記事の目次
- 1.奈良のパワースポット・「大神神社」の基礎知識を知ろう
- 2.奈良のパワースポット・「大神神社」の由緒
- 3.「大神神社」の祭神・大物主大神は蛇だった!?
- 4.奈良のパワースポット・「大神神社」と三輪山の関係
- 5.奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益
- 6.奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益(1)身体健康
- 7.奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益(2)交通安全
- 8.奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益(3)家内安全
- 9.奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益(4)病気平癒
- 10.奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益(5)商売繁盛
- 11.奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益(6)安産
- 12.奈良のパワースポット・「大神神社」のお守り
- 13.奈良のパワースポット・「大神神社」のお守り(1)お神符
- 14.奈良のパワースポット・「大神神社」のお守り(2)交通お守り
- 15.奈良のパワースポット・「大神神社」のお守り(3)健康お守り
- 16.奈良のパワースポット・「大神神社」のご朱印
- 17.奈良のパワースポット・「大神神社」のアクセス
- 18.まとめ:大神神社はオールマイティなパワースポット
奈良のパワースポット・「大神神社」の基礎知識を知ろう
このページでは、奈良一のパワースポットとして知られる大神神社のご利益やアクセスについてまとめています。
まず、大神神社のご利益を紹介する前に、簡単に神社の成り立ちについて解説しましょう。神社の由来がわかれば、ご利益についての理解も深まるはずです。
奈良のパワースポット・「大神神社」の由緒
大神(おおみわ)神社の成り立ちは、古事記や日本書紀の神話に記載されています。
まず古事記をひもとくと、我が国の国創りを成し遂げようとしていた大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が、奈良の三輪山に祀られることを望み、出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)に進言したと記されています。
日本書紀でも同じような伝承が記されていますが、ここで注目したいのは、大物主大神は、大国主神の別の魂をもつ者として生まれ、三輪山に祀られたと言うことです。そして、三輪山に鎮(しず)んでいる大物主大神に祈りを捧げる場所が、今の「大神神社」にあたります。
古事記や日本書紀の神話に、神社の由来が書かれているのはとても珍しいことです。大神神社に祭られている祭神の格が、いかに高いかを物語っています。
「大神神社」の祭神・大物主大神は蛇だった!?
大神神社の祭神である大物主大神は蛇であると言う伝承が伝えられています。その詳細はこうです。
大物主大神は、妻に娶った倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ)の前に、夜にしか姿を現しません。いぶかった姫は、大物主大神の姿をはっきり見たいと申し出ます。大神は櫛の箱の中に入り、姫にその蓋を開けて見るよう促しますが、そのとき、絶対に驚いてはいけないと伝えました。
姫が蓋を開けると、そこには小さな蛇が入っていました。主人と思っていた大神の真の姿に驚き、姫は大きな悲鳴を上げてしまいます。すると、蛇はみるみる大神の姿に変わり、姫に絶縁を言い渡したのでした。
蛇の姿を見て驚き、大神との約束を破ってしまった姫は、そのあと自殺してしまいます。こういった悲しいお話が、大物主大神が蛇であると言う伝承の元です。
ちなみに、蛇の好物は卵であるため、大神神社の神杉の前には、いつも卵がお供えされています。大神神社で蛇は「巳(み)さん」と呼ばれ、ご利益をもたらす動物として崇められています。
奈良のパワースポット・「大神神社」と三輪山の関係
実は、大神神社には本殿がありません。普通の神社であれば、本殿にあるご神体にお参りをするのが当然のことです。
しかし、大神神社はそもそも三輪山に祀られた大物主大神にお参りする場所であるため、本殿ではなく、三輪山を直接祈りを捧げる方式をとっています。
これは、神社の本来の神祀りの様子を今に伝える、貴重な祭祀方法です。大神神社が日本最古の神社と呼ばれる理由は、この祭礼方式にあります。
奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益
大神神社は、国創りの神様が祀られる由緒正しい神社です。では、参拝する我々にはどのようなご利益があるのでしょうか。
大神神社の神職の方が受け付けている「ご祈祷」の種類別に、詳しくご利益を紹介していきましょう。
奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益(1)身体健康
体に溜まっている日々の疲れを癒し、体調を改善するご利益があります。重病な病気を治すというよりも、なんとなく疲れが溜まって意欲が湧かない、という人におすすめです。
また、健康な今の状態をずっと保ちたい、という願いも叶えてくれます。
奈良のパワースポット・「大神神社」のご利益(2)交通安全
自動車やバイクなどの運転で事故が無いよう、運転者や同乗者の安全にご利益があります。
祈祷する人は、国内や海外へ旅行に行く人の他にも、大型機械を運転する職業の人も頻繁に参拝されているようです。