かんざしの種類には何があるの?あなたの好みはどれ?

かんざしの種類には何があるの?あなたの好みはどれ?

日本の民族衣装である着物。着物を着るときのヘアスタイルで使うことの多いかんざし(簪)は、現代では普段着のヘアスタイルにも使うことのあるヘアアクセサリーですね。かんざしの種類にはどんなものがあって、どんな種類のかんざしが普段使いに使えるのかを今回はまとめていきます。

記事の目次

  1. 1.かんざしには種類がいっぱい!かんざしの歴史
  2. 2.かんざしの種類はさまざま♡
  3. 3.かんざしの種類には何があるの?まとめ

両天かんざしは銀製のかんざしになります。
かんざしの片方で、挿しこめる部分がついているかんざしになっています。
両天かんざしについている飾りは、家紋や花のモチーフが定番のようです。

かんざしの種類・名前*銀製葵かんざし

今はほとんど見られなくなりましたが、江戸時代に流行したかんざしに銀製葵かんざしがあります。
平打かんざしの銀製のもので、平打かんざしの飾りには小さな二葉の葵がデザインされています。
葵のご紋からきているのかもしれませんね。
未婚の若い女性や、若い遊女など、若い女性の間で流行したかんざしだそうです。

かんざしのデザインや素材も、時代や年代による流行があったようです。
発信源は若い女性からが多かったそうなので、現代のファッションの流行と似ているところがありますね。
女性は昔からヘアスタイルやファッションに、とても敏感だったことがわかります。

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かんざしの種類・名前*武蔵野かんざし

シンプルなデザインのかんざしに、武蔵野かんざしというかんざしがあります。
耳かきの部分が竹製で、鳥の羽根を飾りにつけたかんざしです。
未婚の若い女性や、若い遊女には人気のかんざしでしたが、華やかさがなかったため、一般的には広がらなかったのだそうです。

今でいう、ナチュラル派の女性たちに人気のあったかんざしなのかもしれませんね。
シンプルなデザインだからこそ、ヘアスタイルが引き立つという考え方もあったのかもしれません。
そう考えると、ファッションの考え方は本当に昔からあったのだということがわかりますね。

かんざしの種類・名前*江戸銀かんざし

江戸時代の中期から明治時代まで流行したのが、江戸銀かんざしです。
江戸銀かんざしとは、耳かきの部分の短いかんざしになります。
江戸時代中期までは、耳かきの長いかんざしが主流でしたが、江戸後期になるにつれて、短いものが流行になっていったと言われています。

江戸銀かんざしのデザインはイロイロですが、一番の定番は玉かんざしの短いものだったようです。
平打かんざしや、バチ型かんざし、扇形のかんざしの銀かんざしもあったようです。
かんざしの使い方は、玉かんざしやバチ型かんざしと同じです。
江戸時代には、もともとあったかんざしにイロイロなアレンジを加えたデザインのかんざしがたくさん増えたと言われています。

かんざしの種類・名前*櫛

櫛(くし)といえば、髪の毛をとかすものですが、かんざしにも櫛があります。
かんざしに使われる櫛は、べっこう製のものが多いですが、木に漆を塗ったものなどもありますね。
櫛の装飾は豪華で、真珠や金箔を使った蒔絵が施されているものが多いのも素敵です。
櫛は厳密にいうとかんざしではありません。
でも櫛のデザインも、見ているだけでも素敵な芸術的なデザインの物ばかりそろっています。

デザインを楽しめるように、持ち手部分が広くとってあるのも特徴です。
扇形の櫛や、四角い形の櫛など、櫛の形もイロイロです。
日本の櫛の歯が中央のみにあるのは、日本の櫛がおでこの上の部分の髪の毛に挿す前櫛として使われてきたために、髪の毛の量が少ない前髪の幅におさまるようにつくられたからだと言われています。

かんざしの種類・名前*笄

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かんざしの種類には何があるの?まとめ

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