お正月、元旦と元日の違いとは?
年末から年明けまでの間、テレビや雑誌などのメディアで元日や元旦、正月といった単語を見ることが増えます。また、年賀状を作成するのにそれらの単語を使用するという方も多いでしょう。
元旦と元日それぞれの定義や違い、また、正月の文化や一般的な期間などについてご紹介します。
元日の定義
元日とは1年の最初の日のことであり、1月1日のことです。
昔使用されていた旧暦(太陰暦)では、現在の暦の2月頃でした。
元旦の定義
「旦」は明け方のことを指しますので、元旦は元日の朝のことであり、1月1日の朝を指しています。正確には1月1日午前0時から日の出までを元旦と言います。
しかし、現在では元旦を元日同様に1月1日のことを表しす単語として使われるようになっています。
正確なお正月の期間は?
正月は旧暦1月の別名であり、現在では年初のことを指します。また、文化的には旧年のおよび新年の祝いの行事を指します。
元日からの3日間を「三が日」、1月7日あるいは1月15日までを「松の内」と言いますが、現在ではこれらを指して正月と言われることが多いようです。
二十日正月といって1月20日までを正月とすることもあるようです。
正月は祝日?
正月休みは年末から年始にかけて仕事が休みになる企業が多いですが、全国的に祝日として休みを設けられているのは元日(1月1日)のみです。
12月28日~1月3日の7日間が休みとなるケースが多いですが、元日以外は国によって決められた休みではなく、企業などそれぞれの団体が自主的に設けている休みです。
年賀状には元旦?元日?
年賀状を書く際に、元旦と元日のどちらが相応しいかということはなくどちらも使用できます。令和何年と新年の年の数を書いた後に「元旦」や「元日」と書きましょう。
元日の朝を意味する元旦も元日も使用できますが、年賀状はたいていの場合で元日の午前中には配達されますので、慣例的に元旦が使用されることが多いようです。
元日に先方に届きそうにない場合は元旦や元日を「新春」や「吉日」に差し替えましょう。
正しい年賀状の書き方
今では年賀状はPCのソフトで簡単に作れますし、テンプレート集も多く販売されています。
まず、文面の一番初めに一回り大きな字で新年のあいさつ(賀詞)を書きます。「謹賀新年」「迎春」「あけましておめでとうございます」などです。「新年」と「明けまして」は同じ意味ですので「新年あけましておめでとうございます」のように重複させないようにしましょう。
また賀詞の中で「新春」などのお祝いの言葉や漢字が含まれないものはフランクだと思われる可能性があるため、目上の人には使わないほうがよいと言われています。「Happy New Year」などの日本語以外の言語も親しい間柄のみに留めておいたほうがよいかもしれません。
続けて、新年を喜ぶ文章、そして無事に新年を迎えられた感謝と相手への日頃の感謝、近況伺いを書き、最後に年号から日付などを書けば問題ありません。元旦や元日と書く際は日付は必要ありません。
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