妊娠11ヶ月…出産予定日を過ぎた時の影響2【羊水が減る】
妊娠が40週を超えた場合の影響その2は、子宮内の羊水が減ることです。
胎盤機能の衰えとともに、羊水も減っていきます。低酸素状態であることが原因で、赤ちゃんが胎内で排便してしまった場合、赤ちゃんは長時間濁った羊水の中で過ごすことになります。
そこで浮かんでいる便を吸い込んでしまうと、「胎便吸引症候群」という呼吸障害を引き起こすことがあります。そうなると赤ちゃんの気道が詰まったり、肺に穴が開くことすらあります。
症状が軽ければ、酸素給与するだけでよくなることもありますが、症状が重い場合、人工呼吸器で呼吸管理する必要性も出てきます。
呼吸ができなかったことで仮死状態に陥っていることもあり、低体温・低血症・低血糖などの症状が出やすくなるので、それらの治療を行う場合もあります。
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妊娠11ヶ月…出産予定日を過ぎた時の影響3【赤ちゃんが大きくなり過ぎる】
妊娠が40週を超えた場合の影響その3は、赤ちゃんが大きくなり過ぎることです。特に最長妊娠42週を超えると可能性が大きくなります。
安心してほしいのは、赤ちゃんが大きくなったからと言って、特にリスクはないということです。ただ、やはり大きくなり過ぎると、難産や破傷の可能性が高まります。
ちなみに、大き過ぎる赤ちゃんを「巨大児」と呼びますが、それは生まれた時の体重が4000g以上の赤ちゃんのことを指します。
巨大児が生まれるのは、ママが糖尿病を患っていた可能性が高く、赤ちゃんにも低血糖・低血症などの症状がみられる場合があります。
巨大児であることで、ママは難産や出血多量に陥りやすく、また赤ちゃんも産道に突っかかって通れず、けがをしやすくなると言われています。
妊娠11ヶ月…出産予定日を過ぎた時の影響4【帝王切開の可能性あり】
妊娠が40週を超えた場合の影響その4は、帝王切開の可能性があることです。
胎盤機能の低下、巨大児であった場合は、赤ちゃんだけでなくママも危険な状態になりやすいです。そんな時は、迷うことなく帝王切開を行うことをおすすめします。
安全性を第一と考えるなら、医療技術が進歩している現在、帝王切開が最も安心できる出産方法です。今は約5人に1人が帝王切開を行っているというデータもあります。
とは言え、不安がある場合はお医者さんと話し合い、お互いが納得した上で行ってもらうようにしましょう。
妊娠11ヶ月にならないための予防法1【ストレス発散する】
安定期に入り、何気なく過ごしてきたママでも、臨月になって出産予定日が近づくと、どうしても赤ちゃんを産むことで頭の中がいっぱいになります。
でも、考え過ぎはストレスの元です。わかっていても考えてしまうなら、好きなことをしたり、軽く体を動かすようにしましょう。
少なくとも、何かをしている間は赤ちゃんのことだけを考えずに済みます。何かをしている最中に陣痛が起こるかもしれません。
リラックスして穏やかな気持ちでいれば、赤ちゃんも感化されて、自然に生まれてこようと思えるでしょう。出産は考え過ぎては苦しくなるだけですよ。
妊娠11ヶ月にならないための予防法2【遠出しない】
出産予定日が遅れると、破水してから猛スピードで分娩が始まることがあります。破水はいつ訪れるかわからないので、出産予定日が近づいたら、できるだけ遠出しないことが賢明です。
外出先で陣痛が始まることもあります。その時に慌てふためかないように、近場に出かけるにしても、必ず母子手帳や診察券は持っておくといいでしょう。
また、すぐにタクシーを呼べるように準備しておくのもいいですね。
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