髪の毛の汚れをきちんと取るなら、シャンプーで洗う前に予洗いをしましょう。これは、頭皮環境を健全に保つためにとても大事なことなのです。もちろん、予洗いによってシャンプーの泡立ちも良くなりますので、是非やってほしいひと手間です。
シャンプーする前に、数分間お湯で汚れを洗い流します。このとき、お湯の温度は高すぎないように注意しましょう。特にオイリー肌の人や整髪剤を使っている人は、この時点でだいぶ汚れは落ちます。シャンプーの効果が高まるので、予洗いはするようにしたいですね。
②シャンプーを泡立ててから洗い始める
シャンプーを手に取り、いきなり髪の毛につけてそこからゴシゴシと泡立てていませんか?実はこの時点で間違った洗い方が始まっています。
顔を洗う時、まず手のひらでしっかり泡立ててから顔を洗いますよね。いきなり顔に洗顔料を塗りつけてそこから泡立つまで延々と顔を擦り続ける人はいないでしょう。
髪の毛も同じです。シャンプーを原液のまま髪の毛に付けることは髪を傷めてしまいかねません。しっかり泡立ててから洗い始めます。髪の毛の汚れ、頭皮の汚れは泡で洗い落すと考えればいいですね。
洗い残しがちなのが耳の後ろや襟足、生え際です。また、毛量が多い人は指の腹がしっかり頭皮まで届いていない場合も。そんな時は洗浄ブラシ。小刻みに左右に動かすようにして洗っていきましょう。
③洗い流しはしっかりと
洗い残しの多いのが耳の後ろや襟足、生え際と先程お話しましたが、洗い流しも同じでこれらの部分は流し残しが多いです。しっかり洗って汚れを取ったのに、そのまま髪の毛に残るなんて嫌ですよね。しっかり丁寧に流しましょう。
目安は指触り。髪の毛や頭皮にヌルつきが無くなるまで流しましょう。
④トリートメントとコンディショナー
次はトリートメント、最後にコンディショナーと進みます。この順番も間違えている人がいるので覚えておきましょう。
軽く髪の毛の水気を取ってから、まずは毛先へ、それから髪の毛全体に行き渡らせます。美容室でのシャンプーを思い出してみてください。コンディショナーをつける前、軽くキュッと髪を絞っている感触は無いですか?あのように軽く水気を取ってからつけるようにすればいいのです。
てぐしで髪の毛全体に行き渡らせたら、同じようにてぐしで髪の毛に付いた余分なトリートメントまたはコンディショナーを洗い流していきます。
香りを残したいからと言ってじゅうぶんに洗い流さない人がいるようですが、これはNG。髪の毛や地肌に良くないですし、何よりベタつきの原因となってしまいます。
トリートメントやコンディショナーは髪の毛に薄く残る状態がベストです。てぐしで洗い流すことによって薄く髪の毛に残り効果を発揮するのです。
⑤タオルドライはやさしく丁寧に
最後にタオルドライ。髪の毛をタオルで包み込み、頭皮の水分を叩くようにして取っていきましょう。ゴシゴシこすると、髪の毛が摩擦により傷んでしまいます。
頭皮の水分をしっかり取るようにタオルドライすると、その後のドライヤーを当てる時間が減ることになり、髪へのダメージを軽減させられます。
また、タオルドライ後のブラッシングですが、目の粗いクシやブラシを使うと髪の毛へのダメージをおさえることができます。
ここまでのイメージはできましたか?サロンでの洗髪を思い起こしながらやれば間違いはないでしょう。正しい洗浄方法を癖付けしたいですね。
◆サロンシャンプーのおすすめは?
髪質にあったシャンプーを選ぶのもポイント
シャンプーの泡立ちが悪いと感じる原因のひとつに、自分の髪質と使っているシャンプーの相性が悪いことも挙げられます。
そこでまず、シャンプーにはどんな種類があるのかご存知ですか?シャンプーを商品名やイメージだけで選んでいては、自分に合ったシャンプー選びができませんよね。
高級アルコール系・石油系
お手頃価格なのが特徴で、弱アルカリ性または弱酸性の性質です。一般的に泡立ちがよくて洗浄力も高く、髪の滑りも良くなるのが特徴的ですね。
石けん系
弱アルカリ性で優れた洗浄力があり、天然成分の石鹸は肌に優しいのが特徴です。ただし、すすぎをしっかりしないとフケの元。
アミノ酸系
弱酸性で、多少高価ですがそのぶん低刺激。洗浄力が弱いので丁寧に洗う必要があります。リンスは不要なのも特徴的ですね。