① 右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲んで左手にかけ左手を清めます。
② 次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。
③ 再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受けて口をすすぎます。
④ 口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手に流します。
⑤ 最後に水の入った柄杓を立て、柄に水を流してから伏せて置きます。
【神社でのお参り作法】お賽銭の作法
最初に賽銭箱の前で会釈をして、鈴を鳴らします。それからお賽銭を入れます。
鈴を鳴らすタイミングが分からないという方も多いと思いますが、基本的にお賽銭を入れる前が良いようです。
また、お賽銭は神様への感謝の気持ち。
お賽銭を入れるときには思い切り乱暴に投げ入れるのではなく、優しく放る程度にしましょう。
お賽銭の意味は?
お賽銭とは、神様へ日頃の感謝と自分の真心を表すためのものです。
つまりお賽銭としてのお金は、願いが叶ったりいいことがあったりしたときに「ありがとうございました」と
神様へ感謝を伝えるためのものであり、決して願い事を叶えてもらうための対価ではありません。
昔はお金ではなくお米をお供えしていました。
「今年も神様のおかげでたくさんの実りに恵まれました」という感謝を表していたんですね。
江戸時代くらいから通貨としてお米などの物品ではなくお金が流通したので、
神様へのお賽銭もお金に変わっていきました。
お賽銭の金額は?
神社でのお参りは、お賽銭のお金の金額に悩む方も多いかと思います。
神社参拝でのお賽銭の金額と言えば、あまり高額な印象はありません。
お賽銭としてのお金は、5円玉が一般的です。5円玉を基準に何枚お賽銭するかで決めましょう。
5円玉の枚数によって、またはお金の合計金額によって、語呂合わせが変わります。
10円玉は「遠縁」にかかり縁起があまりよくありません。
5円1枚なら、ご縁がありますように。
5円5枚なら、二重にご縁がありますように。
5円23枚なら、いいご縁がありますように。
逆に、
5円7枚では、35円で散々なご縁に遭ってしまう
5円13枚では、65円でろくなご縁にあわない
という悪い意味にも。
50円玉1枚で、五重の縁がありますように。とする場合もあるようです。
お賽銭は、そもそも願い事を叶えてもらうための対価ではありませんので、
お金の金額が高ければ高いほど願い事が叶う!ということはありません。
しかし、「この程度なら懐が痛まないから」という理由で少額をお賽銭するのは良くありません。
お世話になった方へのお礼にいらないものをお渡しするようなものです。
きちんと意味を理解して、お賽銭をするようにしましょう。
【神社でのお参り作法】参拝の作法
お賽銭が済んだら、次に二礼二拍手一礼の作法で拝礼をします。
神社や地域によって違うため、この二礼二拍手一礼は一般的な参拝の作法です。
神社や地域の違いを知りたい場合には、お参りに行った先の神社で尋ねてみてください。
両手を合わせたら、日頃の感謝を伝えてからお願い事をするようにしましょう。
① 深いお辞儀(礼)を二回繰り返します。[ 二礼 ] ② 次に両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引き、肩幅程度に両手を開いて拍手を二回打ちます。[ 二拍手 ] ③ そのあとに両手をきちんと合わせながら心を込めて祈ります。 ④ 両手をおろし、最後にもう一度深いお辞儀(礼)をします。[ 一礼 ]
お寺の場合は、お賽銭が済んだら、お願い事をしながら合掌と一礼をして、お焼香になります。
神社では正しい作法とされる二礼二拍手一礼は、お寺ではやってはいけません。
特に拍手は、お寺には存在しないお作法になります。
【神社でのお参り作法】鳥居のくぐり方(参拝後)
鳥居をくぐってから、神前へ向き直して一礼をします。
参拝前の鳥居のくぐり方では、鳥居をくぐる前に一礼をしましたが、参拝後は逆になります。
神域に入らせていただいてありがとうございました、という気持ちを込めましょう。
■参考記事:スピリチュアル的に潜在能力を引き出すには?コチラも参照!