産後の恥骨痛、本当に辛すぎますよね…
産後には、身体のあちこちに不調や痛みが出やすいものです。
そんな、出産後のお母さんの体の異変の中には、恥骨痛もあります。
出産後2週間ぐらい経った頃に、太腿や足のつけ根の辺りにそれまで感じたことがないような痛みを感じる人が多くいます。
これが恥骨痛と呼ばれるものです。
歩けないほどのひどい痛みになることもありますが、なかなか病院に行きにくい部位でもあるので、対策が遅れてしまうこともあります。
この記事では、そんな出産後のお母さんにとって困った症状の一つである、恥骨痛の原因や対策についてお伝えします。
恥骨とはどこ?恥骨痛とはどこが痛んでいるの?
まずは、恥骨痛が起きる恥骨というのはどこにあるのか、その場所を確認しておきましょう。
恥骨というのは、ちょうど股のところにある骨になります。
おへそに手を置いて、まっすぐに下に下ろしていくと、コツンと当たる骨があり、それが恥骨になります。
正確に言うと、おへその真下にあるものは、左右の恥骨をつなぐ恥骨結合と呼ばれる軟骨になります。
恥骨は骨盤の一部になり、骨盤の動きによって恥骨にも大きな力が加えられます。
恥骨痛というのは、恥骨そのものが骨折したりして痛みが起こるわけではなくて、出産の際に恥骨結合の軟骨が損傷することによって、痛みが生じてしまうのです。
産後の恥骨痛の原因は?
恥骨痛というのは、軟骨である恥骨結合が損傷して起こるのですが、一体、出産の際に恥骨結合が損傷して恥骨痛が起きてしまうのには一体どのような原因があるのでしょうか。
まずは恥骨痛が起こる原因についてみていきましょう。
【産後の恥骨痛の原因①】出産時に損傷した
恥骨結合が損傷して、産後に恥骨痛が起きてしまう原因には、出産のときに損傷したということが考えられます。
出産の際には、赤ちゃんの体がお母さんの子宮から産道を通って外へ出てくるために、骨盤が大きく開きます。
その時には、恥骨結合の部分は伸びたりねじれたりして、大きな負荷がかかり、そのために損傷してしまうことがあります。
特に、妊娠前から恥骨痛があった人や、姿勢が悪い人、足を組むのがくせになっている人など、妊娠する前から骨盤のゆがみがあった人には、恥骨結合の損傷による恥骨痛が起きやすくなります。
【産後の恥骨痛の原因②】リラキシンの影響
産後に恥骨痛が起きてしまう原因には、リラキシンというホルモンが関係していることもあります。
リラキシンというホルモンは、女性ホルモンの一種類で、関節や靭帯を緩める作用を持っています。
妊娠中にこのリラキシンが大量に分泌されることにより、骨盤周りの関節や靭帯が緩むことで、骨盤が開きやすくなり、赤ちゃんが産道を通りやすくなります。
リラキシンの作用により緩んでしまった骨盤周りの関節や靭帯は、妊娠前の状態に戻るのには約1年ほどかかると言われています。
出産直後というのは、骨盤の関節や靭帯は緩んだ状態になっています。
骨盤はうまく関節や靭帯に支えてもらうことができずにガタガタになってしまっているので、骨盤に歪みが生じやすくなり、産後に恥骨痛を引き起こす原因にもなってしまうのです。
【産後の恥骨痛の原因③】骨盤のゆがみ
出産後には骨盤は大きくゆがんでしまうものです。
それは、赤ちゃんの頭が、子宮から産道を通って生まれてくるためには、どうしても仕方がないことですよね。
赤ちゃんの頭が産道を通っていない帝王切開の人でも、リラキシンは出産前に大量に分泌されているために、出産後には骨盤がガタガタに緩んでしまっています。