では、こっくりさんを呼ぶとどのようなことが起こるのでしょうか?まずこっくりさんと聞くと、先ほどご紹介したようにお告げを聞くことができる、誰も知らないはずのことがしっかり文章として、またははいいいえで答えを聞くことができるというもの。幽霊を呼び出してお告げを聞くことができるんです。
やり方も手軽で簡単なので、スピリチュアル的にもとても手軽に行うことができる降霊術として有名です。ですが、決して1人ではやらないこと、途中で10円玉から手を離してはいけないことなど制約が様々あるので、絶対に注意をしてやらなければいけません。こっくりさんは嘘?本当?その真実はやったことがない人でないとわかりません。
スピリチュアル的にこっくりさんとは
さて、そんなこっくりさんですが実際にやってみると動かない!なんてこともあったのではないでしょうか?こっくりさんとは先ほどもご紹介したように獣の妖怪であるとされています。幽霊なの?妖怪なの?その辺りは伝承により様々ですが、幽霊や妖怪の類だと知ってしまうととても怖いですよね。怖いと思うことで、よりこっくりさんがあなたを呪うかも、など悪い予想につながってしまいます。
また、狐、狗、狸などは獣の中でもより霊力の強いものとされていて、その辺りで怖いと感じてしまう方も多いようです。確かにスピリチュアル的に見ても、日本の伝承や妖怪の逸話、実話を合わせても、狛犬や妖狐など、獣の霊や妖怪で登場しやすい動物とも言えますよね。そういった意味でも、こっくりさんを怖い、スピリチュアル的に大きな意味を持つと思う方も多いです。
■参考記事:霊感の強い人の特徴とは?
実はやったことがある人多数?
さて、そんなこっくりさんですが小学校や中学校で遊び半分でやったことがあるという方も多いのではないでしょうか?では、あなたの周りにこっくりさんをやったことがあるという方はいるでしょうか?実は、割合で見るとそこまで多くはないのですが、地域性や年代によってはやったことがあるという方が多いです。
特に1970〜80年代、バブル時代にこっくりさんが小学生たちの間で大流行したそうです。その年代に小学生だった人たちに聞いてみれば、実はやったことがあるという方が多いのではないでしょうか?
そんな人たちの感想を伺ってみると、「10円玉が動かない」3割、「怖い、絶対にやらない方が良い」という人7割といったところ。動かないと言う方が少数派だなんて、とても怖いですね。ですが、動かないという意見の中には、動かないから離したら突然触ってもないものが壊れたなんていう怖い実話も。お次はそんな、こっくりさんをやった実話や怖い事件についてご紹介いたします。
実話あり!こっくりさんをやったら怖い事件に発展した?
こちらではこっくりさんに関する嘘のような実話をご紹介いたします。当時のことを覚えている方はニュースで見て覚えている、という方もいるのではないでしょうか?
日本のある高校で、女子学生21人が相次いでパニック障害や過呼吸を起こして病院へ搬送されるという事件がありました。その女子学生たちが運ばれる直前までやっていたのが、こっくりさん。こっくりさんをしていた女子学生の一人が何かに取り憑かれたようにパニックを起こし、そこから次々と女子学生がパニックを起こしたり、過呼吸を起こしたり・・・しかもその事件は結構最近。2013年に起こったことなんです。
嘘のような事件ですが、事実として彼女たちは運ばれました。また、その高校以外にも、1989年にも同じような事件が。このような事件は「集団こっくりさん事件」とも呼ばれ、当時全国各地の学校でたまにそういった事件が起こっていたようです。理由は簡単、こっくりさんが流行っていたから。嘘のような本当の事件ですが、そういった事件もあり、当時学校でこっくりさんをして遊ぶことを禁止する風潮が増えていきました。その時10円玉が動いたのか動かないのか、真実は闇の中です。