アイロンパーマとは何か?
「アイロンパーマ」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、主にメンズに対してかけられるパーマの一種です。パーマ剤をメインに使う通常のパーマとは違い、仕上げの工程に熱による「形状記憶」を加えたパーマのことを指します。
このかけ方は「ホットパーマ」、もしくは「コテパーマ」とも呼ばれ、ロットよりも細い丸型のアイロンや、多角形のアイロンでヘアスタイルをセットしていきます。
アイロンパーマの人気の秘密とは?
アイロンパーマの特徴は、メンズに「クセ毛風」へアスタイルを作れることです。セットに使うアイロンの太さによって、小さめ~中くらいのカールやウェーブを自由に選択することができます。また、ホットパーマの特徴も兼ね備えているため、パーマのパワーや持続力に優れ、髪を乾燥させると「形状記憶」で元のヘアスタイルに戻りやすい、という長所をもっています。
アイロンパーマは、セットやスタイリングがとても楽なパーマとして、メンズから一定の支持を得ているのです。
アイロンパーマでセットできるヘアスタイルとは?
アイロンパーマの特徴は、さきほども言ったように「クセ毛風」のヘアスタイルです。使うアイロンによって、仕上がりのヘアスタイルの印象も違ってきます。
たとえば、丸型のアイロンを使うと自然でソフトなヘアスタイルにセットできます。また、5、6角形の多角形アイロンをつかうと、硬めでハードなパーマスタイルにセットできます。
アイロンパーマは、ふんわりしたメンズヘアやツーブロックのアクセントだけではなく、パンチパーマやリーゼントのアレンジにも使われることがあります。非常に適応範囲が広いホットパーマなのです。
アイロンパーマは細めのアイロンでセットするため、ベリーショートのメンズにも使うことができます。もちろん、ミディアム~ロングヘアにも対応可能です。もしくは、ヘアスタイルに動きを出すため、髪の毛先のみにアイロンパーマをかけることもできます。
髪の全体だけではなく、局所的なパーマにも向いているのです。
「アイロンパーマ」と「アイパー」の違いとは?
アイロンパーマと似たような用語で「アイパー」というものがあります。これはアイロンパーマの略語と一見思われがちですが、実はまったくの別物です。
繰り返しますが、アイロンパーマは、丸型アイロンや多角形アイロンでセットして、クセ毛風のヘアスタイルにするかけ方です。
それに対して「アイパー」は、平型アイロンや平コテを使います。アイパーのかけ方は、ヘアスタイルにウェーブをかけず、直毛のストレートへアのままアイロンやコテで曲線を描くようにぐるっと曲げる方法です。
たとえばパンチパーマのヘアスタイルは、髪全体のシルエットはアイパーに似ていますが、実は強くて細かいパーマがたくさんかかっています。これはアイロンパーマに分類されるかけ方です。
アイロンパーマのかけ方をご紹介!
ヘアサロンでアイロンパーマをかけてもらうときの、大まかな手順をご紹介しましょう。
かけ方(1) カットやシャンプーで髪を整えます
かけ方(2) パーマ液1剤(“還元剤”と呼ばれます)を髪に塗布します
かけ方(3) 1剤が髪に浸透したら、髪を洗い流してドライヤーで完全に乾かします
かけ方(4) 丸型もしくは多角形アイロンで、希望のカールやウェーブをかけます
かけ方(5) パーマのかかり具合をチェックしたら、1剤を洗い流します
かけ方(6) パーマ液2剤(“酸化剤”と呼ばれます)を髪に塗布して放置します
かけ方(7) 浸透したら2剤を洗い流します
かけ方(8) アイロンパーマの完成!トリートメントとスタイリングを行います
アイロンパーマにかかる値段・施術時間はどのくらい?
アイロンパーマをかけるには、およそ2時間ほどの施術時間が必要です。
お値段は、他のパーマと同じくらいの相場で、¥6.000~8.000くらいを予想しておけばよいでしょう。ただし、サロンによってかなりバラツキがあるのも確かです。また、ロング料金を取るヘアサロンもあるので、注意が必要です。
ヘアサロンを選ぶときは、アイロンパーマの値段よりも、店の口コミや美容師のテクニックを重視して決めるようにしましょう。インターネットでよい評判が流れているようなら、信頼できるサロンと考えていいはずです。
安いヘアサロンが粗悪な技術しかもっていないとは限りませんし、その逆も然りです。高額なお金を払って、イマイチなセットになっては悲しいですよね。
メンズのアイロンパーマ経験者の友達がいたら、ぜひオススメのサロンを紹介してもらいましょう!