今年の月は細く、明るさもさほど影響はなさそうですが、見る場所や方角、極大の日やピークの時間帯かどうかによっては、見られる流星の数は減ってくるかもしれません。
また、月が姿を見せるのは明け方近くになるようなので、街中でも郊外でも、あまり条件は変わらないかもしれませんが、なるたけ暗い場所での観察をお勧めします。
ふたご座流星群の流星は、他のものと比べて明るい星が多いようなので、少々明るくても、ピークの時間帯なら、1時間に20個くらいは見る事が出来るでしょう。
【ふたご座流星群の見方のポイント】①防寒対策
ふたご座流星群の見方のポイントの1つ目は、防寒対策です。
ふたご座流星群が見られるのは真冬の12月。
1年で最も寒い時期ですよね。
しかも流星群のピークは0時ごろ。
めちゃくちゃ冷え込むこと間違いなしです。
この時期に防犯対策失くして、ゆっくり外で快適に観察できることなど出来ません!
しっかり着込んで、帽子やマフラー、手袋はもちろん、防寒用のコートは必須です。
また、カイロや暖かい飲み物などを用意しておいた方が良いでしょう。
【ふたご座流星群の見方のポイント】②最低15分以上観察を!
次のふたご座流星群の見方のポイントとしては、最低15分以上は観察をして欲しいです。
いくらピークの時間に観察していたとしても、すぐに降り注ぐような流星が見られるとは限りません。
まず、目が暗がりに慣れるまでに数分かかる事を忘れてはいけません。
また、見る方角を決める事も大事です。
月明かりや街明かりがあると、せっかく流れてきた星をキャッチする事が出来ません。
徐々に目を慣らしながら、より暗い方角に移動する時間も視野に入れておきましょう。
また、最大で1時間に50個流れるとしても、全てを肉眼で見る事が出来るとは限りません。
少々の街明かりがある方角で見るなら、1時間に10個くらいは見られるとしても、ずっと同じペースで流れてくるとも限りませんし、もしかしたら、数分間見られないケースもあります。
ですので、すぐ「見えないじゃん」と諦めるのではなく、最低でも15分は観察しましょう。
ボーっと空を見上げるのは、なんだか退屈だと思うかもしれませんが、冬の夜空には、たくさんの星座が楽しめます。
冬の夜空ならではの星座の観察も、この時期の楽しみ方の一つでもありますの。
この機会に、そんな星座を探してみるのも、なんだかロマンチックですよね。
【ふたご座流星群の見方のポイント】③安全で広い場所で観察を
ふたご座流星群の見方の基本は、安全で広い場所で観察する事です。
寒いからと言って、自宅のベランダや庭から流星を見ようとしても、なかなかうまく見られない可能性が高いです。
せっかく年に一度のこのチャンス、思い切って、広い場所で観察しましょう!
なるたけ街灯の明かりなどが少ない、暗くて広く空が見渡せる場所がベストです。
満天の星空から、体中で流星を感じて下さい。
そうすれば、そこはもうまるでプラネタリウム!
ただ、暗がりで足を取られて危険な目にあうと大変なので、場所の選定は、行ったことある土地勘のある場所や方角を選んで下さいね。
冬の星座を観測しようとする場合もそうですが、夜空を見上げながら、くるくると方角を変えていくと、障害物に気が付かない場合がありますので、その辺はくれぐれも充分注意して下さいね!
【ふたご座流星群の見方のポイント】④月から離れた方角を見る
流星群からの流れ星は、放射点と言われる天球上のある点の中心から四方八方に放射状に流れるように見えますが、実際には、その放射点からだけではなく、色んな所から流れています。
なので、流れ星を見るために、ある一点の放射点の方角だけを見るだけではなく、空全体を広く見渡せるような場所で見る事で、見事な天体ショーを見る事が出来ます。
また、2017年の今年は、流星を見る際、月明かりの影響は極めて少ないようですが、なるべく月から離れた方角を見るようにするのが、きれいにふたご座流星群を見るポイントです。