【しめ縄・しめ飾りの意味と飾り方】しめ飾りの「飾り」
ここまでしめ縄や・しめ飾りについて知っていく中で
それらが日本の暮らしに古来から根付いた文化・信仰を継いだものだと分かりましたね。
五穀豊穣や厄払いなど、昔の日本人の暮らしに「神域」を示すしめ縄やしめ飾りは
当たり前のように在ったものなのです。
しめ飾りの「飾り」にも種類があり、暮らしの中で
色々な意味を持っていました。
しめ飾りは、暮らしの中での願いも込めた「縁起の良い飾り」をつけてあります。
【紙垂かみしで】という、あの白い紙は「神がここにいます」という意味を持つほか
稲穂をあらわすことから豊作への願いも込められています。
シダ植物「裏白」と「橙」の由来
またしめ飾りに使われる「裏白」という植物は
裏が白いことから「清廉潔白」を意味しています。
また「橙だいだい」は代々家系が絶えずに
子供を授かり繁栄しますようにという願いが込められています。
橙は冬に実がなってから、何もしなければ
2~3年もの間、枝についているというから納得です。
【しめ縄・しめ飾りの意味と飾り方】その他の飾りの意味
しめ飾りには、色々な飾りがついているのですが
ぞれぞれには異なる意味が込められています。
不老不死を象徴する伊勢海老は、エビのように腰が曲がるほどの長寿を願い
昆布は「喜ぶ(よろこぶ)」という縁起の良い言葉の意味で
松などは、神が宿ると言われていることから飾ります。
譲り葉は、子孫繁栄や子宝の意味から飾られます。
【しめ縄・しめ飾りの意味と飾り方】子どもにも分かりやすく
子どもは大人が予想しないような好奇心を持っていますので
「しめ縄やしめ飾り」を指さして「これは何?」「何で飾るの?」と
きかれてしまうこともあるかもしれません。
でも子どもには「神道が・・・・・・」などと説明しても理解できませんよね?
そこで、子どもに話した時に、子どもでも理解できるように
しめ飾りの意味や飾り方などをご説明していこうと思います♪
子どもに「しめ縄・しめ飾り」について説明してみましょう。
「しめ縄」は神様をお迎えする特別な印なんだよとまずは教えてみては?
子どもにはまだ神聖なとか、清らかな場所と言っても
わかりにくいのでこのくらいでいいでしょう。
神さまが来るためには、周りを清潔にしておく必要があるので
お正月にはお家をお掃除したり、玄関にしめ縄を飾ったりします。
門松は、神様が来たらそこを伝って降りてこられるように
鏡餅は、神様にお願いを聞いてもらったりするためにお供えする食べ物だよ。
このように子どもには説明してあげればいいのではないでしょうか。
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【しめ縄・しめ飾りの意味と飾り方】正しい飾り方
しめ縄や、しめ飾りの飾り方を知っておけば安心ですよね?
日本全国、その地域や風習によって違ってきますが
古来より行われてきた飾り方は現代になるにつれ簡単なものになっていき
今は玄関や神棚にしめ飾りを飾るのが主流になってきました。
玄関先向きや神棚向きなど、一般的な飾り方をご紹介します。