髪の毛がゴワゴワしてしまうことに悩んでいる人の中には、原因がくせ毛だから、と縮毛矯正をする人もいますよね。
確かにくせ毛だと思うようにヘアスタイルが決まらなくて強制したくなる気持ちもわかります。
このくせ毛の中には、髪の毛がゴワゴワしてしまうタイプのくせ毛もあります。
くせ毛にはいろいろな種類があり、その中でも「連珠毛」と呼ばれるタイプのくせ毛は髪の毛がゴワゴワした感じなってしまうことで知られています。
連珠毛というくせ毛は、一見すると髪の毛が真っ直ぐになっているように見えるのですが、伸ばしてよくて見ると、串刺しの団子のようにところどころ膨らんでいるところが見えます。
ブラシを掛けるとこの団子のようなふくらみにブラシが引っ掛ったり、手で触ってもゴワゴワした感じになってしまいます。
他のくせ毛の多くが生まれつきの体質的なモノが多いのですが、この連珠毛というくせ毛の場合は、ストレスや睡眠不足、食事の偏りなどでなることもあります。
今までくせ毛がなかったのに、髪の毛がゴワゴワしてきてヘアスタイルが決まらなくなってきた、と感じたら、規則正しい生活ができているのかをちょっと見直すことも大切ですね。
他の種類のくせ毛はくせ毛が原因で髪の毛がゴワゴワすることはありません。
くせ毛で髪の毛がゴワゴワするのは他に原因があると考えていいでしょう。
髪がゴワゴワする原因
それではくせ毛の人もくせ毛ではない人も、髪がゴワゴワする原因にはどんなものがあるのか、次からみていきましょう。
【髪がゴワゴワする原因①】ブラッシング
髪がゴワゴワする原因の1つ目は間違えたブラッシングをしていることです。
ヘアスタイルを整えようと、髪の毛を梳かすときに使うブラシというのは、塩化ビニールやプラスチックでできていますよね。
子供の頃にプラスチックの下敷きを髪の毛でこすって、静電気を起こして髪の毛を立たせたことはありませんか?
長い髪の毛でも下敷きに張り付く様子に、教室で大笑いした人もいることでしょう。
あのように塩化ビニールやプラスチックというのは、摩擦によって簡単に静電気が起きてしまうものなのです。
下敷きだけではなくて、髪の毛をとかすときの摩擦によっても静電気は起きてしまいます。
この静電気がキューティクルを剥がす原因となることがあるのです。
ブラッシングで髪がゴワゴワするのを治す方法
ブラッシングによる静電気で髪がゴワゴワするのを改善して治すためには、静電気が起きないブラッシングをするように気を付けるしかありません。
とはいっても、塩化ビニールやプラスチックでできたブラシを使っていたら、どうしても静電気は起きてしまいます。
静電気が起きないブラッシングを心がけたいのなら、木や豚毛で出来たブラシを使うようにしましょう。
もしくは塩化ビニールやプラスチックのブラシをどうしても使いたいときには、ヘアオイルで髪の毛に潤いを与えてブラッシングをすると、静電気が起きずにキューティクルを守ることができます。
【髪がゴワゴワする原因②】紫外線
髪の毛がゴワゴワする原因には、紫外線があります。
紫外線は太陽光に含まれている光線の1種類ですよね。
肌の日焼けの原因になるもので、長い目で見ると肌の老化の原因になることで、最近では目の敵にされているものです。
紫外線が日焼けや肌の老化の原因になるのは、紫外線にはタンパク質を変質させてしまう性質があるためです。
髪の毛のキューティクルも硬質タンパク質なので、酷い日焼けで皮膚がやけどをして水ぶくれができたり、皮がはがれてしまうのと同じように、強い日差しに当たりすぎると、ダメージを受けて傷ついてはがれてしまいます。
紫外線で髪がゴワゴワするのを治す方法
紫外線で髪の毛がゴワゴワするのを改善して治すためには、髪の毛に紫外線が当たらないようにする必要があります。
日差しが強い日には紫外線が予防できる帽子や日傘を使いましょう。
また髪の毛にも使える日焼け止めスプレーをするのも有効です。
強い日差しに当たってしまい、紫外線によるダメージを受けてしまった日には、シャンプーをした後でトリートメントやヘアオイルで丁寧にケアをして、キューティクルがそれ以上ダメージを受けないように、その日に受けたダメージを少しでも改善させるようにしましょう。
洗い流さないタイプのトリートメントの中には、UVケア効果のあるトリートメントもあるので、そういったものを使ってみるのもいいかもしれません。
【髪がゴワゴワする原因③】パーマ・カラー
髪の毛がゴワゴワする原因には、パーマやカラーがあります。
ヘアスタイルを手軽に変えて、自分の好きな髪型や髪色にすることができるのがパーマやカラーですよね。
自分なりのこだわりのヘアスタイルやカラーにしたい人はみんなパーマやカラーで自分の好きなヘアスタイルを作っているものです。