バイセクシャルの女性について (2)モノガミー
バイセクシャルの人について、多い勘違いがこれです。バイセクシャルの人は男性と女性の両方が恋愛対象となるため、その特徴のせいか、同時に複数の恋人を持つと勘違いされてしまいます。例えば、一人のバイセクシャルの人が女性の恋人と付き合いながら、男性の恋人とも付き合うような状態です。
先にも述べた通り、これはバイセクシャルとは関係なく、その人自身の問題です。なぜか、バイセクシャルの人は誰でも同時に複数の人と交際すると勘違いされることが多いようで、そのせいで偏見の目で見られたり、差別的な発言をされたりすることもあるようです。当然ながら、バイセクシャルの人でも交際相手は一人(モノガミー)という人はいます。
バイセクシャルの女性について (3)性的行為
バイセクシャルの人とわかると、どうしても男性と女性の性的行為の違いについて聞きたくなります。しかし、バイセクシャルの人だからといって、性的な話しをオープンにできるというルールはどこにもありません。
どんな人であっても性的なことを質問することは失礼なことです。そのバイセクシャルの人が下ネタの苦手な人であれば、性的な質問をされる度に恥ずかしい思いをすることになります。この悩みはよくあるそうです。
また、バイセクシャルだからといって、男性と女性の両方で性的行為が経験済みという考えも止めましょう。バイセクシャルは男性と女性のどちらとも恋愛ができるという性格的特徴はありますが、決して、両方の性的行為を経験したからバイセクシャルとなったわけではありません。なので、片方は未経験かもしれないですし、両方とも経験がないかもしれません。そのような失礼なことを聞くことは止めましょう。
バイセクシャルの女性でも何も変わらない
今はテレビなどで芸能人が同性愛やバイセクシャルを公表することもあって、世間ではその認識は高くなってきています。しかし、まだ知識が追い付いていない部分もあり、男性と女性の両方を恋愛対象できる性格的特徴から生まれる偏見や差別的な目で見られることもあります。そのせいで、悩みを抱え、心理的に追い詰められる人も多いです。なので、なかなか思い通りに恋愛ができないことが現状のようです。
同性愛者やバイセクシャルと聞くと、どうしても自分とは違うと思ってしまうのかもしれません。なので、興味が湧くこともあるかもしれません。ですが、何に対しても少数派といものが存在します。恋愛でも同じです。異性が好きという人が多数派なだけであって、同性愛者、バイセクシャルの人たちが少数派なだけです。
それ以外に違いはありません。そのことを考えれば、何を言うと失礼で、何をすると差別的な行動と思われてしまうのか、判断できるはずです。もっと同性愛者やバイセクシャルの人たちが、自分のセクシャリティを気軽に公表できるようにしましょう。