どうして人は絡み酒になってしまうのか?
20歳を超えたら、飲み会や普段の食事でお酒を飲んだ経験がある方も多いと思います。
お酒は少量ならそれほど酔わないことが大半ですが、飲み進めることで酔ってしまいます。
この原因は肝臓がアルコールを処理しているのですが、分解しきれなくなると血液を通して脳までアルコールが到達してしまうからです。
この酔っ払った状態で酒癖が出てくるようになり「あいつは酒癖が悪い」「酒を飲むと性格が変わってしまう」などと言われるようになります。
中には人に絡む方もいて、いわゆる絡み酒になり周りの人を不愉快にすることもあります。
ではどうして人は絡み酒になってしまうのか、その心理を考えていきたいと思います。
絡み酒①笑い酒
一つ目の絡み酒は笑い酒です。このタイプの絡み酒はそれほど不愉快になることはなく、逆に飲み会が盛り上がるこもあります。
笑い酒の特徴はとりあえず愉快な性格に変貌します。何を言っても笑っていたり、一人でノリツッコミをして笑っていたり、冗談を言って人を笑わせたりと基本的には楽しいです。
このような方はあまり酒癖が悪いと言われることは少ないですが、度を越すと大声で騒いだりするため注意が必要です。
笑い酒になる人の特徴はもともと、楽しいことが好きな人が多いです。
よって、普段は物静かで、真面目な印象の方でも笑い酒になることもあります。
このような方の心理状態は本当は明るくしたいけれど、仕事上我慢していたり、周りの人に自分をさらけ出すのが苦手だと思っているのです。
そこでお酒を飲むことで開放的な気分になり本来の自分が出て笑い酒となる傾向が強いのです。
絡み酒②ネガティブ酒
飲み会でこのネガティブ酒になる人がいたら面倒です。
ネガティブ酒の特徴はとりあえず愚痴や自己否定、最悪は涙です。
「私だって頑張ってるのに・・」「何で彼は連絡してくれないの・・」など、自分が今不満に感じていることを次々と吐き出していきます。
ネガティブ酒になる人の心理は、日頃不満や悩みがあるのだけれどそれを無理して我慢していたり誰にも相談できずに一人で悩んでいる状態になっています。
また、もう一つの原因として最近つらい事があり、それを引きずっている人もネガティブ酒になっている可能性が高いです。
絡み酒③説教酒
飲み会も中盤になると、テーブルの隅の方で何やら説教をされている人を見たことがありませんか?
絡まれている人は下を向いて、とりあえず時間が過ぎるのを待っているのですが、絡んでいる方は永遠とお説教を続けるのです。
「君のあの行動はダメだと思うよ!」「僕なら違ったやり方を見つけたはずだ!」なんて
過去に起こった出来事についてダメ出しをします。
このような説教をする人の心理の特徴は自己評価やプライドが高い人です。例えば、仕事で同僚や後輩の行動を見て不満があるけれど、そのことを指摘できない人です。
指摘できないのは嫌われなくないから、面倒だからという心理が働いていると考えられます。
そのような日々の不満が説教酒という酒癖となり現れてくるのです。