スピリチュアル好きにも人気!神社へのお参り
日本人たるもの、初詣に恋みくじなど、神社へお参りに行く機会がたくさんありますよね。
最近ではパワースポット好き、スピリチュアル好きが高じて、神社巡りをする方も増えました。
しかし、正しいお参りのお作法ができている人はどれくらいいるのでしょうか?
神社でのお参りには絶対にこうしなければならないという作法はありません。
しかし願い事を叶えて欲しいという気持ちが強いほど、スピリチュアルを信じていればいるほど、きちんとした作法でお参りさせていただきたいと思うものです。
今回は、願い事を叶えるお参り方法とマナーを解説しています。
ただし、神社や地域によって、お参りのお作法は微妙に違うことがあります。
あくまで、今回のものは一般的なお参り方法とマナーになります。
■参考記事:神社とお寺の違いは?コチラも参照!
【神社でのお参り作法】鳥居のくぐり方(参拝前)
鳥居には、人間社会と神域の境界という意味があります。
また、お辞儀をして鳥居をくぐるのは、身を清めているという意味もあるそうです。
知らないお家にお邪魔させていただくようなものです。
神域という神様のお家に入らせていただくわけですから、必ずお辞儀をしてからくぐりましょう。
この時、服装を正すのも忘れずに。
お寺には鳥居ではなく山門という境界があります。
お寺の山門には、迷いのある俗世と悟りの世界の境界という意味があります。
一礼に加え、胸の前で合唱をしてから入ります。
初めに鳥居に入る足は外側の足!
鳥居をくぐる際には中央は避けて、端を通るようにしてください。
また、初めに鳥居に入る足は、外側の足になるようにし、お尻が正中に向かないように踏み出します。
お寺では山門の敷居は絶対に踏まないように気をつけましょう。
和室の減った現代では忘れがちですが、敷居を踏むという行為はとても不作法にあたります。
いくつか鳥居が並んでいる神社は?
いくつかの鳥居が並んでいる場合は、一番外側の鳥居から順番にくぐるようにします。
それが2・3と続く場合は、そのすべての鳥居ごとにお辞儀をするのが最も丁寧な作法です。
ただし、50や100と膨大に鳥居が並んでいる場合には、
1つ1つにお辞儀をするのではなく、一番外側の鳥居にお辞儀をした後、
頭を少し下げた状態のままですべての鳥居をくぐるようにしましょう。
【神社でのお参り作法】参道の歩き方
参道の中央は神様の通る道という意味があります。
参道の中央を避けて歩くことで、神様に敬意を表す意味になるので、参道を歩くときは常に左側を歩くようにしましょう。
参道とは、境内にある道や鳥居すべてを指しますので、鳥居をくぐる時からこの参道の歩き方をしてください。
左側を歩くのは、神社お寺問わず、昔から右が上位だという考え方があるためです。
配膳でご飯や魚の頭は右側に配置するのにも表れていますね。
どうしても参道を横切る必要があるなら?
どうしても横切る必要があるなら、
「軽く頭を下げてから」「神前に向かって一礼してから」などしてから横切るようにします。
神様に対して礼節を持って行動することが大切です。
【神社でのお参り作法】手水の作法
参道を進んでいくと手水舎があります。そちらの水で手と口を清めてから神前へ向かいましょう。
昔は清らかな川や湧き水で体を清めて、身体の穢れを落とす禊ということをしてから神前に向かいました。
現代で参拝前に行なわれている手水は、その禊の略式と言えます。
大切な禊の意味を持つ手水にも一通り作法があります。
また、この神社での手水の作法はお寺の作法としても使えますよ。
ハンカチを用意しておくとさらに良いでしょう。