不倫と浮気の違いがよぎるとき
そこにある意味とは
人が「不倫と浮気の違いって何だろう」と思う瞬間はどんな時でしょう。TVや雑誌の特集記事を見たとき、または、自分がそういう状況に陥っている時なのではないでしょうか。
自分に無関係の事は誰でもあまり気に留めないものです。でも、自分に少し引っかかる点があるとしたら、不倫と浮気の違いについて考えてしまうかもしれませんね。
パートナーが居るのに、心に異性を住まわせてしまったら、後ろめたさが付きまとうものです。それが気持ちだけの想いだとしても、やはりパートナーを目の前にしたら堂々としてはいられないでしょう。
心に思うことがあると、表面上に出さないつもりでいてもどこかいつもと違うなにかを感じ取られるかもしれません。いわゆる直感というヤツですね。これがなかなかに侮れないのです。
身も心も潔白、嘘偽りのない心でパートナーと過ごすことが理想ですよね。
不倫と浮気の違い*「不倫」の意味とは
「不倫」とは、読んで字のごとく倫理に叶っていない状態のことをさします。倫理とは人間生活の秩序や道徳的に正しいとされていることで、不倫はその真逆に当たるということになります。
パートナーが居る場合、日本では一人に対し一人のパートナーの状態が倫理的に正解でしょう。一夫多妻制の国にはこの点は当てはまらないかもしれませんね。パートナーが居る以上、そのパートナーを精神的にも肉体的にも裏切る行為はタブーです。
「不倫」という言葉は、片方もしくは双方が婚姻関係にある人が居るにもかかわらず、そのパートナー以外の人間と肉体関係を結んだことをさします。婚姻関係が底辺に無い場合は「不倫」という言葉は当てはまりません。
事実婚、内縁関係の場合はどうなのでしょう。内縁関係の場合、婚姻はしていないものの、準婚姻関係とみなされます。よって、他の異性と肉体関係に陥った場合は「不倫」とみなされてしまうのです。
つまり、不倫は、世間的に認められたパートナーが居ながらにして、他の人と肉体関係になった場合に使われるということです。
不倫と浮気の違い*「浮気」の意味とは
「浮気」の場合、簡単に行ってしまえば気持ちの問題。パートナー以外の人間に気持ちが移った時点で「浮気」となってしまいます。
不倫とは違い、一瞬よそに目を向けただけでも浮気とされることもあります。つまり、肉体関係があるとか無いとかは全く関係なく、パートナー以外の人間に気持ちを向けてしまったらそれで「浮気」成立となってしまうわけですね。
しかし、浮気は個人の捉え方で事の大きさが変わってくるものです。パートナーが自分以外の誰かに心を寄せている気がする。しかしその相手と会っている気配は無い。会っていないなら・・・となるかどうかです。
肉体関係どころか、ふたりで会っていないなら浮気と思わない人、自分以外の人間をちょっとでも想うだけで浮気と思う人、その線引きは個人差が大きく、浮気とされる確率は変わってくるのです。
不倫に陥りやすいのはどんな人?
不倫と浮気の違いの意味も含めて考える
不倫している人と不倫を踏みとどまっている人との違いは、罪悪感の重さではないでしょうか。不倫自体少なからず罪悪感を持つのが一般的です。しかし、自責の念に囚われて思い悩むような人はなかなか不倫には発展しないでしょう。またもし不倫関係に陥っても長続きはしないでしょう。
問題なのは不倫に対する罪の意識が低い人。物足りないものをパートナー以外の人に求め、悪いことだと思いつつも深い関係になり、バレないのをいいことにズルズルと関係を続けるタイプの人が不倫に陥る確率は高くなります。こうなるとなかなか不倫から抜け出せなくなりますよね。
人間、悪いことをしていると思うとどこかで罪の意識を消し去ろうとします。よくパートナーを裏切っていると妙に優しくなったりするというパターンがありますが、それが罪の意識を自分なりに和らげている証拠です。悪いことだと思いつつも、罪の意識がそこまで大きくないとやめるにやめられないでしょうね。
不倫に陥る確率の高さは、不満度や焦燥感、そして「退屈」。これらが満たされていれば、よほどのことが無い限り不倫に陥る確率は低いのではないでしょうか。