ファーストフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」収録曲、「詩書きとコーヒー」。サビで繰り返される「わかんないよ」が頭から離れなくなること間違いなしです。
このキャッチーなサビやポップなギターサウンドと、狭い部屋でもがき苦しむような悲痛な歌詞とのギャップ。
このギャップも「ヨルシカ」の魅力の一つです。
「パレード」
こちらもファーストフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている曲「パレード」です。
音楽的な才能のある「君」を忘れたくないという心情を書いた歌詞から推測するに、「君」は音楽を辞めてしまったのでしょう。そんな「君」に語りかけるようなスローテンポで優しいメロディーの曲です。
綺麗ギター・ピアノの音色が、suisさんの透き通るような歌声を引き立てる美しい名曲。
「一人ぼっちのパレード」という違和感のある歌詞が印象的で心に引っかかりませんか?
「藍二条」
同じくファーストフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」より「藍二乗」。「パレード」のMVと同じく顔がインクで塗りつぶされている人物が出てきますが、うって変わってハイテンポでロックテイスト。suisさんの歌声もカッコよく、非常にスカッとする曲です。
タイトルである「藍二乗」の意味は、「iの二乗」=「−1」。つまり「何かがか欠けている」ということではないでしょうか。また「あいにじょう」…「I need you」、僕には君が必要だという意味も込められているようです。実はそんな切ないラブソングなんです。
ぜひ聴いて!ヨルシカのファン一押しの曲3選
さて続いては、もう「ヨルシカ」の音楽に触れたあなたに聴いてほしいファン一押しの曲3選をご紹介します!これであなたも「ヨルシカ」ファン!
「爆弾魔」
セカンドミニアルバム「負け犬にアンコールはいらない」に収録されている「爆弾魔」。
いつもより感情的なsuisさんの歌声がファンの心を掴んでいるようです。
やり切れない毎日を送る現代の若者の心の叫びを代弁するような、傷ついたあなたが心に隠している怒りを代わりにどこかにぶつけてくれるようなくれるような、そんな曲です。
あの夏を爆破して
思い出を爆破して
酷いよ、君自身は黙って消えたくせに
酷いよ全部
こちらはサビの歌詞です。激しく衝動的ですね。
「ヒッチコック」
セカンドミニアルバム「負け犬にアンコールはいらない」より「ヒッチコック」。1960年公開の「サイコ」などのサスペンス映画の作り手、アルフレッド・ヒッチコックの名前からこの曲名がつけられており、歌詞にも登場します。
青春って値札が背中に貼られていて
ヒッチコックみたいなサスペンスをどこか期待していた
先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。
こんな風に、将来への不安を先生に質問しているように表現された歌詞です。胸が苦しくなるような思春期の感情をユニークに歌詞に表現するn-bunaさんはさすがですよね。
歌詞の内容は苦しいのにsuisさんの歌声はとても可愛らしいのも特徴で、素直に苦しいと泣き叫ぶことはできない泣き笑いのような曲です。その感じも思春期ならではで、若いリスナーから共感を得ているのでしょう。
未来への不安を抱えている方、そんな経験がある方はぜひ聴いてみてください。