今野敏のおすすめ作品ランキングTOP15!ドラマ化された名作も!
2019年には人気シリーズの『任侠学園』が公開された作家の今野敏さん。
今回は今野敏さんの代表的なオススメ作品をランキング形式でご紹介します。どうぞ!
今野敏のおすすめ作品ランキング第15位:TOKAGE 特殊遊撃捜査隊
『TOKAGE 特殊遊撃捜査隊』は、朝日新聞出版から出版されている、ある身代金誘拐事件を巡る覆面捜査専門のバイク部隊「トカゲ」の活躍を描いた物語です。
主人公はその「トカゲ」の新米刑事・上野数馬。東京と大阪を舞台に、初めての誘拐事件に挑む主人公の姿を追った新機軸の本格警察小説です。
今野敏のおすすめ作品ランキング第14位:スクープ
『スクープ』は、集英社から出版されている今野敏さんのシリーズ小説です。
あるテレビ局の看板番組「ニュース・イレブン」に所属する遊軍記者でTBNテレビ報道局社会部の布施京一を主人公に、あらゆるスクープ合戦に命を懸ける姿と、取材ソースのひとりでもある警視庁捜査一課の黒田裕介刑事との交流を描いた小説です。
バブルがはじけた直後あたりの日本がもっとも混沌としていた時代を舞台に、都会の闇に蠢くスクープを暴き出す警察エンターテイメントとなっています。
主人公の布施をはじめ、個性の強いキャラクターが人気の今野敏さんの代表的な警察小説シリーズです。
今野敏のおすすめ作品ランキング第13位:二重標的(ダブルターゲット)
二重標的
— y (@nEmuIyAMacHi28) March 30, 2017
ベイエリア分署の安積警部補のもとに、ホステスの殺害事件の通報が入る。若者が集まるライブハウスで何故女は死んでいたのか。謎を追ううちに、安積は同時刻に起きた別の事件との接点を見つける。
隠蔽捜査やSTとは違った警察小説の魅力が楽しめる安積班シリーズ第1弾。 pic.twitter.com/qPxTU8YRRA
『二重標的』は、角川春樹事務所から出版されている、今野敏さんのベイエリア分署シリーズ第一弾です。
東京湾臨海署、通称「ベイエリア分署」の安積警部補を主人公に、繋がりを見せた二つの殺人事件のある標的の裏側にある闇を、トリッキーな捜査によって暴く姿を描いています。
今野敏のおすすめ作品ランキング第12位:リオ―警視庁強行犯係・樋口顕
『リオ―警視庁強行犯係・樋口顕』は、新潮社から出版されている今野敏さんの本格警察小説です。
荻窪で起きた殺人事件の容疑者として逮捕された少女・リオ。しかし警視庁捜査一課強行犯第三係内で、一人だけそれに違和感を感じ、執念深く捜査を続けるのがこの物語の主人公・樋口警部補です。
第二、第三の殺人が発生する中で、リオの背後に潜む闇の正体に迫ります。1960年代から続く日本の社会のバックグラウンドさえ考えさせられる社会派サスペンスです。
今野敏のおすすめ作品ランキング第11位:マル暴甘糟
『マル暴甘糟』は、実業之日本社から出版されている今野敏さんの痛快警察小説です。
主人公は「俺のこと、なめないでよね」が口ぐせのマル暴刑事・甘糟達夫。気弱な刑事の活躍を追った、笑って泣ける「マル暴」シリーズの第一弾です。
この小説の魅力は何と言っても、主人公・甘糟達夫の人間的なキャラクター設定です。組対刑事の物語に、気弱な主人公を持ってこられるのは警察小説の名手・今野敏さんしかいないのではないでしょうか。
テンポよく進む会話劇とストーリー展開によってあっという間に読みきってしまえるので、警察小説に苦手意識のある方や読んだことのない方におすすめしたい作品です。
今野敏のおすすめ作品ランキング第10位:同期
『同期』は講談社から出版されている、今野敏さんの警察小説の大傑作とも評される作品です。
警視庁捜査一課の宇田川は窮地の場に突然現れ、自分を救ってくれた公安所属の同期の蘇我の正体と行方不明となった真相を探る過程でますます深まっていく謎を追った警察ミステリー小説です。「同期」とは一体何者なのか、友への恩義のために組織の闇を暴くべく奮闘する刑事の姿を描いています。
警察と公安、それぞれの思惑で動く組織と、その間で翻弄される主人公の宇田川。様々な葛藤の中で次々と展開される場面が目に浮かぶような躍動感溢れる文章と、ベテラン刑事の優しさと厳しさ、同期の刑事との友情、一人の刑事が困難を乗り越え成長していく過程が丁寧に描かれています。
人間的にも魅力溢れる主人公と、テンポの良い場面展開が魅力の作品で、読み終わった後の余韻も極上で何度も読み返してしまう一作です。