しかし、正直なところ、見た目や学歴、社会的地位などは今さらどうにもならない部分です。そんなどうにもならない部分のせいで引け目を感じ、ネガティブで卑屈な思考を続けていたら、いざ出会いがあっても、女性は恋愛対象として見てくれません。
恋愛心理学以前に、ネガティブ・卑屈な思考をしている人は男女問わずに嫌われます。どうせ一緒に過ごすなら、元気を分けてもらえるような明るい人を選びます。
「恋愛」を自信をつけるための道具にしか思っていない
自分に自信がない男性が恋愛したいと考えるのは、恋愛がしたいから、好きな人ができたからという動機とは限りません。
「人並になりたい」「恋人を作って自分に自信をつけたい」といった本音が心の根底にある場合があります。恋愛が自分に自信をつけるための道具になってしまっているのです。
そういった理由で恋愛を始めても、当然長続きはしないでしょう。
恋愛心理学における「親和欲求」
親和欲求とは、「誰かと一緒にいたい」「誰かと一緒にいると安心する」といった心理のこと。
恋人が欲しいと思うのは、この親和欲求が働いているからです。恋愛心理学では欠かせない要素です。
しかし、自分に自信がないことが理由の恋愛できない男性は、この親和欲求と恋人が欲しいの因果関係が成り立っていないことがあります。
【恋愛できない男の特徴⑥】異性と出会う機会がない
恋愛できない男性は、日常の行動パターンが単調だという特徴があることも。
異性と出会う機会がないなら合コンやSNSを利用して異性と出会う機会を作ればいいだけですが、恋愛できない男性は、仕事と自宅の往復で、時間や体力、気力に余裕がなくなってしまいます。
恋愛心理学から見る「単純接触効果」
「単純接触効果」とは、会う機会が多いほど相手の事を好きになるという効果のこと。恋愛心理学でもよく用いられます。頻繁に顔を合わせたり、会話をする量が多い者同士ほど恋愛関係に発展しやすいのはこのためです。
ただし、この効果が良く作用するのは、相手に平均以上の好印象を持たれていることが大前提になります。会う機会が多くても、楽しい時間・心地よい時間を共有していなければ意味がありません。
好印象を持たれていれば、ただ顔を合わせたり、会話をしたりするだけでも嬉しく思ってもらえます。
一方で、印象が悪ければ、ただ顔を合わせるだけで嫌な気分にさせます。それは会えば会うほどマイナス方向へ積み重なっていってしまいます。
「異性と出会う機会がない」という特徴のある男性は、単純接触効果によって気持ちを寄せ合っていく男女と同じことができません。
恋愛ではライバルの少ない環境へ行こうとする
恋愛心理学的に、人は同じグループに属している異性を好きになりやすいという傾向があります。高校時代、同じクラスや同じ部活の者同士でカップルになりやすいのはそのためです。
しかし、同じグループの男女比次第では、無意識に恋愛対象外と見なす場合があります。例えば、グループ内の男女比が10対1だったらどうでしょう。当然競争率が高くなってしまいます。
恋愛心理学では、人はライバルが少ない環境へ行こうとする傾向があります。グループ内の数少ない女性は、たくさんいる男性のうちの誰かが射止めるだろうと考え、自分こそが射止めてみせる!と積極的になる人は稀です。よほど自分のタイプの女性でない限り、他の場所で女性を探そうとします。
ただし、恋愛できない男性は「異性と出会う機会がない」ため、他の場所で女性を探すところまで発展しません。
【恋愛できない男の特徴⑦】人との交流が少ない
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