初版発行:1995年2月1日
2019年、玉森裕太さん主演で映画化されています。
<ストーリー>
親友の恋人は、自分が一目惚れした女性。しかし、ある朝目覚めると、彼女は自分の恋人として隣にいるのです。何が現実なのかわからなくなる崇史は、二つの「世界」と二つの「記憶」に翻弄されていくことになるのです。
東野圭吾さんのファンの間では、常に語り継がれている傑作です。
第4位:マスカレード・イブ (集英社文庫)
初版発行:2014年8月25日
<ストーリー>
山岸尚美は働いているホテルの客たちが仮面をしていることに気づきます。一方、東京で起きた殺人事件の容疑者は、大阪のホテルに滞在していたと主張するもののホテル名に関しては口をつぐみます。
ホテルマンとして客の仮面を守ろうとする山岸と、犯人の仮面を暴こうとする刑事・新田の戦いが始まります。
山岸と新田それぞれの個人エピソードが盛り込まれた短編集で、どれも軽快なタッチで描かれています。マスカレードシリーズの本編に繋がる話にもなっていてサクッと読めるあたりが東野圭吾さんらしい本になっているのではないでしょうか。
第3位:マスカレード・ホテル (集英社文庫)
初版発行:2011年9月9日
2019年、木村拓哉さん主演で映画化され、興行収入46億円の大ヒット作となりました。
<ストーリー>
東京都内で起きた連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明、不可解ながらも次の予告が入ります。次に狙われるのは超一流ホテル・コルテシア東京。若き刑事・新田浩介は潜入捜査に潜り込みます。
次から次へと訪れる妖しい客に、新田とフロントクラークの山岸が真相に挑みます。
ドラマ化されたこともあり、どうしてもホテルがメインと思い込んでしまうかもしれませんが、原作には登場人物の悲哀が描かれています。細かな心情のわかる原作を是非楽しんでみませんか?
第2位:恋のゴンドラ (実業之日本社文庫)
初版発行:2019年10月4日
<ストーリー>
結婚を間近に控えた広太は、合コンで出会った桃美とスノボ旅行へ出かけます。乗り込んだゴンドラ、そのに居た女性グループの中に同棲中の婚約者の姿が!バレずに山頂までたどり着くことができるのか?!衝撃の愛憎劇が待ち受けます。
短編集になっていますが、それぞれの物語が繋がっていて、オチのある軽快な作品です。ミステリー小説ではなく、ゲレンデの恋のお話といった感じですね。不器用だけど憎めない登場人物たちが面白さを増してくれます。
第1位:危険なビーナス (講談社文庫)
初版発行:2019年8月9日
<ストーリー>
伯朗の弟が突然失踪。弟の妻は魅力的であるもののしたたかな女性で、夫の失踪の原因を探るべく夫の実家に近付きます。
伯朗の妻に協力し、共に失踪の原因を探っていくうちに、次第に弟の妻に惹かれていくのでした。
明るめのラブストーリーが組み込まれていて、それぞれがアクの強い登場人物。そして最後にはどんでん返しが待ち受けているという「これぞ東野圭吾作品」と言える1冊です。
大人気ミステリー作家東野圭吾の作品から目が離せない!
人気作家・東野圭吾さんの作品は、どれも読者を引き込む圧倒的な力があります。思わぬ展開に「やられた!」という思いと、爽快感が生まれるのではないでしょうか。
憎しみや悲しみ、そしてそこに潜む圧倒的な愛…。丁寧でわかりやすい東野圭吾さんの作品にはあなたの心に響く何かがきっと潜んでいるはずです。
これからも東野圭吾さんの新作に期待したいですね。