コロナ禍で需要が高まる?スープ市場の現状
普段の食事からも栄養面を気にする方は多く、特にスープは手軽に食べることが出来る上に栄養が豊富に含まれています。
2020年に洋風のスープが食卓に並ぶ頻度は前年に比べて3%増加(味の素調べ)しており、近年では家庭でもお店でも手軽にスープを楽しむ方が多いようです。
また、スープ市場の「市販スープの売上金額推移」によると、2019年から2021年にかけて毎年グラフが伸びており、家庭でスープを飲むという需要が高まっているようです。
理由として、コロナ禍の影響で自宅で過ごすことが多くなり、簡単で健康な食事を意識する方が増えたことが挙げられます。
平日の朝がメインだった市販スープは、昼食や休日にも広がっており、需要はこれからも拡大していくと考えられます。
スープの嬉しいチカラ!
冬の寒さが強くなると、男女年齢問わずに冷えを感じ、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。体温が低くなると血行不良や肌荒れ、冷えによるむくみや代謝の低下を引き起こしてしまいます。
そこでぜひ取り入れたいのが、温かい食事を摂ることによって内側から体を温め、平均体温をあげる「温活」です。「温活」には特に温かいスープが手軽でおすすめです。
最大2℃も!?温かいスープで温活
10代後半から20代の女性20名を対象に、「65℃のあたたかいスープを飲んだとき」・「体温に近い温度のスープ(37℃)を飲んだとき」「何も飲まなかったとき」の足先の温度を調べたところ、65℃のスープを飲んだあとは足先が最大2℃以上も上昇。
また全身の体温でも約0.1℃上昇し、その後も体が温かい状態が継続した、という結果があります。
スープ1杯で豊富な栄養素を摂取!
近年の日本人は野菜、果物の摂取量が減少傾向にあると言われています。野菜にはミネラルやビタミン、食物繊維などの栄養素に加えて体を維持するのに大事な成分も多く含まれています。
厚生労働省が推進する「健康日本21」では1日で約350gの野菜を摂ることが推奨とされていますが、日本人の平均としては292.3gしか摂られていない現状です。
野菜を最近食べられていない。毎日栄養バランスを考えるのは大変…という方にぜひおすすめしたいのが、スープです。
スープは大量の野菜を1つの鍋に10種類以上入れても味がちゃんと成り立ちます。
また、煮込んでかさが減り、食べやすくなるのはもちろん、種類が増えれば増えるほど深い味わいで美味しいスープが出来上がります。
ビタミンやミネラルも摂れる!
栄養素の中には水に溶けてしまうものもあります。例えば、野菜に多く含まれているビタミンB群とビタミンCは、洗うだけでも水に溶けだしてしまいます。そんな時はスープ!スープであれば煮汁ごと摂取できるので、大切な栄養素も効率よく摂取できます。
気軽に作れる、あったかスープのレシピ
家庭的でほっこりする定番スープレシピをご紹介します。
たっぷり野菜のミネストローネ(調理時間:25分)
「コンソメ」でじっくり煮込むことで、野菜のうま味をぎゅっと閉じ込めたスープです。
【手順】
①じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、キャベツは1cm角に切る。
②鍋ににんにく、オリーブオイルを入れて熱し、香りが出たら①を加えて炒める。
野菜がしんなりしたら、ホールトマトをつぶしながら加え、(A)を加えて煮立てる。
③中火で10分ほど煮て、塩・こしょうで味を調える。器に盛り、パセリを散らす。
忙しい日にはクノールのスープで!
100%指定農場栽培のスーパースイートコーンを、そのままの良さを活かすため、一番甘い時期に収穫し、24時間以内にパウダー化をしているスープ。
【材料】
じゃがいも 1個
にんじん 1/2本
玉ねぎ 1/2個
キャベツ 2枚
にんにくのみじん切り 大さじ1
ホールトマト缶 200g
(A)水 4・1/2カップ
(A)「味の素KKコンソメ」固形タイプ 3個
「瀬戸のほんじお」 少々
こしょう 少々
「AJINOMOTO オリーブオイル」 大さじ1
パセリのみじん切り 適量