しかし、バイセクシャルの人が男性と女性の恋人を同時に持つとは限りませんし、男性と女性の両方を恋愛対象にできるからといって、すぐに違う人のところへ行ってしまうとも限りません。そこはバイセクシャルであるからではなく、その人自体の問題です。
このような、男性と女性の両方を恋愛対象できる性格的特徴から生まれる偏見から差別的な扱いを受けることもあり、バイセクシャルの人はなかなか思うような恋愛ができない人も多いようです。
■参考記事:好きじゃない人に好かれるのは嫌?コチラも参照!
バイセクシャルと言われている芸能人
最近ではバイセクシャルを公表する芸能人も増えました。芸能人の発言がテレビなどのメディアで取り上げられたときの影響は大きいので、ぜひとも同性愛やバイセクシャルの偏見や差別を減らすためにも、多く取り上げてもらいたいですね。世間での理解が進むと、同性愛者やバイセクシャルの人たちも心理的な不安が軽減されます。
【田中ロウマ】
人気ミュージシャンでありながら、舞台俳優としても活躍されています。2012年にLGBTであることをカミングアウトしました。
【井深克彦】
俳優として活躍されている井深克彦さんは有吉反省会という番組に出演時にオネエであることをカミングアウトしました。ちなみに、好きなタイプは三代目J Soul Brothersの今市隆二さんだそうです。
【カズレーザー(メイプル超合金)】
メイプル超合金というお笑いコンビとして活躍しているカズレーザーさん。バイセクシャルであることをカミングアウトし、テレビなどではそのことを隠さずに、過去に男性、女性との交際経験があり、好きな男性のタイプは京本政樹と及川光博で好きな女性のタイプは天海祐希だと、オープンに話しています。
【安田善紀(りあるキッズ)】
吉本のお笑い芸人の安田善紀(りあるキッズ)さんも2008年にバイセクシャルをカミングアウトしています。割合的には8:2で男性の方が好きと公表しています。
【壇蜜】
女性でもバイセクシャルを公表している芸能人はいます。壇蜜さんはバイセクシャルという噂がもともとありました。その噂に対して肯定する形で公表しました。
【鳥居みゆき】
お笑い芸人として活躍している鳥居みゆきさんは『美幸』の公演パンフレットのコメントにて、高校生の時代から男性と女性の両方が恋愛対象であったことを話しています。
他にも同性愛者、バイセクシャルであることを公表している芸能人はまだいます。また、海外の有名人でも同性愛者、バイセクシャルであることを公表している人は多くいます。
バイセクシャルの女性について知っておくべきこと
テレビなどで芸能人のような有名な人が同性愛やバイセクシャルについて話しをすると、世間の関心が高まります。しかし、世間の関心が高まると、情報が多く発信されてどれが正しい情報かわからなくなるときもあります。
また、その勘違いから同性愛者、バイセクシャルの人たちの悩みを増やしたり、差別的な情報が流れたりなどして、心理的に追い詰めてしまうこともあります。これらの間違った情報ではなく、しっかりとした知識を持つようにしましょう。
バイセクシャルの女性について (1)アイデンティティ
同性同士で付き合っているからといって、それは同性愛者だとは限りません。もしかすると、どちらか、もしくは両方がバイセクシャルであるかもしれません。また、異性で付き合っていても、もしかするとバイセクシャルのカップルかもしれません。
つまり、性別だけでは人の中身までは判断することができないのです。このように物事を先入観で決めつけて判断してしまうと、本人に悪気はなくても、思わぬ一言がバイセクシャルの人の悩みの種になったり、差別的発言と勘違いされてしまうかもしれませんので注意しましょう。