小説家・村上春樹のおすすめ作品ランキングTOP30!見どころもご紹介

小説家・村上春樹のおすすめ作品ランキングTOP30!見どころもご紹介

村上春樹さんはデビューしてから40年以上の間、1,000万部突破の『ノルウェイの森』や最新長編『騎士団長殺し』などの作品をヒットさせてきました。ここでは「日本で一番ノーベル賞に近い作家」と呼ばれる村上春樹さんのおすすめ30作品を、見どころと共にご紹介します。

記事の目次

  1. 1.村上春樹のおすすめ作品ランキングTOP30!
  2. 2.世界も認める小説家!村上春樹の作品にこれからも注目

村上春樹のおすすめ作品ランキングTOP30!

村上春樹さんは1979年、第22回群像新人文学賞を受賞した『風の歌を聴け』で小説家デビューします。その後1987年に発表した『ノルウェイの森』が大ヒット。上下巻合わせて1,000万部を超えるベストセラーとなります。

村上春樹さんは現在短編やエッセイなどを交えつつ、数年に1作品のペースで長編を刊行しています。新作発表の度に、書店やメディアで大きく取り上げられるのを見たことがあるのではないでしょうか。また海外の文学賞を受賞していることから、「日本でいちばんノーベル賞に近い小説家」と呼ばれるようにもなりました。

ここでは村上春樹さんの作品の中からおすすめの30作品を、見どころも合わせてランキング形式でご紹介します。

なおこのランキングはハイブリッド型総合書店honto(hontoサイトの本の通販ストア・電子書籍ストアと、丸善、ジュンク堂書店、文教堂)で著者「村上春樹」の書籍の全性別・20代~40代における購買冊数のランキングを抽出しました。<集計期間:2019年1月1日~2019年12月31日>

第30位:走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

出典: https://honto.jp/netstore/pd-book_03273381.html

『走ることについて語るときに僕の語ること』は2007年発表のエッセイ。走ることと小説を書くことの関係について、村上春樹さんの回想を交えて綴られた作品です。

村上春樹さんは専業作家となった時からランニングを日課にしており、マラソンやトライアスロンの大会に参加した経験もあります。体力作りのために始めたランニングを通して考えたことや、長編執筆とマラソンの関連性などが、マラソン大会での思い出とともに語られます。

村上春樹さんの生活の一端や小説とマラソンにかける思いなど、小説では見られない一面を見ることのできる1冊です。

第29位:ねじまき鳥クロニクル 改版 第2部 予言する鳥編 (新潮文庫)

出典: https://honto.jp/netstore/pd-book_03267410.html

『ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編』は1994年に発表された8作目の長編です。3部作のうちの第2部で、失踪した妻の行方を追う男が様々な人物と出会い、妻失踪の謎に迫っていく物語です。

村上春樹さんが初めて暴力をテーマにしたこの作品、第2部では「誰にも加害者になる可能性がある」ことが綴られています。第1部で登場したミステリアスな少女・メイの見せる新たな1面や、村上春樹さんの作品でおなじみの井戸の存在に注目して読んでみて下さい。

第28位:羊をめぐる冒険 上 (講談社文庫)

出典: https://honto.jp/netstore/pd-book_02497122.html

『羊をめぐる冒険』は1982年に発表された3作目の長編で、主人公が耳に特殊な能力のある女性との出会いを通して、羊をめぐる冒険に巻き込まれる物語です。

村上春樹さんが専業作家となって初めて発表したこの作品には、不思議な耳を持つ女性や主人公の行く手に現れる羊男など、魅力的な人物が多く登場します。これらのキャラに注目しつつ、主人公の冒険の行方を追いかけてみて下さい。

また作中で描かれる北海道の情景にはモデルがあるので、チェックしてから読むのも面白いですよ。

第27位:カンガルー日和 (講談社文庫)

出典: https://honto.jp/netstore/pd-book_00426433.html

『カンガルー日和』は1983年発表の短編で、主人公とその彼女がカンガルーの親子を眺めて過ごす1日を描いた物語です。

この作品は主人公がカンガルー親子の関係について、さまざまな考察を巡らせる部分が見どころ。ちょっともやっとしたエンディングが、さらなる妄想をかき立てます。

『カンガルー日和』は同名の短編集の表題作です。「長編はしんどい」という方は、まずこの短編集からお手に取ってみてはいかがでしょうか。

第26位:ねじまき鳥クロニクル 改版 第3部 鳥刺し男編 (新潮文庫)

出典: https://honto.jp/netstore/pd-book_03267411.html

『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』は1995年に発表された8作目の長編です。3部作の完結編で、ついに主人公が妻の失踪の原因となった黒幕と対峙します。

第3部では執着がキーワードとなっており、主人公の「妻を取り戻したい」という強い思いがエモーショナルな展開をもたらします。妻の失踪とノモンハン事件との関連など、物語に散りばめられた謎が解き明かされるクライマックスは目が離せません。

第25位:1Q84 a novel BOOK3 後編 10月-12月 (新潮文庫)

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第24位:神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

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