「愛」って何だ…?
「愛」という言葉を聞いて意味を明確に説明しろと言われれば、戸惑う人が多いのではないでしょうか?愛とは感じるものであって目に見えるものではありませんし、恋と愛もまた意味が違います。
愛を辞書でひくと「かわいがる心」「慈しむ心」「男女が思い合う心」という言葉で意味を説明してくれます。恋は男女、もしくは同性でも性的魅力を感じる相手に惹かれる気持ちのこと。
対して愛とは恋愛対象の相手以外に家族や子供、ペットなど「愛おしい」と思う対象が広く、また恋のように簡単には揺らがない深さがあります。
愛のない人間は世界で最も不幸な人間だと言いますが、反対に深い愛で人を愛すことのできる人間は世の中で一番幸福な人間です。
失恋を怖がって一歩前に踏み出せない人は不幸にはならないかもしれませんが、幸せにもなれません。
ここでは「愛」をテーマに愛を感じる瞬間やいろいろな愛のカタチについてまとめました。少しでも「愛」についての気づきになれば...
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いろいろある愛のカタチ6選
子どもに「愛」の意味を聞いたらとてもシンプルな解答が返ってきます。それは純粋に愛を肌で感じている真っただ中にいるから。
10代~20代の人に愛について聞くと真っ先に好きな人のことを思い浮かべるでしょう。30代~50代なら子供のことや友人そして親など愛の意味が広がり始めます。
そしてお年寄りになると小さなことでも愛を感じるようになるでしょう。このように愛の形は様々。いろいろな愛の形を見ていきましょう。
①相手の笑顔が見たい
相手の笑顔が見たいと思うのもとてもシンプルな愛の形。
相手のことが大好きだからいつでもその人の笑顔を見ていたいと思うし、反対に悲しい顔をみると同じようにあなたも辛くなるでしょう。
自分が楽しく幸せになりたいと願う以上に、相手が楽しく幸せでいてほしいと願う気持ち。自分より相手の気持ちが優先になったとき恋から愛に進級するのです。
②自分の好きな物を相手に譲りたい
たとえば大好きな食べ物を譲れるかどうかも愛を判断する一つの基準。大好物で誰にも譲りたくない!と思う食べ物が目の前のお皿にのっていたとして、食べずに彼にあげることができますか?
親から子供への愛情なら躊躇なく自分の好きな食べ物をまず子供に与えるでしょう。自分が大好きな美味しい食べ物を子供にも食べてほしいから。
「それ一口頂戴」と言われて少しイラっとしたならまだまだ愛には程遠く、頂戴と言われる前に「これ私が一番好きな食べ物!食べてみて!」とまず食べさせたいと思うのが愛です。
③楽しいことがあると真っ先に顔を思い出す
楽しいこと、いいことがあると真っ先に顔を思い出すのは愛しているから。愛している人がいないのなら楽しいことがあってもそこで完結、自分が楽しいだけで終わってしまいます。
けれど愛している人がいれば自分だけが楽しいのはどこか物足りないと感じます。「こんなに楽しいんだから彼にも体験させてあげたかったな」と相手の顔を真っ先に思い出すでしょう。
楽しいことやいいことは相手とシェアしたいと思うのが愛の一つの形です。
④離れていてもいつも存在を感じる
忙しくてなかなか会えなくても、ずっと離れていても決してその人の存在を忘れることなくいつも頭の片隅に感じているのならそれは愛です。
好きな気持ちも遠距離になると離れてしまうという人がいますが、それは愛を知らないから。本当の愛なら遠距離だっていつも相手の存在を感じるでしょう。
彼だけではなく、親や子供でも同じことです。顔が見えなくてもいつも相手のことを想い元気でいるか心配する心が愛なのです。
⑤悪い出来事から守ってあげたい
相手の幸せな顔が見たいと思うことと同時に、相手を守ってあげたいと思うのも愛です。
誰かに守ってもらいたいと思うのは心細い気持ちや寂しい気持ちがあるからで、必ずしも愛とは言えません。愛はもっと強く守られるよりもその人を悪いことから守ってあげたいと感じるものです。
愛を知ると人は強くなるといいますが、それもそのはず。自分のことよりも相手を守ってあげたいという保護本能が強くなるので、自分自身もまた強くなれるのです。
⑥喧嘩をしても不安にならない
大好きな友達や恋人と喧嘩をすると不安な気持ちになることはありませんか?でも愛なら喧嘩をしても不安にさせられることはありません。
代表的な例が親子喧嘩です。親子はどんなに率直に文句を言っても大げんかになって何日も口をきかなくても不安になることはないでしょう。
そのうちお互い冷静になれば元通りになると知っているからです。どんなに喧嘩をしても揺らがないのが愛。愛とは相手を信用することです。
だからこそ正直な気持ちをそのままぶつけることができるし喧嘩もできる。そうやってもっとお互いの理解を深めていけるのが愛なのです。