ビートルズのプロフィール
ビートルズは1960年代に活躍したイギリスの4人組ロックバンドで、ボーカル&ギターのジョン・レノン、ボーカル&ベースのポール・マッカートニー、ギター&ボーカルのジョージ・ハリスン、ドラム&ボーカルのリンゴ・スターがメンバーです。
2枚目のシングルがイギリスのランキングで1位になって以降ヒットを連発し、イギリスのトップバンドとなります。その後アメリカに進出。アメリカではラジオから人気に火が付き、ここでも人気者となります。
しかし1970年にポール・マッカートニーが脱退を表明したのを機にビートルズは解散。ジョン・レノンとジョージ・ハリスンは帰らぬ人となりましたが、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターは現在も音楽活動を続けています。
ビートルズが後世に与えた影響は大きく、これまでに購入およびダウンロードされたCDなどの音源は6億枚以上になります。彼らは1988年に「ロックの殿堂」に入り、ギネス・ワールド・レコーズでは「最も成功したグループ・アーティスト」に認定されています。
2019年ビートルズが題材の映画「イエスタデイ」公開!
2019年10月11日、ビートルズを題材にした映画『イエスタデイ』が公開されます。この映画は「自分しかビートルズを知らない世界」に迷い込んだ主人公の話で、愛や夢、希望がビートルズの音楽に乗せて描かれています。ビートルズがヒットしたのは1960年代ですが、映画の舞台は現代。21世紀にビートルズの音楽がどう受け止められるのか、気になるところですよね。
主演のヒメーシュ・パテルは撮影にあたり、歌やギターを2ヶ月間部屋にこもって練習したそうです。彼は楽曲を見事習得し、演奏シーンはすべてライブ撮影となりました。また映画にはミュージシャンのエド・シーランが本人役で出演することも、大きな話題を呼んでいます。
ビートルズが制作・出演映画一覧
ここからはビートルズが制作および出演した映画を、一気にご紹介します。映画を通じて彼らの音楽や演奏だけでなく、当時のイギリスの空気もぜひ味わってみてください。
「レット・イット・ビー」(1970年)
「レット・イット・ビー」は1969年に行われたスタジオセッションと、最後のコンサートとなった「ルーフトップ・コンサート」の様子を収めたドキュメンタリー映画です。
この映画が作られた当初の目的は、ビートルズのライブやリハーサルを見せることでした。しかしリハーサル3日目頃から不穏な空気が漂い始めます。映像にはメンバーが口論する場面や「解散だ!」と発言する場面が収録され、結果的には解散への道をたどるビートルズの姿が映し出された映画となりました。
「イエロー・サブマリン」(1968年)
「イエロー・サブマリン」はビートルズのメンバーが本人役で出演するアニメ映画です。愛と音楽が奪われた国を元の姿に戻すため、ビートルズの4人が青鬼と戦うというストーリーですが、戦いの武器は剣や拳ではありません。彼らは音楽とユーモアで青鬼に立ち向かいます。
この映画はアニメの中に、サイケデリックな要素やポップな芸術性が盛り込まれており、イギリスやアメリカで高い評価を得ました。
「ヘルプ!4人はアイドル」(1965年)
「ヘルプ!4人はアイドル」は、リンゴ・スターが持っていた指輪がある組織に狙われたことから始まる、ファンタジックな冒険活劇です。この映画でも、ビートルズのメンバー4人は本人役で出演しています。今では俳優とミュージシャンを兼業する芸能人も珍しくないですが、当時の人にはビートルズが演技をする様子は新鮮に映ったのではないでしょうか。
「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」(1964年)
「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」はビートルズにとって初主演の映画で、メンバーはそれぞれ自分自身の役で出演しています。この映画はビートルズの慌ただしい日々を風刺を交えて描いた、ドキュメンタリータッチのコメディ映画です。
この映画はイギリスだけでなくアメリカでも公開され、大ヒットします。イギリス人ミュージシャンの映画がアメリカでヒットしたのは、この作品が初めてでした。