記事の目次
- 1.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】について
- 2.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】受けるか受けないか
- 3.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】接種について
- 4.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】賛否両論のワケ
- 5.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】絶対ではない
- 6.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】インフルエンザとは
- 7.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】流行は冬
- 8.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】接種のメリット
- 9.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】免疫力が下がる理由
- 10.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】接種のタイミング
- 11.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】年齢ごとのタイミング
- 12.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】推進されている理由
- 13.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】薬が飲めない
- 14.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】接種の安全性
- 15.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】ナイーブな時期
- 16.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】受けない選択
- 17.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】ママの健康優先
- 18.妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】みんなで協力
インフルエンザ予防接種をしても直ぐに効果は出ない
インフルエンザ予防接種は受けてからどの位の期間効果が継続するのかにもよって、接種するタイミングが変わってきますので重要な所です。
インフルエンザ予防接種は受けて直ぐに免疫が付くわけではありません。年齢によっても違いがありますのでよくご理解下さい。
妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】年齢ごとのタイミング
13歳未満は基本的に予防接種は毎年間隔をあけて2回受けます。13歳以上は毎年1度の接種で効果があります。
13歳未満は1度目の接種から4週間程の間隔をあけて2回目の接種をします。これは、元々の免疫力が低い為に1度の接種では十分な予防効果が見込めないからです。4週間の間隔をあけるのも、大人と違い免疫力が上がるまでに時間がかかる為です。
受けるタイミングとしては、11月下旬に1度目の接種と12月下旬に2度目の接種をオススメします。
13歳以上の接種タイミング
13歳以上の大人は接種してから2週間程で免疫力が上がります。なので受けるタイミングとしては12月下旬や1月上旬あたりが良いかなと思います。
ただ毎年それで良いかと言えば悩む所です。毎年流行ピーク時期が異なるので絶対と言えないからです。インフルエンザ予防接種の効果は約4か月から6カ月程と言われていますので、早く接種をすると流行ピーク時には効力が切れてしまっているなんて事もあるので、その年の流行情報は常にチェックしてタイミングをご自身で見て下さい。流行の兆しが見えた時には早めの接種を心がけて下さいね。
1歳以下のお子さんへの接種
予備知識としてこれからママになる妊娠中の妊婦さんへは覚えておいて欲しい事なので、補足情報としてご紹介します。
1歳未満の乳児に対してのインフルエンザ予防接種の効果は今の現状ではまだ未確認とされています。多くの医師や病院が1歳未満にワクチン接種をしても、抗体が付きにくいと認識しているようです。その為、ほとんどの小児科では1歳未満のワクチン接種を推進していません。もちろんワクチン接種は生後6カ月を過ぎれば可能です。
しかしあまり効果が期待できない事と、まだ体力が弱い乳児なので副作用などのリスクもあります。早くから保育園に預ける場合もあると思うので、いろんな点を考慮して判断してあげて下さい。
マタママの接種タイミング
また妊婦さんのワクチン接種時期も妊娠超初期から妊娠後期や臨月までの間全てで接種可能です。病院によっては、妊娠超初期は接種を避ける所もあるようなので、ご自身が通っている病院の方針を予め聞いておいた方が良いかもしれません。
妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】推進されている理由
妊娠中の妊婦さんは免疫力が下がっているとお話をしましたが、妊婦さんへ厚生労働省や病院がインフルエンザ予防接種を推進している理由はもう一つあります。
インフルエンザに限らずなのですが、妊娠中の妊婦さんが病気を患うと妊娠超初期であっても、妊娠後期や臨月であっても、完治するまでに長引くからなんです。
お腹の中に赤ちゃんがいるので、治療には細心の注意が必要となります。胎児に影響が出ないように妊婦さんの負担にならないようにと病院側も配慮が欠かせません。
またインフルエンザの大きな問題点と言えば、妊娠超初期から妊娠後期や臨月まで薬が使えない事なんです。
妊婦のインフルエンザ予防接種【妊娠中】薬が飲めない
一般的にインフルエンザに感染している場合は発症から48時間以内にインフルエンザの特効薬である、タミフルやリレンザを服用します。服用する事でインフルエンザウイルスが体内で増殖するのを抑制できるからです。しかし、妊娠中の妊婦さんへはタミフルやリレンザの処方が難しいとされています。
妊娠中の妊婦さんがタミフルやリレンザを服用しても大丈夫なのか安全性が確立していないからなんです。
完治するまでが長く辛い
安全性の確約がない状態でのタミフルやリレンザの処方は難しく、妊婦さんの母体や赤ちゃんの命に危険がある場合などと極めて厳しい条件の時は病院や医師の判断により処方される事もありますが、多くの場合は自然治癒だと思っていた方がよさそうです。
ワクチン接種を受けないで、インフルエンザに感染した場合は治るまでに時間も掛かる為、妊娠超初期の場合は悪阻もあって辛いですし、妊娠後期や臨月真近では、大きくなったお腹を抱えて寝返りなども上手く出来ない状況での高熱や身体の痛みなど発症して、大変辛い日々を過ごす事になります。
ワクチン接種を受ける場合と受けない場合では症状の出方が違うという経験者からの声も数多く上がっていますので、その辺りも考慮しながらワクチン接種を受けるか受けないかの判断をして下さい。
このような理由から、産科の病院や厚生労働省は妊娠中の妊婦さんへインフルエンザ予防接種の呼び掛けをしています。