ピアスによる金属アレルギーの危険は誰にでもある!
アレルギーは特別なものではなく、誰にでも発症の危険はあります。
アレルギーというのもは、個人個人の持つアレルゲンが容量オーバーになると起こる症状ですが、体調にも左右されるため、どこからが基準なのかは一概に言えません。金属アレルギーも花粉症も、アレルギーになる仕組みは同じなのです。
アレルギーは、生活環境によるものから遺伝的なものまで幅広く原因がありますが、どのアレルギーに対しても病院にさえ行けば症状は緩和されます。
しかし、まずは予防が大事ですよね。アレルギーの危険がある場合は、避けきれない場合を除いて何らかの対策を練っていることでしょう。突然起こるアクセサリーの金属アレルギーは、治ってもまた症状がぶり返す可能性があるのでしっかりと対策をとらなくてはいけませんね。
ピアスによる金属アレルギーが起きる原因とは
アクセサリーの中でも、最も金属アレルギー反応の症状が多いのはピアスです。金属アレルギーは、身体から出る分泌液や汗によって金属が溶解し、それによって金属イオンが出てくることから始まります。
出てきた金属イオンは、体内の蛋白質と結合し、アレルゲン物質という厄介なものになります。それが蓄積されていき、飽和状態になるとアレルギー反応の症状が起こるのです。
アレルギーは完治は不可能です。一度発症してしまったら、この先いかにアレルギーを起こさないように過ごすかが課題となります。
しかし、ピアスでアレルギーが起きたからといって、二度とピアスが付けられないというわけでもないのです。
アレルギー対策さえしていれば、これまでのようにピアスなどのアクセサリーを楽しむことが可能なのです。
金属アレルギーの危険は全身に及ぶ?!
ピアスによる金属アレルギーを起こしたことがある人ならおわかりでしょうが、ピアスによる金属アレルギーはピアスの穴を中心として、赤くただれたように炎症を起こし、ひどいかゆみと共に分泌液も出てきますよね。
簡単に言えば、赤く腫れてグチュグチュになる感じです。
昨日まで何ともなかったのに!と思う人が殆どですが、アレルゲンがとうとう満タンになって溢れてしまったわけですので、こうなると病院へ行くしかありません。ピアスに限らず、アクセサリー全般に言えることです。
そのまま放置して治るものでもなく、それどころか全身に金属イオンがまわってしまいます。耳たぶだけだった症状は全身に回ったことによって全身性皮膚炎となり、重症化してしまうのです。
痒いだけだからと放っておく人は多いですが、明らかに次第に症状が悪化していると感じたらすぐにピアスを外したうえで病院で受診してもらいましょう。その他のアクセサリーでも同じことが言えるので、まずは受診すること!
ピアスの金属アレルギーを防ぐにはどうすればいい?!
金属アレルギーに限らず、アレルギーはアレルゲン物質が飽和して起こります。自分は大丈夫!と思っていても、まだ飽和状態になっていないだけで、いつアレルギーが発症するかわかりません。
ピアスをしている人は、アレルゲン物質が溢れだすまでに個人差があるので油断はできないのです。
最近では、金属アレルギーの人も安心してつけられるような金属で作られたピアスもたくさんあります。金属アレルギーが発症していない人こそ、金属アレルギー予防のために安心できる金属仕様のピアスを普段用に使ってみましょう。
ピアスは見ていればどうしても欲しくなる可愛いものがいっぱい!好きなブランドもあるでしょうから、そういうブランドもののピアスはおしゃれ用にしてみたり、上手く工夫していけば金属アレルギーになりにくいはずです。
また、金属といっても、一定の金属にだけ反応したりするので、痒みがでたらすぐに外すこと。そして、その金属のピアスは使用しないことが大事ですね。