妊娠中の膀胱炎の症状は?治療法は?薬を飲んでも大丈夫?

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妊婦の膀胱炎治療

妊娠前なら泌尿器科に行き治療してもらいますが、妊娠中はかかりつけの産婦人科で治療してもらいます。その他の風邪などの治療も妊娠中は全てかかりつけの産婦人科で治療してもらうのが母子に安全です。もし、かかりつけの産婦人科以外で治療してもらう時は、妊娠中である旨をしっかり伝えて治療してもらってください。

膀胱炎治療は主に抗生剤による服薬治療になります。妊娠中でも赤ちゃんに影響のない抗生剤を処方してもらい薬で膀胱炎の治療をします。薬を飲み始めると1~2日ほどで痛みがひいてきますので、自然治癒を待たず早めに受診して治療しましょう。その他に、痛みがひどい時や膀胱炎の状態によっては尿道口に直接塗る塗布薬が処方される時もあります。塗布薬が処方された時はトイレに置いておき、用を済ませたら清潔にして薬をぬりましょう。ビデがある場合はちょっと洗うと更に清潔に保つことが出来ます。

薬を飲むことに抵抗のある人は漢方薬での治療を医師に伝えてみましょう。元々漢方薬を主体としている産婦人科も多いので、症状にあった漢方薬で治療してくれるはずです。薬に抵抗があるからと自然治癒に頼っていると悪化することもありますので、自然治癒を待たず薬に対しての不安な気持ちを医師に伝えてみましょう。

膀胱炎の初期で免疫力の高い時なら自然治癒する事もありますが、妊娠中の免疫力の低下している時期は自然治癒はあまり期待出来ませんし、痛みが続き辛いので早めに受診しましょう。自然治癒を待って放置していると腎盂腎炎などの怖い病気になってしまったりします。

妊娠中の膀胱炎対処法①水分を摂る

膀胱炎は尿道に細菌が入って炎症を起こしているので、出来るだけ水分を摂って排尿するようにしましょう。そうすれば細菌も一緒に流れ出て自然治癒も早くなります。こまめにトイレに行くことによって膀胱炎の予防にもなります。

妊娠中の膀胱炎予防法②トイレを我慢しない

尿意が頻繁だからといってトイレを我慢してはいけません。膀胱炎の原因にも書いてあるとおりトイレを我慢すると膀胱炎になりやすくなります。尿意を感じたら、我慢せずトイレに行くことを優先してください。尿を溜めずに全部出し切ることが膀胱炎の最大の予防になります。

妊娠中の膀胱炎予防法③清潔にする

妊娠中はおりものが増えて不衛生になりがちです。体内(膣内)のおりものは細菌などの侵入を防ぐために大切なものですが、体外に出たおりものはトイレに行った時にキレイにして外陰部を清潔に保つようにして膀胱炎を予防しましょう。パンティーライナーなどおりもの専用シートを使用してこまめに交換するのも膀胱炎の予防になります。

下着もナイロン素材などではなく通気性のよい綿素材に変えた方がより効果的です。締め付けのつよい下着は通気性も悪い上に血流の妨げにもなるので、マタニティーショーツなど、肌に優しく通気性のよい下着を身に付けることでより膀胱炎の予防にも繋がります。

妊娠中の膀胱炎予防法④栄養バランスを良くする

妊娠中は赤ちゃんに栄養をもっていかれるのでそれでなくても不足しがちです。毎日の食事なので大変かもしれませんが、栄養バランスがよくなるような献立を考えて食事しましょう。キャベツやブロッコリー完熟バナナなどは免疫細胞を増やしてくれる成分が含まれているので積極的にメニューに取り入れて免疫力を高めましょう。

妊娠中の膀胱炎予防法⑤睡眠をたっぷり取る

睡眠不足は自律神経の働きを弱めたり色んな弊害を生みます。妊娠中は普段より疲れやすくなっていますから、こまめな休息をとり夜は夜更かしせずしっかり睡眠を取るようにしましょう。体の疲れを効果的にとるには22時~2時のゴールデンタイムに睡眠をとるといいとされています。ゴールデンタイムの睡眠はお肌にもいいので、妊娠中で荒れたお肌もキレイにしてくれます。

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