【神社でのお参り作法】生理中の参拝はNG?
よく言われるのが、「生理中の女性は参拝してはいけない・鳥居をくぐってはいけない」というもの。
喪中のときの参拝もあまり良く思われませんね。
神社やお寺では、血は穢れとして扱われます。
実際に神社にいる巫女さんも生理中は神社の特に神聖な場所への立ち入りを禁じられるそうです。
しかし、この生理中の女性は参拝してはいけないというのは、多くの場合は誤解であるようです。
穢れとは、汚れているという意味の汚れではなく、
体力が落ちている状態を表す気枯れのことを指しています。
生理中は確かに体力が落ちる気枯れの期間です。
また、喪中の際は心が沈んで、こちらも気枯れの期間だと言えます。
「生理中の女性は参拝してはいけない」とは、その期間はお家で安静にしているようにという日本人の心遣いから生まれたものだったのです。
神社にいる巫女さんが神社内での行動を制限されるのも、無理にお仕事をしなくても大丈夫ですよ、という気遣いからくるもののようです。
結論として、生理中の女性は心身共に元気であるのなら、参拝しても大丈夫です。
鳥居もきちんと作法通りにくぐりましょう。
「生理中は鳥居をくぐってはいけない」というのは言葉通りの意味ではなく、神社へ近寄ってはいけないという意味で言われています。
知らない方の家に玄関を通らず、窓や裏口から入るようなもの。
鳥居をくぐらず神前に向かうというのはとても失礼なことですのでやめましょう。
【神社でのお参り作法】おみくじのマナー
神社参拝後、おみくじをひく方もいらっしゃるでしょう。
おみくじを引くときには、何か迷っていること・不安に思っていることなどを思い浮かべながら引くと良いと言われています。
その答えやヒントをおみくじが教えてくれるのです。
おみくじをひいた後、良いおみくじであればお財布などに入れ持って帰ります。
悪いおみくじであれば、厄を払うために神社内のおみくじを結ぶ設備に結び付けましょう。
木の枝などに結び付けるのはやめてください。
境内の木々はとても神聖なものです。スピリチュアルなことを信じている方は大切なことでしょう。
【神社でのお参り作法】服装のマナー
神社参拝で、丁寧なお参りをしたいと思うのなら、服装から気を配ると良いでしょう。
神様にお願い事をするのですから、最低限服装は正し、きちんと感のある恰好をするようにします。
男性ならジャケットスタイル、女性なら露出の少ない服装を。
最近ではパワースポット、スピリチュアル好きで旅行がてら神社巡りをする方もいますが、そういったときでもあまりラフになりすぎないように気をつけましょう。
神域に立ち入り、神前へ向かうというスピリチュアルな体験に臨むことを忘れないようにしてください。
【神社でのお参り作法】時間のマナー
神社参拝には作法や服装のマナーがありました。
では、時間のマナーというものはあるのでしょうか?
結論からいうと、神社へお参りに行くのに決まった時間のマナーは存在しません。
しかし、もっとも神様に感謝の気持ちを伝えられるのに適した時間帯というものは存在します。
神社へお参りに行くなら、午前中、特に早朝の時間帯が適していると言われています。
人通りが少なく、雑念のない時間帯だからというのが理由です。
神社参拝における時間帯の概念は、スピリチュアル好きの方には重要そうな情報です。スピリチュアルを感じたいなら、参拝の時間も考えた方がよさそうですね。
もちろん午後の時間帯に行くのも問題ありませんので、ご心配なく。
【神社でのお参り作法】頻度のマナー
神社へのお参りの頻度として、初詣だけの年に1回という頻度の方が多いのではないでしょうか?
参拝の頻度が高ければ高いほど効果があるというようなことはありません。
年に1回の頻度で、十分神様に感謝の気持ちを伝えることはできます。
頻度を高くしたいと思うのなら、良いことがあったり願い事が叶ったりした際に合わせて、その都度神様に感謝の気持ちを伝えにいくと良いでしょう。
神様も、ご縁を大切にしようとする人間が会いに来るのは、きっと嬉しいと感じてくださるのではないでしょうか。
しかし、お願い事を叶えてもらうための打算で、何度も何度も頻度を重ねて通うのはよくありません。
神社参拝の目的を忘れないように頻度も考えたいですね。
【神社でのお参り作法】写真のマナー
撮影が禁止されている場所(神殿など)以外でなら、基本的に写真撮影はしても問題ないようです。
他の参拝者に迷惑がかからないように行いましょう。
最低限の礼節を欠かないように、撮影は参拝を済ませた後で。
そして神様へ「写真を撮らせていただきます」とお辞儀をしてから撮影にかかります。
お寺の場合、仏様の後光に向かってフラッシュをたかないような配慮が必要です。