気になる!お守りの中身って一体何が入ってるの?
みなさん子供の時、お守りの中身を覗こうと思ったことはありませんか?きっと一度は開けようかな、と迷ったことがあるはずです!だけどお守りって神社やお寺が関わっている雑貨ですから、開けて怖い目に合っても嫌だから開けたことがない方がほとんどではないでしょうか。
だから実際はお守りの中身を知らないという方も多くいらっしゃるはずです。そこで今回は気になるお守りの中身について、徹底的に解説させていただきたいと思います。本当に開けてしまうと怖い目に合うのでしょうか?実際には中身に何が入っているのでしょうか?
今回はそれだけではなく、お守りの手作り方法や効果的な付け方、処分の仕方まで解説させていただきたいと思います。意外と知らないお守りという雑貨の知識をつけるために、ぜひ最後までご一読ください。
お守りとその中身の起原について
本題に入る前に、お守りの起原について簡単にご説明させて頂きたいと思います。お守りはどうやってはじまり、今に伝わっているのでしょうか。
お守りのはじまりは平安時代と言われています。いつだって人間は願いを持つものです。特に昔は医学の発達などしていませんでしたから、大切な人が簡単に病気にかかり、亡くなってしまう時代でした。そこで神に祈り、護符をお守りとして身につけるようになりました。
護符には神仏のお名前やおまじないの言葉が書かれます。これを肌身離さず持つことで効果があるとされたので、紐の付いた袋に入れられ、身につけるようになりました。これがお守りのはじまりと言われています。
実際には室町時代から一般に浸透し始め、神社でお守りをいただくことができるようになりました。お守りは身につけるものだから、肌触りの良い布が用いられていましたが、現代では汚れ防止や丈夫さを優先してビニール素材に入ったお守りも多くあります。
お守りの中身を見ると呪われるの?!
神社やお寺のマストな雑貨となったお守りですが、その中身を見ると怖い目に合うだとか、呪われるという風なことを聞いたことはありませんか?実際、神主さんやお坊さんが祈祷をあげたものが入っているわけですから、そう思うのも無理のないことです。
特に子供の時分であれば、お守りの中身の言葉がまるで呪いの言葉のように思えるのも原因かもしれませんね。では実際に、お守りの中身を見たり、言葉を読んでしまうと呪われるのでしょうか?
当たり前のことながら、お守りの中身を見ても呪われはしません。中身の言葉を読んでしまっても怖い目には合いません。では何故そのような噂がたっていたのでしょうか?
お守りの中身を開けたくなるのは子供の時分くらいのものです。子供がお守りの中身を開けてしまわないように、戒めとして大人が脅していたと考えるのが一番しっくりときますね。お守りというものは信じていてこそ効果のあるものですから、安易に中身を見るという行為をして信心を失うことを避けるため、大人はこのような脅しをしていたのでしょう。
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ズバリ!お守りの中身はこれだ!!
では本題に入りましょう!ずばり、お守りの中身は一体何なのでしょうか?!
ほとんどのお守りの中身は、木の板です。ただの木の板ではなく、神様の名前や言葉が刻まれた板となります。もちろん、お守りによっては中身が違います。木の板ではなく、厚紙である場合もありますし、願いのモチーフとなるものの形をしたものであることもあります。
つまりお守りの中身に決まりはないということですね。
御神木の一部が入ったお守りもありますし、お寺の境内の梅からできたお守りだってあります。中身にこだわりがあるのではなく、お守りとなるものにこめられた気や、それを信じる心が大切だということがお分かりいただけるかと思います。
昨今では御朱印巡りが流行っておることからも、お守りや御朱印が雑貨のような扱われ方をされています。しかし実際は大変ご利益のある、由緒正しいものとなっています。信心を忘れぬようにし、お守りを大切にしていきましょう。