「グレー感」をどこまで出す?
グレージュはグレーとベージュの中間色と言いましたが、実は自毛にグレージュのカラーリング剤を入れるだけではグレー感はほとんど出ません。
これは元々の日本人の髪色が原因で、ブリーチなしの状態でカラーリングを入れるだけではほぼブラウン系の見た目になってしまうのです。
そのためハッキリとグレーだ、と分かるようなカラーリングの入れ方は、ブリーチで色素を完全に抜いてからでないとダメなのです。
「グレージュって頼んだのにブラウンじゃん!?」とイメージの違いに戸惑ってしまう場合もあるのです。
コントラストを強く出すのか出さないのか
ハイライトでコントラストを強く出すか出さないかをまず決めましょう。これは髪色で明るい部分と暗めの部分をハッキリ出すことでヘアスタイルのラインが強調されます。
オフィスなどでも使いやすいのはコントラストを強く出さない暗めのカラーで。この場合はブリーチなしでオーダーします。
ラインを強く出したいのならばコントラストがはっきり出る明るいカラーを選びます。明るいカラーを選ぶ場合はブリーチが必須になりますので、髪へ多少のダメージがあることは避けられません。
毛先までグラデーションを入れる?
グレージュで毛先までしっかりグラデーションを入れていくと、外国人風のヘアスタイルにより近づくことができます。透明感のあるグレージュカラーと、立体感を出すハイライトの組み合わせはキュートでドーリーな外国人風のヘアスタイルに。
より外国人風のヘアを楽しみたい方は、ぜひ毛先までグラデーションをしっかり入れてもらうようオーダーしましょう。
ハイライトは全体に入れる?それともポイント?
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— 吉祥寺 ショートパーマfeel中村光 (@nakam77) April 16, 2017
ハイライトを全体的に入れていくのか、バングや触角などポイントで入れていくのかも大切なポイントです。全体的に軽やかなラインや立体感が欲しい場合は全体的に、デザイン性が高くこだわりがある場合はポイントでハイライトを入れていきます。
全体的にハイライトを入れる分にはあまり問題はありませんが、ハイライトをポイント使いしたい場合はスタイリストさんにイメージをしっかりと伝えておきましょう。写真やイメージとなる絵を準備しておくと間違いがありません。
ハイライトの幅はどれくらい?
ハイライト幅の入れ方によって、カラーリングの技法が変わりますのでこちらもオーダーの重要なポイントです。印象としてはハイライトが細かくなればなるほど全体的に馴染んで見えます。ハイライトの幅が太くなると、ヘアスタイルのラインが強調されてスタイリッシュな印象へと変わっていきます。
あまりヘアカラーで冒険できない場合は、ハイライトの入れ方はやや細めにオーダーするといいですね。
ボブの場合カウンセリングを慎重に
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— Tree.hair&spa (@treenakameguro) October 28, 2017
ショート/ミディアムヘアで紹介した「ボブ」。このボブですがカラーリング次第ではガーリー&フェミニンといった"甘い"ヘアスタイルやカラーが似合う場合もあるんです。
なのでグレージュ×ハイライトを入れたい、としっかりオーダーするようにしましょう。
またヘアスタイルの派生が非常に多いので、カールをさせたスタイリングをしたいのかどうか、シルエットはどうするか、グラデカットにするのか、レイヤーカットにするのか、などカウンセリングをすることが非常にたくさんあります。
なんとなく「グレージュ×ハイライトが流行ってるから」と言って、イメージを持たずにサロンへ行ってしまうと仕上がりがしっくりこない場合もあります。そのためカウンセリングは慎重にするようにしましょう。
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