妊娠29週目の妊婦の身体の変化と胎児の成長！逆子ならどうする？

妊娠29週目になりました。マタニティー生活もいよいよ8ヵ月と2週目を迎え、お腹の大きさもかなりの大きさになってきました。

胎児の発達もいよいよ最終段階を迎えて、この妊娠29週目では脳の発達に伴う心の発達がいろいろと見られるようになっていきます。

出産まであと2ヵ月ちょっととなった妊娠29週目のエコーに映るお腹の胎児の発達やママの体調の様子などはどのようなものがあるのでしょうか。

この記事では、妊娠29週目についていろいろと見ていきたいと思います。

まずは妊娠29週目のお腹の胎児の様子についてみていきましょう。

妊娠29週目の、お腹の胎児の様子を見るときに、特に見るべき点は、脳にシワができ始めるということです。

私たちの頭の中の脳の一番外側を覆っている大脳新皮質には、沢山のシワがあります。

このシワというのは、私たち人間が複雑な思考をするために、限られた容積しかない脳の中で、脳の表面積を増やすために必要不可欠なものになります。

脳のシワが多い人の方が頭がいいと言われますよね。

脳にシワが出来始めることで、赤ちゃんの脳も複雑な働きをすることができるようになっていき、知能や心の発達もこの時期から見られるようになっていきます。

ということで、エコーからは見えませんが、脳にシワが出来始めたことで、赤ちゃんの知覚や心にどのような変化が見られるのかここからみていきましょう。

お腹の胎児の脳にシワが出来始めるのと同時に、海馬など記憶に関係する脳の部位もこの時期には発達してきます。

そのために、お腹の胎児は記憶ができるようになり、胎内記憶を持つことができるようになります。

生まれてお話ができるようになると、胎内記憶でお腹の中にいたときのお話をしてくれる子供がいますが、その胎内記憶はこの妊娠29週目に形成されたものになります。

ぜひ、お腹の赤ちゃんに良い記憶を作ってあげるようにしましょう！

脳にシワが出来て、知能が発達してくることで、妊娠29週目の頃には、赤ちゃんには悲しみや喜びといった感情を感じる感受性が育ってきます。

自分の意思も持てるようになり、ママの心の変化というのも敏感に感じ取ることができるので、赤ちゃんに話し掛けた言葉によって、胎動が変化するというのもこの時期からよく見られるようになっていきます。

夫婦げんかなどしていると、パパとママの仲が悪いことにお腹の赤ちゃんも落ち込んで、元気がなくなってしまいます。

ぜひ、お腹の赤ちゃんが楽しい気分でいられるような環境を作るように心がけてください。

神経系が正常に発達していると、妊娠29週目にはモロー反射が見られるようになります。

モロー反射というのは、赤ちゃんが生まれつき持っている原始反射と呼ばれる反射的な運動のことです。

妊娠29週目の頃の胎児に見られるモロー反射の種類は、新生児の赤ちゃんを横に寝かせて、頭に手を添えて少し持ち上げて急に離したときに、赤ちゃんが抱きつくように手を前に伸ばす反射になります。

妊娠29週目の頃には、外から聞こえる大きな音にびっくりしたり、自分のくしゃみでびっくりした時に、抱きつくように手を前に出すようになります。

これがエコー検査の時に見られれば、赤ちゃんの脳や神経系が正常に発達しているという証拠なので安心しましょう。