記事の目次
- 1.産後の高血圧、いったいどうして…
- 2.産後の高血圧の原因とは?
- 3.【産後の高血圧の原因①】妊娠高血圧症候群が治らない
- 4.【産後の高血圧の原因②】もともと高血圧の体質だった
- 5.【産後の高血圧の原因③】過労やストレス
- 6.【産後の高血圧の原因④】他の病気が隠れている
- 7.産後の高血圧の気になる症状とは?
- 8.高血圧と診断される血圧の値は?
- 9.産後の高血圧の治療法とは?
- 10.降圧剤以外の自分でもできる産後の高血圧への対処法
- 11.【産後の高血圧への対処法①】塩分控えめカリウム多めの食事
- 12.【産後の高血圧への対処法②】休息を取りストレスを溜めない
- 13.【産後の高血圧への対処法③】適度な運動!
- 14.ストレスは危険です!休息をしっかりと取って!!
こういった病気の症状として高血圧になってしまっている場合には、こちらの病気の治療を病院でしっかりすることで、血圧が下がって安定する確率が高くなります。
原因となっている病気を早期に正確に見つけて、適切な治療を病院で早く開始することが大切です。
産後の高血圧の気になる症状とは?
産後に高血圧が続く場合でも、高血圧に特有な自覚症状というものは現れないものです。
高血圧が続くと、頭痛やめまい、肩こりやむくみといった症状が出ることがありますが、頭痛などの症状というのは、ちょっとした体調不良でもすぐに出て来るものなので、頭痛やむくみといった症状から高血圧の症状として自覚することは難しいものです。
治療法や食事などの対策が必要な高血圧が、治らないで続いているのかどうかということを見分けるためには、頭痛などの自覚症状がなくても、血圧測定を行うことが大切です。
妊娠高血圧症候群と診断された人や、体重が重めの人、家族や親戚に高血圧の人がいる人は、頭痛などの自覚症状がなくても、毎日とはいわないまでも、週に一度とか1ヶ月に一度とか定期的に血圧を測ることが大切です。
高血圧と診断される血圧の値は?
ところで、自分で血圧を測定する時には、血圧の値がどのくらいの値になったら高血圧と診断されるのか、理解しておく必要がありますよね。
高血圧の目安というのは、一般的に上の値と呼ばれる心臓収縮時の最高血圧が140mHg以上、下の値と呼ばれる心臓拡張時の最低血圧が90mHg以上であると言われています。
また「最高血圧/最低血圧」が「160mHg/100mHg」以上で中度高血圧、「180mHg/110mHg」異常で重度高血圧と言われています。
その日の体調などによって、血圧の値はある程度は変化します。
最高血圧が140mHg以上の状態がしばらく続くようなら、頭痛などがなくても早めに病院で相談するようにしましょう。
産後の高血圧の治療法とは?
治療法が必要なほど、産後の高血圧が続く場合には、どのような治療法があるのでしょうか。
治療法や対処法が必要になるような高血圧が続く場合には、病院で薬を処方される治療法と、薬を使わずに食事などの生活改善で様子を見る対処法があります。
病院で処方される薬というのは降圧剤となります。
降圧剤を飲む時には、母乳を通して赤ちゃんに影響が出ることから、母乳育児をしている人でも母乳をやめなくてはいけません。
食事や運動などの生活改善で対処できることもありますが、高血圧があまりひどい場合には、病院での薬の処方が必要になることもあります。
降圧剤以外の自分でもできる産後の高血圧への対処法
産後の高血圧が薬を使うほどでもないほど軽度だったり、薬が必要かどうかの境界線上にいて、母乳をやめたくないために薬を飲みたくないという時には、降圧剤の薬を使う代わりに、自分でできる食事の改善などの高血圧への対処法もあります。
産後の高血圧を治すためには一体どのような対処法があるのか見ていきましょう。
ただし、こういった薬を使わない対処法で対応するときには、自己判断で始めるのではなく、必ず病院のお医者さんに相談してから始めましょう。
高血圧の原因が循環器系の病気にある人が、自分の判断でジョギングを始めてしまったら危険ですよね。
このようなことが無いように、高血圧が心配な人は必ず病院で医師に相談してから、始めましょう。
【産後の高血圧への対処法①】塩分控えめカリウム多めの食事
降圧剤に頼らない、産後の高血圧への対処法には食事の改善があります。
食事で高血圧を改善させるために一番大切なことは、高血圧の原因となる塩分に含まれるナトリウムを減らすことです。
ナトリウムは、塩のほかにも、重曹(炭酸水素ナトリウム)や「アミノ酸等」の化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)にも含まれるので、注意しましょう。
高血圧の場合の一日の塩分の摂取量は6g以下に抑えることが大切です。
また、ナトリウムを控えるほかに、体からナトリウムを排出する効果を持っている、カリウムを多く摂取することも大切です。
カリウムは野菜や芋類、果物、海藻に多く含まれているので、塩分控え目で、これらを多く使った食事を摂るように心がけましょう。
カリウムは水に流れやすいので、調理には注意が必要です。