アルビノのモデル有名ランキングTOP15！美しい画像もご紹介

アルビノとは、体毛や肌など、本来色が着いているべき体の箇所に色がない、または、極端に薄い動物のことをいいます。国によりますが、1万人～2万人に1人の割合で存在するとされています。

瞳の色素が薄く、血管の色が透けて見えるため、赤い瞳となります。しかし、人間ではグレーや薄い青の瞳が多く、赤い瞳は稀です。また、個人差がありますが、視力は総じて低く、盲目の人もいます。傾斜という症状を併発している人も多いです。

アルビノは肌が弱く、健常者なら日焼け程度で済む日光でもやけどのような症状に襲われることがあります。皮膚がんの発症率もきわめて高いです。

アルビノは、その希少さから民間信仰の対象になっている地域も多くあります。逆に、不幸の象徴として忌み嫌われる地域もあり、迫害の対象となっている地域も存在します。

さらに、アフリカの一部地域では、呪術に体の一部を用いるために殺害されるなど、命を奪われるケースも多く「アルビノ狩り」と言われ問題視されています。

また、先進国においても、見た目が他と違う点で雇用問題に発展するケースがあり、接客業など人前に出る仕事に就けないなどの人権侵害は多いと言われています。

美しいルックスのアルビノですが、幼少期から人間関係に悩む人も多く、アルビノの中には生きづらさを抱えている人が大勢います。

人間の肌に色が着いているのは、メラニン色素があるから。基礎化粧品の謳い文句で「シミの元となるメラニン生成を防ぐ」というフレーズを耳にしたことのある人も多いでしょう。そのメラニン色素です。

ネグロイド（黒人）にはメラニン色素が多く、肌の色が濃くなりやすいです。反対にコーカソイド（白人）はメラニン色素が少なく、肌の色が薄いです。モンゴロイド（黄色人種）はその中間といっていいでしょう。

アルビノは、このメラニン色素を合成するチロジナーゼという酵素の働きが弱く、色素を作ることができません。

また、アルビノとは逆に全身の色素が濃くなり肌や体毛が黒くなる状態は、「メラニズム」と呼ばれます。

人種や環境に関係なく、アルビノは存在します。純日本人の中にも、アルビノは実在しています。

アルビノとは複数の遺伝子の突然変異が要因と考えられています。ひとつの遺伝子が変異を起こしたからといって、本人がアルビノになるわけではありません。

しかし、両親がアルビノでなくても要因となる遺伝子を持っている場合、組み合わせによってはアルビノの子供が生まれますが、きわめて稀です。兄弟の内何人かがアルビノという人も存在します。

アルビノの要因となる遺伝子を持っているがアルビノでないという人は、50～70人に1人いると言われていますが、要因を持っているだけなのでアルビノではありません。彼らの子供世代が、両親の組み合わせによってアルビノとして生まれてきます。

粕谷幸司さんは、自らを「アルビノの日本人エンターテイナー」と称しています。アルビノについて発信するなど、自身がアルビノであることを生かしてタレント活動をしています。

粕谷幸司さんいわく、「視力が弱いけど、メガネやコンタクトで矯正できる」「肌が弱いけど女性がやっている日焼け対策で十分」なんだそう。

もちろん個人差があることが前提ですが、「アルビノって意外と普通」と思わせてくれるような活動をしています。

イスラエル出身のフォトグラファー、ユリア・タイツが発表したフォトシリーズで、モデルを務めた少女、アディ。まるで天使のような清廉さ、美しさで注目を集めました。

アルビノの女性モデル、ボン。情報が少ないですが、骨格からして、ヨーロッパ系の白人種のようですね。

アルビノモデルは、その特異なルックスを生かすため、髪の毛も真っ白な方が良いとされています。しかし、ボンの髪の色はピンクゴールド。地毛かどうかは分かりませんが、他のアルビノに比べて肌の色も濃いので、染めているわけではなさそうです。