料理を上達させる7つのコツ
自分で料理をしなくても、スーパーやコンビニ、飲食店に行けば好きなものを食べることができます。そんな便利な世の中ですが、美味しいご飯を食べたいと思った時に、自分好みの料理を自分で作れるとよいですよね。
ただ、料理が上手な人はレシピ本を見なくてもパパッと料理を作ってしまいますが苦手な人は急に作ろうと思っても難しいですよね。料理上手になりたいと考える方のために、どのようにすれば料理が上手になるのか、その方法を7つ紹介します。
料理を上達させるコツ①さしすせその役割
まず料理の基本としてよく言われるのが「さしすせそ」です。それぞれの意味は以下の通りです。
さ…砂糖
し…塩
す…酢
せ…醤油
そ…味噌
料理をする時の味付けのコツはこの順番で入れることが大切なのです。砂糖を一番に入れる理由は甘みはなかなか食材に味が入らないからです。そこで甘みを先に入れてから醤油などで味付けをすると美味しく出来上がります。
この「さしすせそ」の他に酒とみりんがあります。お酒は食塩が入っていない料理酒を使うことで味にコクと深みが出やすくなります。
ちなみにお酒には食材を柔らかくしたり、肉や魚の臭みを取り除く効果があるので砂糖と同様に初めに入れることをおすすめします。みりんは照りを出したい時は最後の仕上げに、甘みを入れたい時は最初に入れるといいでしょう。
料理を上達させるコツ②本やブログを活用
料理をこれから初めてするという方は本や料理のブログを参考にすることが多いのではないでしょうか。料理をきちんと上達させたい場合は、個人の方の料理ブログよりも料理本を参考にしながら作る方がよいです。
なぜならブログの場合は一般の方の調理方法なので中には間違った手順のものや独自の調理方法などがたくさん記載されているからです。
確かに、基本の手順とは違った手順でも美味しい料理に仕上がることもありますが、やはりきちんと基本をマスターしておくことをおすすめします。
ただ、最近は料理の本も様々な種類のものが販売されています。中には本格的な料理ばかりを集めた本も多くあるので購入する際は必ず自分で内容を見て、自分でも作れるかどうかを確認することが大切です。
料理の基本が書かれた本を購入して、ある程度料理の基本を覚えたら個人の方の料理ブログのレシピを参考にするとよいです。そうすることで、ブログレシピに書かれている利用できそうなアイディアだけを学んで、自分なりの手作り料理を作ることができます。
料理を上達させるコツ③初めから頑張りすぎない
「料理を上達させたい!」と意気揚々と料理本を買って、「これからは毎日手作りでご飯を作ろう!」と決意を固める方も多いです。しかし、これが失敗の元となり料理が上達するどころか料理をすることが嫌いになるケースもあります。
料理を上達させる最大のコツは頑張りすぎないことなんです。食べることは毎日のことなので、手作りでご飯を作ることは毎日必要といえば必要です。
しかし、毎日料理なんてできないですよね。仕事で忙しい時もあれば気分が乗らないこともあります。よって、初めから頑張りすぎないことはとても必要なことなのです。
■参考記事:「料理男子」はモテるの?
料理を上達させるコツ④作りたい料理を作る
料理上手になるために必要なこととして、最も大事なことは作りたい料理を作ることです。自分が楽しめることが、何より継続のコツなのです。
料理本を買ったら1ページ目から進めるのではなく、自分が食べたい料理、家族や友達、恋人に食べてもらいたいと思う料理を作るようにするとなお楽しいですよ。自分が食べたくない料理や嫌いな料理を作るのは気分が高まりませんよね。
よって、レシピの中から自分が興味を持ったレシピを探して挑戦していくことをおすすめします。料理ができたら、自分だけでなく自分以外の人にも食べてもらうことで感想を聞けたり褒めてもらえたりするので、これからの料理を作る励みにもなるでしょう。
料理を上達させるコツ⑤味で覚える
よく母親やおばあちゃんが料理をしているのを見ると、調味料を適当に入れている姿を見かけませんか?計量スプーンやカップで計らずに、醤油ボトルを手に持ってさーっと回しかけて自分で味見をしているような光景を見た経験がある方もいらっしゃるでしょう。
適当に調味料を入れているように見えるのに、その料理を食べるととても美味しいのです。そのレシピを学びたいと思って母親やおばあちゃんに尋ねても「目分量かな」という答えが返ってくることも。
「砂糖が大さじ1で醤油が小さじ1で…」という答えを聞くことはできません。彼女達は長年の経験から調味料を毎回計量しなくても感覚や舌で味を覚えています。このように出来るようになるためには、レシピを覚えるのではなく味を覚えることが必要です。
例えば煮物を作る場合、まず砂糖で甘味をつけていきます。その際、砂糖だけを入れた状態だけの味を覚えなければいけません。まずはどれくらいの甘味が適量なのか、レシピ通りに計量した砂糖を入れて、その甘味を舌で覚えるのです。
そうすれば大さじ1はこれくらいの甘味があると舌が覚えます。このようにレシピの分量を暗記するのではなく、料理をしながら自分で味見をして、その味を覚えていくことが上手になるコツです。
■参考記事:彼氏が喜ぶ手料理って?コチラもチェック!
料理を上達させるコツ⑥3日分の献立を考えてみる
毎日の料理の献立を考えるのはかなり大変な作業。よく主婦の方が「今日は何にしようかな?」と言いながらレシピ本を見たり、「何が食べたい?」と家族に尋ねることがあります。これは、それくらい毎日の献立を考えるのが大変だということの証拠です。
料理が上手になるということは単に味付けが上手になるということだけではありません。料理は買い物からスタートして調理、盛り付け、片付けまでの工程があります。
買い物も料理上手な人は効率よく、経済的に食材を購入します。料理上手になるためには食材も無駄なく使い切れるようにならなければなりません。
そこで、料理を始める時にはまず3日分の献立を考えてみましょう。どうすればきちんと食材を使い切れるか考える必要があるため、初めは献立ができるまで時間がかかるかもしれません。
しかし、この作業を毎回行っていくことで食材の使い回しの仕方の方法がわかるようになってきます。3日間できちんと食材を使い切れるように練習をしてみましょう。
料理を上達させるコツ⑦イヤイヤ作らない
料理が上手くなる方法の7つ目はイヤイヤ料理をしないこと。料理には愛情が必要だとよく言われますが、これは意外と本当です。料理の資格を持っている人でもイヤイヤ料理をすると失敗したり、美味しくなかったりするものです。
「今日は料理するのが面倒くさいなぁ。」と思う日に無理に手作り料理を作っても、何かと失敗してしまうことが多いもの。「美味しく作ろう!「料理するのが楽しいなぁ」と思って料理をしていると、不思議と美味しい料理が作れるのです。
料理の資格を持った人が作った料理は料理初心者が作ったものよりも手が込んでいるかもしれませんが、初心者の人でも丁寧に愛情を込めて作った料理は食べる人にもそれが伝わるので美味しいと言ってくれるはずです。
■参考記事:手抜きでも美味しく作るには?