックな関係＝男女の友達関係のひとつの形」と考える人もいますが、大多数は恋愛関係と友達関係に何らかの線引きをしています。

気持ちの問題かもしれませんが、まずは「恋愛関係になっている」という認識がおたがいにあってこそ…という気はします。

【セックスを通した恋愛より、さらにワンランク上の恋愛を目指している】

肉欲に囚われた恋愛よりは、精神性を重視した崇高な恋愛を求めるカップルもいます。ある意味、悟りを開いたような感覚があるのでしょう。

過去にドロドロの恋愛経験があり、こりごりだと思っているケースもあるでしょうし、おたがいが崇高な恋愛を礼賛しているケースもあるでしょう。

一夜だけの関係や、恋愛ごっこのような刹那的なセックスをするなんてことはあり得ません。

プラトニックな関係を築くには、肉欲を離れ、心と心のつながりがどれほどあるかが指標になってきます。

そこにセックスやキスなどの肉欲が入り込む余地はないのです。

【理想のセックスを思い描いていたい】

セックスという肉欲の素晴らしさを認識しているからこそ、理性でプラトニックな関係を貫こうとするカップルもいます。

いったん「素晴らしいもの」と認識したものに対しては、理想が高くなる傾向があります。理想よりも現実が至らなかった場合どうなるかというと、待っているのは落胆や失望です。

「結婚まではプラトニックな関係のままでいたい」というカップルの中には、「セックスが合わなくて、がっかりしたくない」という考えの人たちもいます。

たしかに、肉欲の素晴らしさを分かち合えないというのは大きなデメリットです。付き合っていく上でもおたがいの心にしこりが残るでしょう。

愛が冷え切ってしまわないように、あえて理性で抑えることもあるのです。

【純粋な気持ちでバージンロードを歩きたい】

恋愛と結婚はちがうものです。恋愛関係を経て結婚に至るにしても、相手が結婚後も心と心を通わせて生活していけるかどうかは、非常に重要なポイントです。

結婚式でバージンロードを歩くに値する相手かどうかを見極めるために、プラトニックな関係を求めるのです。

また、本気でバージンのままバージンロードを歩きたい気持ちがあり、結婚前にセックスに対する夢や理想をくずしたくないという女性も少なからずいます。

結婚で強固な絆を築いて、もう永遠に別れることはないということがわかるまでは、プラトニックな関係を続けたいと思うのでしょう。

【セックスに興味なし】

最近は『草食男子』や『絶食男子』という、男性の性質を現す言葉が増えてきました。男性と言えば、頼りがいがあって、女性をグイグイと引っ張っていく肉食のイメージが強かったものですが、いまややさしくて、女性の気持ちを考えられるタイプの男性がもてはやされるようになっています。

そんなタイプの男性の中には、セックスはもちろん、キスやボディタッチにも興味がないという人もいます。

女性でも同じく、セックスやキスに興味がまったくわかないという人はいます。男性も女性も、理性で欲望を抑えてるというよりは、心の底から肉欲に興味・関心がないのです。

ただ、人としてリスペクトできる、惹かれ合うものがあるということで、プラトニックな関係をキープできていると言えます。