『ST 警視庁科学特捜班エピソード1』は、講談社から出版されている警視庁科学特捜班にスポットを当てた警察小説です。
警視庁科学特捜班、略称STのメンバーを主人公に、繰り返される猟奇事件の真相を追う捜査陣の悪戦苦闘を描いています。
テレビドラマ化もされている、今野敏さんの代表的なシリーズ小説です。個性の強いキャラクターたちがそれぞれの特技や才能を活かし、最終的には国際的な陰謀の一つである殺人事件の本性を突き止めます。
今野敏のおすすめ作品ランキング第2位:任侠書房
『任侠書房』は、中央公論新社から出版されている今野敏さんの任侠コメディです。
主人公の日村誠司が代貸を務める阿岐本組はひょんなことから出版社経営を引く受けることになります。今時珍しい任侠道をわきまえたヤクザたちが、梅之木書房を懸命に立て直そうとする姿がクスリと笑える任侠シリーズ第一弾です。
任侠ものの暴力シーンが苦手という方にも、ぜひおすすめしたい作品です。
今野敏のおすすめ作品ランキング第1位:隠蔽捜査
『隠蔽捜査』は、新潮社から出版されている今野敏さんの革命的な警察小説です。
テレビドラマ化もされた人気シリーズ『隠蔽捜査』の第一弾となるこの作品では、警察庁のキャリア官僚たちが活躍する姿が描かれています。
これまでの警察小説というと、現場の警察官や刑事か活躍するものが一般的でしたが、この物語の主人公は警察官僚の竜崎伸也。周囲に変人という称号を与えられている彼が、自らの信念を曲げることなく連続殺人事件へと立ち向かう姿が描かれているのがこの作品の特徴です。
今野敏作品で人気の『任侠シリーズ』を一覧で紹介!
のちにドラマ化や映画化もされ人気を博した今野敏さんの代表作『任侠シリーズ』。
ここではこれまで第四弾まで、出版されているシリーズの全作品についてご紹介します。まだ今野敏さんの小説を読んだことのない方は、入門編にも最適なのでぜひ読んでみてください。
①任侠書房 | これが全ての始まりとなる1作目
兄弟分の組から倒産寸前の出版社経営を引き受けることになった阿岐本組長が、「商売は喧嘩だよ!」をモットーに、ひと癖もふた癖もある編集者たちとともに梅之木書房復活に取り組む姿を描いています。
突然舞い込んだ出版社経営という出来事に舞い上がる阿岐本組長と、呆れる組員の面々、そして個性的な編集者たちとのやり取りが可笑しくて笑えます。
②任侠学園 | 私立高校が舞台となる2作目
「任侠シリーズ」大二弾となる今回の舞台はとある私立高校です。第一弾に引き続いて阿岐本組長が引き受けてきたのは、経営難で廃校寸前になった私立高校の運営でした。
学校になんか良い思い出が一つもない日村をはじめとする組員の面々は、自らの学生時代を思い出してなかなか気乗りがしません。一方、またもや勝手に一人で舞い上がっている阿岐本組長。
組長の言い付けに仕方なく従い、学校運営に乗り出す阿岐本組。はたしてヤクザたちの手で荒廃した学園を無事に建て直すことができるのか。
2019年9月には、この『任侠学園』を原作に西島秀俊さんと西田敏行さんのW主演による映画が公開され注目を受けました。
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③任侠病院 | 病院の再建話で始まる3作目
「任侠シリーズ」第三弾となる本作の舞台は、またまた潰れかけの市立病院。
お馴染みの個性豊かな子分達と、潰れかけた病院の建て直しに奔走する阿岐本組。果たして病院再建を成功させ、暴力団追放の兆しを見せる街の人々の信頼を勝ち取ることができるのか。
シリーズ三作目でもそのテンポ感は変わらず、笑いと涙を誘う一作となっています。