「アポロ」は、1999年9月8日リリースのデビューシングル。
デビュー当時はタイアップがなく、地元・広島の因島以外では話題になりませんでしたが、全国区の音楽番組への出演などにより累計40万枚のヒットとなりました。
力強いボーカルから入るこの楽曲はインパクトがあり、長い間、「ポルノグラフィティ=アポロ」といったイメージがありました。バンド名を「アポログラフィティ」と間違われていた時期もあったほどです。
モチーフは、言わずと知れた「アポロ計画」。月への憧れや月面移住を夢見たこの計画における、無謀さやロマンを、「人類における愛」といった不確かながらも信じたいものに重ねています。
ポルノグラフィティ歴代人気曲第1位:サウダージ
2000年9月13日にリリースされた、4th.シングル「サウダージ」。ポルノグラフィティの楽曲の中でも、名曲中の名曲と言っても過言ではないほど、多くの人の心を打った楽曲です。
シングル売り上げにおいても100万枚を超えるミリオンセラーを記録し、ポルノグラフィティにとって最大のヒット曲となりました。
「サウダージ」とは、「哀愁」「郷愁」「失ったものを懐かしむ感情」を表すポルトガル語。ポルノグラフィティが得意とするラテンソングで、タイトル通り失恋を歌った楽曲です。
「サウダージ」の魅力は、何と言ってもその切ない歌詞でしょう。
女性目線の失恋ソングで、恋を失うことが分かったときに感じる、心が張り裂けそうな、身が千切れそうな辛さや悲しみが表現されています。
私は私と はぐれる訳にはいかないからいつかまた逢いましょう その日までサヨナラ恋心よ
失恋の辛さを経験してもなお、「もう二度と恋なんてしない」「好きにならなければよかった」ではなく、肯定的に別れを受け入れた上で、またいつか恋に落ちるであろうと予想しているところがリアリティがありますね。
リリース当時に失恋したばかりの人だけではなく、過去の失恋を思い出して涙が流れたという人もいて、強い支持を得ている楽曲です。
また、「恋心」という感情の1つに過ぎないものを擬人化して、なんとか冷静になろうとしている女性のけなげな姿に感動した人も多いです。
ポルノグラフィティの名曲を聴こう!
圧倒的な歌唱力を持つ岡野昭仁さんと、繊細で心に迫る歌詞を紡ぎだす新藤晴一さんの2人が作り上げる楽曲は、名曲と言われ支持されているものが多いです。
ボーカル・岡野昭仁さんの歌声は聞き取りやすく、1度聴いただけで歌詞の内容がしっかり分かるというのも、魅力ですね。
また、サウンド面でも疾走感あふれるギターロックから、異国情緒を感じる民族音楽まで、そのふり幅は広いです。
ポルノグラフィティにはファン歴の長い人が多いため、人気投票では初期の楽曲に人気が集中しがちですが、今後、さらに新しい名曲が生み出されることでしょう。
名曲ぞろいのポルノグラフィティの楽曲の中から、自分好みの楽曲を見つけましょう。