エドヴァルド・ムンク
・生年月日:1863年12月12日
・出生地:ノルウェー
・職業:画家
『叫び』の作者として世界的に有名な画家・エドヴァルド・ムンク。幼い頃に母と姉を亡くし、その経験は彼の作品に大きく影響していると言われています。1902年以降、妄想を伴う不安が高まり、時に対人恐怖症の発作を起こすようになります。
1908年にはそれらの症状が悪化し、精神病院に入院します。翌年には精神的にも落ち着き退院しますが、それと引き換えに彼の作品からは緊張感や生気がなくなったと言われています。
統合失調症にかかったことがある芸能人⑨ 高村智恵子
高村智恵子
・生年月日:1886年5月20日
・出生地: 福島県安達町(現・二本松市)
・職業:洋画家、紙絵作家
明治時代末期から大正時代にかけて、当時では珍しかった女流洋画家として活躍しました。夫である詩人・高村光太郎の詩集『智恵子抄』でも知られています。
養子として入った家の破産や自身の絵画制作で心労を重ね、1932年には大量の睡眠薬を飲み自殺未遂に至るなど統合失調症と見られる症状が出てきます。
統合失調症にかかったことがある芸能人⑩ フィンセント・ファン・ゴッホ
フィンセント・ファン・ゴッホ
・生年月日:1853年3月30日
・出生地: オランダ ズンデルト
・職業:画家
印象派の画家として数々の名画を生み出したゴッホ。1888年に自らの耳を切り落とすという事件が発生し、精神異常者の行為でしかあり得ないなどされ精神病院に収容され、その後病院内で数々の絵画を描きます。
2年間発作を繰り返しながらも判断能力を保っていたことから統合失調症であったという説が強いです。病状は回復し退院しますが、最後は自殺をしたと見られています。
統合失調症にかかったことがある芸能人⑪ アイザック・ニュートン
アイザック・ニュートン
・生年月日: 1643年1月4日
・出生地: イギリス ウールズソープ・マナー
・職業:自然哲学者、数学者、物理学者、天文学者、神学者
ニュートン力学の確立や微積分法の発見などの業績を残した、空前絶後の天才と言われているアイザック・ニュートン。
『光学』や『自然哲学の数学的諸原理』の執筆による疲れなどによって精神状態に異常をきたし、不眠や食欲減退、被害妄想を引き起こします。しかしその後も数々の業績を残しています。
統合失調症にかかったことがある芸能人⑫ 夏目漱石
夏目漱石
・生年月日:1867年2月9日
・出生地:千葉県 牛込
・職業:小説家、評論家、英文学者
『こころ』「我輩は猫である』『坊つちゃん』などを代表作にもち、日本の千円紙幣の肖像にもなっている夏目漱石。1890年ごろから悲観主義・精神衰弱が見られます。
晩年は、精神衰弱の他、胃潰瘍、糖尿病などの病気に苦しみながら、死に直面した経験を作品に活かすなどし、後期三部作と呼ばれる『彼岸過迄』『行人』『こゝろ』を執筆しています。
統合失調症にかかったことがある芸能人⑬ 山田花子
山田花子
・生年月日:1967年6月10日
・出生地: 東京都
・職業:漫画家
『神の悪フザケ』『嘆きの天使』『花咲ける孤独』『魂のアソコ』『からっぽの世界』『自殺直前日記』などを著書に持つ、漫画家の山田花子さん。中学生時代からいじめが原因でリストカットを繰り返し、ガス自殺を図ったこともありました。
漫画家として活動しながらも、精神錯乱、無気力、奇行などが見られ、1992年5月、24歳の時に団地の11階から身を投げて自殺でなくなりました。
統合失調症にかかったことがある芸能人⑭ 卯月妙子
近況。やつれ捲った顔を友達が目一杯加工して30代の面まで頑張ってくれた友達作自分。ぶっ殺されそうなインチキですが(笑)#卯月妙子 pic.twitter.com/xGhaMFZdDF
— 卯月妙子(ボビー共々激闘中!) (@udukitaeko_) November 3, 2019
卯月妙子
・生年月日:1971年12月31日
・出生地:岩手県宮古市
・職業:漫画家、エッセイスト
『マンガ・エロティクス』で発表したコミックエッセイ『実録企画モノ』が話題となりファンを獲得した漫画家の卯月妙子さん。幼少期から統合失調症に悩まされ、中学生の時には自殺を図ったことも。
20歳の時に夫の会社が倒産し、借金返済のためにストリップ嬢やAV女優になりました。過激なAVに出演し、さらに夫が自殺したことによって統合失調症が悪化し、閉鎖病棟への入院と自殺未遂を繰り返しました。現在は中断していた執筆活動を再開しています。